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IP Infusion、Broadcom製スイッチングLSI「BCM56850 STRATAXGS(TM) TRIDENT II」向けデータプレーンインテグレーションソフトウェア「ZebIC(TM)」を発表

 株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏 伸哉、以下 ACCESS)の米国子会社IP Infusion Inc.(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:大石 清恭、以下 IP Infusion)は、本日、Broadcom社のスイッチングLSI(※1)「BCM56850 STRATAXGS(TM) TRIDENT II」に対応したデータプレーンインテグレーションソフトウェア「ZebIC(TM)(ゼブアイシー)」を開発し、提供開始した旨を発表しました。「ZebIC」は、主要なスイッチングLSI上に、ハードウェア非依存かつ高拡張性を有するアーキテクチャを提供します。「ZebIC」により、ネットワーク機器メーカは、Broadcom社の「BCM56850 STRATAXGS TRIDENT II」上に、効率よく、迅速に、かつ低コストでネットワークソリューションを開発し、市場投入できるようになります。

 現在、ネットワーク機器メーカはネットワーク仮想化(SDN(※2))への移行を急いでおり、より優れた新製品をいち早く市場投入するという課題に直面しています。そのためにネットワーク機器メーカは、ハードウェア依存部分やデータプレーンの開発と、多様なハードウェア上で動作することを想定したコントロールプレーンの開発を分けて進めるなど、新たなネットワークサービスを迅速に実装することが求められています。データプレーンインテグレーションである「ZebIC」は、柔軟なモジュール構成で設計されている次世代テラビット級ネットワークに対応したコントロールプレーン「ZebOS(R)-XP」と組み合わせることによって、こうしたネットワーク機器メーカの抱える課題を解決します。

 「ZebIC」の主な特長は下記の通りです。

●ハードウェアアブストラクションレイヤーにより、ソフトウェア開発からハードウェア依存部分の開発を分離して進めることができます。
●ハードウェアやOSが提供する様々な機能をコントロールプレーンに提供します。
●ネットワーク機器メーカの新製品開発サイクルおよび収益までの期間を短縮し、不十分な開発資源を最適化し、より速く・低コストで、新世代チップセットへの移行を促進します。

 IP Infusion最高経営責任者(CEO)の大石 清恭は、
「ネットワーク市場は日進月歩のスピードで変化しています。ネットワーク機器メーカの開発はハードウェア優先で進められるため、開発現場には、ソフトウェアの先進性、スピード、そしてアジリティが求められます。『ZebIC』は、実装の経験や専門知識が少ないネットワーク機器メーカでも、迅速かつ低コストで製品開発が出来るように支援するソリューションです」と述べています。

 「ZebIC」は、「ZebOS-XP」のハードウェアやOSへの事前実装、検証、最適化を実現します。ソフトウェアベースのルーティングおよびスィッチングプラットフォームである「ZebOS(R)」は、十数年間にわたり、モバイルバックホールや、キャリアトランスポート、データセンターネットワークといったミッションクリティカルなネットワークに導入されて来ました。「ZebOS-XP」は、「ZebOS」の基盤システムを継承し、コントロールプレーンがデータプレーンより分離された設計となっています。

※1 LSI(Large Scale Integration):大規模集積回路。
※2 SDN(Software Defined Networking):ネットワーク構成を動的に設定するために、ネットワーク全体をソフトウェアで制御(定義)する、という次世代ネットワークコンセプト(技術)。


■IP Infusion Inc.について
 IP Infusionは、最適化されたイーサネットやIPサービス向けに高機能ネットワークソフトウェアを提供する、業界の先駆的企業です。ネットワーク業界の主要メーカは、IP Infusionの「ZebOS(R)」やその他のグローバル向け専門サービスを活用することで、製品の迅速な市場投入や競合他社との差別化を低コストで実現しています。IP Infusionの技術が組み込まれた製品は5大陸のほぼ全てのネットワークに搭載されており、またネットワークの機能向上や設備コストの削減、収益の改善を目指す企業による採用も増えています。IP Infusionはカリフォルニア州サニーベールに本社を置き、ACCESS CO., LTD.の100%出資子会社です。IP Infusionに関する詳細は、 http://www.ipinfusion.com をご覧ください。


■ACCESSについて
 ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台突破のモバイルソフトウェア、並びに世界中の通信機器メーカなどへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力とノウハウを活用して、現在、クラウドを介してスマートデバイス上で多彩なサービスを実現するHTML5ベースのアプリケーション、並びにネットワーク仮想化(SDN)等の先進のネットワーク技術の開発・提供に注力しています。アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。詳細は、 http://jp.access-company.com/ をご覧ください。

※ ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※ IP Infusion、ZebOS、ZebICは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
※ その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
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