企業向けログ管理システム「SyLAS」を無償公開 〜重要なシステム管理における容量等の問題を一気に解決〜
[14/10/24]
提供元:@Press
提供元:@Press
株式会社デージーネット(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:恒川 裕康)は、自社で開発し、企業向けに提供してきたログ管理システムのコードを「SyLAS」という名称で公開しました。「SyLAS」を使うことで、WWWサーバやメールサーバのログを集中管理したり、ログに異常なメッセージが記録されたりした時に管理者へ通知することができるようになります。
■重要なシステム管理業務である“サーバのログ管理”
システムに何らかの障害が発生したり、ユーザから動作に関する問い合わせがあったりした場合には、システム管理者はログの情報を頼りに問題を解析します。そのため、調査を迅速に行うためには、ログを適切に管理しておく必要があります。特に個人情報や機密情報を扱うサーバでは、いつ誰がシステムにアクセスしたか、誰がデータを参照したかということを適切に記録する必要があり、近年ログ管理は、ますます重要なシステム管理業務となっています。
■ログ管理のさまざまな問題
ログを管理する上では、ログの取りこぼしや、保管時の容量、複数のサーバが統合管理できない、といったさまざまな問題があります。
また、Linuxなど多くのシステムでは、インターネット標準のsyslogという方式でログが管理されています。Red Hat Enterprise Linuxなどで採用されているrsyslogは、syslog形式でログを管理するためのソフトウェアです。rsyslogは、こうした問題を解決するため、ログをリモートのサーバに転送したり、データベースへ保管したりする機能を持っています。しかしながら、rsyslogにはデータベースに保管されたログを閲覧するためのソフトウェアが付属していません。そのため、多くのユーザがこれらの機能を利用していません。
また、オープンソースの統合監視ソフトウェアとして有名なZabbixも、ログをデータベースへ保管し、統合管理するための機能を持っています。しかし、障害時にログが大量に発生するとデータベースへの負荷が高くなリ、監視のためのリソースが不足する可能性が高いことから、監視機能とログ管理機能を同時に使うことは、あまり推奨されていません。
■従来のログ管理における問題を「SyLAS」が解決
「SyLAS」は、こうした問題を解決するためにデージーネットが開発したオープンソースのログ管理ソフトウェアです。rsyslogがデータベースに保管したデータを、WEBから参照する機能やrsyslogのログ通知機能を有効に活用するための管理インタフェースを提供しています。
図:「SyLAS」のシステム構成
http://www.atpress.ne.jp/releases/52610/img_52610_1.png
rsyslogと「SyLAS」を組み合わせて利用することで、次のようなメリットがあります。
・安定したログ保管を実現
ログは、rsyslogという定番の安定したソフトウェアで受け取り保管します。Red Hat Enterprise Linuxなどの商用Linuxを使えば、rsyslogは一般的なサポート対象となっています。そのため、安心して利用することができます。
・統合管理が実現
rsyslogのリモートログ管理機能を使うことで、複数のサーバのログを一台のコンピュータに集約することができます。そのログを「SyLAS」から参照することで、ログを統合的に管理することができます。「SyLAS」では、一旦統合されたログを、機能や用途によって再グループ化して検索することもできます。こうした機能を活用すれば、必要なログを迅速に探すことができます。
・大容量のログも管理
rsyslogでログデータをデータベースに保管することで、検索性を損なわず、ログを圧縮した形式で効率的に保管することができます。
・ログの取りこぼしを最小に
ログの保管はrsyslogだけで行います。保管先は高速なデータベースとして定評のあるMySQLですので、全体としても非常に軽量なシステムとなります。そのため、ログの取りこぼしを最小限に抑えることができます。
・問題発生時に、メールなどで通知
「SyLAS」から、rsyslogのログ検査機能の設定を行うことができます。この機能を使って、ログに特定の文字列が含まれている場合に、メールを送信するなどのアクションを設定することができます。
図:「SyLAS」の画面例
http://www.atpress.ne.jp/releases/52610/img_52610_2.png
■「SyLAS」の稼働条件
「SyLAS」は、現在のところRed Hat Enterprise Linux 6、CentOS 6などのディストリビューションで動作が確認されています。「SyLAS」の動作には、次のようなディストリビューション標準のソフトウェアが必要です。
・Red Hat Enterprise Linux 6, CentOS 6
・rsyslog
・Apache (Web Server)
・PHP 5.1以上(mbstring、mcrypt、mysqlモジュール)
・MySQL
・sudo
■参考情報
デージーネットのホームページのOSS情報
http://www.designet.co.jp/open_source/
「SyLAS」インストールマニュアル
http://www.designet.co.jp/open_source/sylas/
「SyLAS」のダウンロード<SourceForge.JP>
http://sourceforge.jp/projects/sylas/
■「SyLAS」のサポート
「SyLAS」は、無償で利用することができますが、デージーネットでは次の有償サポートも提供します。
ログ管理サーバの構築費用 :30万円〜(ハードウェアを含まず)
「SyLAS」インストレーションサポート:10万円(2ヶ月間無制限)
「SyLAS」バグフィックスサポート :3万円(年間)
「SyLAS」Q&Aサポート :6万円〜(クーポン制)
<一般の方からのお問い合わせ先>
https://www.designet.co.jp/contact/index.php
■会社概要
会社名: 株式会社デージーネット
代表者: 代表取締役 恒川 裕康
本社 : 〒465-0025 愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
資本金: 1,000万円
URL : http://www.designet.co.jp/
■重要なシステム管理業務である“サーバのログ管理”
システムに何らかの障害が発生したり、ユーザから動作に関する問い合わせがあったりした場合には、システム管理者はログの情報を頼りに問題を解析します。そのため、調査を迅速に行うためには、ログを適切に管理しておく必要があります。特に個人情報や機密情報を扱うサーバでは、いつ誰がシステムにアクセスしたか、誰がデータを参照したかということを適切に記録する必要があり、近年ログ管理は、ますます重要なシステム管理業務となっています。
■ログ管理のさまざまな問題
ログを管理する上では、ログの取りこぼしや、保管時の容量、複数のサーバが統合管理できない、といったさまざまな問題があります。
また、Linuxなど多くのシステムでは、インターネット標準のsyslogという方式でログが管理されています。Red Hat Enterprise Linuxなどで採用されているrsyslogは、syslog形式でログを管理するためのソフトウェアです。rsyslogは、こうした問題を解決するため、ログをリモートのサーバに転送したり、データベースへ保管したりする機能を持っています。しかしながら、rsyslogにはデータベースに保管されたログを閲覧するためのソフトウェアが付属していません。そのため、多くのユーザがこれらの機能を利用していません。
また、オープンソースの統合監視ソフトウェアとして有名なZabbixも、ログをデータベースへ保管し、統合管理するための機能を持っています。しかし、障害時にログが大量に発生するとデータベースへの負荷が高くなリ、監視のためのリソースが不足する可能性が高いことから、監視機能とログ管理機能を同時に使うことは、あまり推奨されていません。
■従来のログ管理における問題を「SyLAS」が解決
「SyLAS」は、こうした問題を解決するためにデージーネットが開発したオープンソースのログ管理ソフトウェアです。rsyslogがデータベースに保管したデータを、WEBから参照する機能やrsyslogのログ通知機能を有効に活用するための管理インタフェースを提供しています。
図:「SyLAS」のシステム構成
http://www.atpress.ne.jp/releases/52610/img_52610_1.png
rsyslogと「SyLAS」を組み合わせて利用することで、次のようなメリットがあります。
・安定したログ保管を実現
ログは、rsyslogという定番の安定したソフトウェアで受け取り保管します。Red Hat Enterprise Linuxなどの商用Linuxを使えば、rsyslogは一般的なサポート対象となっています。そのため、安心して利用することができます。
・統合管理が実現
rsyslogのリモートログ管理機能を使うことで、複数のサーバのログを一台のコンピュータに集約することができます。そのログを「SyLAS」から参照することで、ログを統合的に管理することができます。「SyLAS」では、一旦統合されたログを、機能や用途によって再グループ化して検索することもできます。こうした機能を活用すれば、必要なログを迅速に探すことができます。
・大容量のログも管理
rsyslogでログデータをデータベースに保管することで、検索性を損なわず、ログを圧縮した形式で効率的に保管することができます。
・ログの取りこぼしを最小に
ログの保管はrsyslogだけで行います。保管先は高速なデータベースとして定評のあるMySQLですので、全体としても非常に軽量なシステムとなります。そのため、ログの取りこぼしを最小限に抑えることができます。
・問題発生時に、メールなどで通知
「SyLAS」から、rsyslogのログ検査機能の設定を行うことができます。この機能を使って、ログに特定の文字列が含まれている場合に、メールを送信するなどのアクションを設定することができます。
図:「SyLAS」の画面例
http://www.atpress.ne.jp/releases/52610/img_52610_2.png
■「SyLAS」の稼働条件
「SyLAS」は、現在のところRed Hat Enterprise Linux 6、CentOS 6などのディストリビューションで動作が確認されています。「SyLAS」の動作には、次のようなディストリビューション標準のソフトウェアが必要です。
・Red Hat Enterprise Linux 6, CentOS 6
・rsyslog
・Apache (Web Server)
・PHP 5.1以上(mbstring、mcrypt、mysqlモジュール)
・MySQL
・sudo
■参考情報
デージーネットのホームページのOSS情報
http://www.designet.co.jp/open_source/
「SyLAS」インストールマニュアル
http://www.designet.co.jp/open_source/sylas/
「SyLAS」のダウンロード<SourceForge.JP>
http://sourceforge.jp/projects/sylas/
■「SyLAS」のサポート
「SyLAS」は、無償で利用することができますが、デージーネットでは次の有償サポートも提供します。
ログ管理サーバの構築費用 :30万円〜(ハードウェアを含まず)
「SyLAS」インストレーションサポート:10万円(2ヶ月間無制限)
「SyLAS」バグフィックスサポート :3万円(年間)
「SyLAS」Q&Aサポート :6万円〜(クーポン制)
<一般の方からのお問い合わせ先>
https://www.designet.co.jp/contact/index.php
■会社概要
会社名: 株式会社デージーネット
代表者: 代表取締役 恒川 裕康
本社 : 〒465-0025 愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
資本金: 1,000万円
URL : http://www.designet.co.jp/