紙おむつ使用者の排尿実態を、全国の介護施設・病院と共同検証 要介護高齢者の約8割(※1)から不純物を含んだ“尿”を検出 現場の声を活かしQOL向上と夜間の介護負担低減を目指す
[14/10/20]
提供元:@Press
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ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、社長:高原 豪久)は、介護施設・病院に対して大人用紙おむつを牽引するメーカーとしてお客様に様々な商品やサービスを提供しています。この度、全国の介護施設・病院と共同で大人用紙おむつ使用者を対象に、要介護高齢者の夜間の排尿実態を検証しました。その結果をご報告します。
※1 終日寝て過ごす高齢者を対象、ユニ・チャーム調べ
【不純物を含んだ“尿”を吸収前後の紙おむつの表面 顕微鏡写真】
※ユニ・チャーム撮影
http://www.atpress.ne.jp/releases/52053/img_52053_1.jpg
■検証のまとめ
◆紙おむつを使用する方は、夜間3回以上排尿する方が76%に上る。
◆終日寝て過ごす高齢者の79%に、不純物を含んだ“尿”が見られる。
◆不純物を含んだ“尿”を複数回吸収すると、パッド表面で目詰まりし、
吸収スピードが3倍〜10倍悪化する。
■検証の背景
近年、高齢者介護に関する問題が深刻化する中、この5年で高齢者人口が更に368万人(※2)増加しました。高齢者の介護の中で、三大介護とされる「入浴・食事・排泄ケア」が挙げられますが、その中で最も負担が大きいのが「排泄ケア」です。特に、夜間のおむつ交換は、ご本人にとっても介護者にとっても、肉体的・精神的に負担が大きいのが実態です。このような中、当社は、1999年よりケアアドバイザー制度を導入し、尿量にあわせた紙おむつ選びやおむつのあて方の指導を介護施設・病院の現場の方々へ行い、排泄ケアの負担軽減をサポートしてきました。
しかしながら、モレや肌トラブルの不安から5割以上(※3)の介護施設・病院で、深夜におむつ交換を実施しています。その理由は様々ですが、「吸収量の多い紙おむつを選んだのにモレてしまった」「紙おむつをしっかりあてたはずなのにモレてしまった」など、モレの原因がわからないことがありました。
そこでこの度、全国の介護施設・病院にご協力頂き、要介護高齢者の夜間の排尿実態を調査しました。その実態の検証結果をご報告します。
※2 総務省統計局人口推計データ(平成25年10月1日時点。)
※3 ユニ・チャーム調べ
■検証の概要
1.夜間の排尿実態調査
・調査対象:紙おむつを使用する方25名
・調査期間:2013年8月12日〜2014年6月7日
・調査方法:20:00〜6:00の約10時間、ユニ・チャーム独自の
排尿探知センサーによる排尿回数・尿量を測定
2.尿成分調査
・調査対象:終日寝て過ごすことの多いテープ止め使用者62名
・調査期間:2010年6月〜2014年7月14日
・調査方法:採取した尿を臨床検査専門機関で分析
■検証の結果
(1)紙おむつを使用する方は、夜間3回以上排尿する方が76%に上る。(19名)
http://www.atpress.ne.jp/releases/52053/img_52053_2.jpg
(2)終日寝て過ごす高齢者の79%に、不純物を含んだ“尿”が見られる。
http://www.atpress.ne.jp/releases/52053/img_52053_3.jpg
(3)(2)で検証したような不純物を含んだ“尿”を複数回吸収すると、
パッド表面で目詰まりし、吸収スピードが3倍〜10倍(※4)悪化する
http://www.atpress.ne.jp/releases/52053/img_52053_4.jpg
※4 尿の状態の個人差や日によって、目詰まりの発生度合いが異なります。
■検証の成果と考察
これまで尿モレの多くは尿量にあわせた紙おむつ選びと、適切な使い方やあて方で解決できると考えてきました。しかし、病院・介護施設の現場の方々から「吸収量の多いパッドを使っているのにモレが発生してしまうので、やむを得ず深夜におむつ交換をしている」という悩みを頂きました。当社では、「一人でも多くの高齢者に夜はぐっすり眠ってもらいたい」その思いから、要介護高齢者の尿成分にフォーカスして分析を行い、モレ発生のメカニズムを研究しました。
今回の検証から、終日寝て過ごす高齢者の79%に、不純物を含んだ“尿”が見られました。また、その不純物を含んだ“尿”を複数回吸収すると、紙おむつ表面に不純物が目詰まりし、吸収スピードが3倍〜10倍悪化することがわかりました。
今後、介護施設・病院に対して「夜はぐっすり眠り、昼はできるだけ離床促進でいきいき過ごして頂く」生活リズムを創るケアの製品や排泄ケアで、サポートしていきます。
■会社概要
社名 :ユニ・チャーム株式会社
設立 :1961年2月10日
本店 :愛媛県四国中央市金生町下分182番地
本社 :東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館
社員数 :1,234名[グループ合計10,855名](2013年3月)
事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品、
ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、
ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売
≪消費者の方のお問い合わせ先≫
ユニ・チャーム株式会社 お客様相談センター
0120-041-062
ユニ・チャーム株式会社 ホームページアドレス
http://www.unicharm.co.jp/
※1 終日寝て過ごす高齢者を対象、ユニ・チャーム調べ
【不純物を含んだ“尿”を吸収前後の紙おむつの表面 顕微鏡写真】
※ユニ・チャーム撮影
http://www.atpress.ne.jp/releases/52053/img_52053_1.jpg
■検証のまとめ
◆紙おむつを使用する方は、夜間3回以上排尿する方が76%に上る。
◆終日寝て過ごす高齢者の79%に、不純物を含んだ“尿”が見られる。
◆不純物を含んだ“尿”を複数回吸収すると、パッド表面で目詰まりし、
吸収スピードが3倍〜10倍悪化する。
■検証の背景
近年、高齢者介護に関する問題が深刻化する中、この5年で高齢者人口が更に368万人(※2)増加しました。高齢者の介護の中で、三大介護とされる「入浴・食事・排泄ケア」が挙げられますが、その中で最も負担が大きいのが「排泄ケア」です。特に、夜間のおむつ交換は、ご本人にとっても介護者にとっても、肉体的・精神的に負担が大きいのが実態です。このような中、当社は、1999年よりケアアドバイザー制度を導入し、尿量にあわせた紙おむつ選びやおむつのあて方の指導を介護施設・病院の現場の方々へ行い、排泄ケアの負担軽減をサポートしてきました。
しかしながら、モレや肌トラブルの不安から5割以上(※3)の介護施設・病院で、深夜におむつ交換を実施しています。その理由は様々ですが、「吸収量の多い紙おむつを選んだのにモレてしまった」「紙おむつをしっかりあてたはずなのにモレてしまった」など、モレの原因がわからないことがありました。
そこでこの度、全国の介護施設・病院にご協力頂き、要介護高齢者の夜間の排尿実態を調査しました。その実態の検証結果をご報告します。
※2 総務省統計局人口推計データ(平成25年10月1日時点。)
※3 ユニ・チャーム調べ
■検証の概要
1.夜間の排尿実態調査
・調査対象:紙おむつを使用する方25名
・調査期間:2013年8月12日〜2014年6月7日
・調査方法:20:00〜6:00の約10時間、ユニ・チャーム独自の
排尿探知センサーによる排尿回数・尿量を測定
2.尿成分調査
・調査対象:終日寝て過ごすことの多いテープ止め使用者62名
・調査期間:2010年6月〜2014年7月14日
・調査方法:採取した尿を臨床検査専門機関で分析
■検証の結果
(1)紙おむつを使用する方は、夜間3回以上排尿する方が76%に上る。(19名)
http://www.atpress.ne.jp/releases/52053/img_52053_2.jpg
(2)終日寝て過ごす高齢者の79%に、不純物を含んだ“尿”が見られる。
http://www.atpress.ne.jp/releases/52053/img_52053_3.jpg
(3)(2)で検証したような不純物を含んだ“尿”を複数回吸収すると、
パッド表面で目詰まりし、吸収スピードが3倍〜10倍(※4)悪化する
http://www.atpress.ne.jp/releases/52053/img_52053_4.jpg
※4 尿の状態の個人差や日によって、目詰まりの発生度合いが異なります。
■検証の成果と考察
これまで尿モレの多くは尿量にあわせた紙おむつ選びと、適切な使い方やあて方で解決できると考えてきました。しかし、病院・介護施設の現場の方々から「吸収量の多いパッドを使っているのにモレが発生してしまうので、やむを得ず深夜におむつ交換をしている」という悩みを頂きました。当社では、「一人でも多くの高齢者に夜はぐっすり眠ってもらいたい」その思いから、要介護高齢者の尿成分にフォーカスして分析を行い、モレ発生のメカニズムを研究しました。
今回の検証から、終日寝て過ごす高齢者の79%に、不純物を含んだ“尿”が見られました。また、その不純物を含んだ“尿”を複数回吸収すると、紙おむつ表面に不純物が目詰まりし、吸収スピードが3倍〜10倍悪化することがわかりました。
今後、介護施設・病院に対して「夜はぐっすり眠り、昼はできるだけ離床促進でいきいき過ごして頂く」生活リズムを創るケアの製品や排泄ケアで、サポートしていきます。
■会社概要
社名 :ユニ・チャーム株式会社
設立 :1961年2月10日
本店 :愛媛県四国中央市金生町下分182番地
本社 :東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館
社員数 :1,234名[グループ合計10,855名](2013年3月)
事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品、
ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、
ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売
≪消費者の方のお問い合わせ先≫
ユニ・チャーム株式会社 お客様相談センター
0120-041-062
ユニ・チャーム株式会社 ホームページアドレス
http://www.unicharm.co.jp/