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メディケア生命保険株式会社調べ 1年間で親孝行に使える金額の平均は約7万4千円、男性は約9万円、女性は約5万8千円

メディケア生命保険株式会社(http://www.medicarelife.com/)(本社:東京都江東区、取締役社長:高尾延治)は、「家族の絆と老後の生活に関する意識調査」をインターネットリサーチにより、2014年10月21日〜10月23日の3日間において実施し、親・配偶者・子どもがいる40〜59歳の男女1,000名の有効サンプルを集計いたしました。(調査協力機関:ネットエイジア株式会社)

11月11日は「介護の日」、11月22日は「いい夫婦の日」です。これらの日をきっかけに、親子関係や家族関係について考える人も多いのではないでしょうか。そこで、親孝行や親子の会話の実態、老後の生活に対する意識を探るため、親・配偶者・子どもがいる40〜59歳の男女1,000名(全回答者)に、「家族の絆と老後の生活に関する意識調査」を行いました。


◆11月11日「介護の日」の認知率 わずか6%
◆11月22日「いい夫婦の日」の認知率は約9割
◆2015年介護保険改正の認知率は2割

全回答者(1,000名)に、「介護の日」、「いい夫婦の日」を知っていたか聞いたところ、11月11日が「介護の日」であることの認知率は6.4%、11月22日が「いい夫婦の日」であることの認知率は87.2%となりました。
昨年の調査でも「介護の日」の認知率は4.9%であったことから、介護の日の認知があまり進んでいない状況が窺えました。
また、介護の日にちなみ、2015年から介護保険が改正されることを知っていたか聞いたところ、認知率は20.0%と5人に1人の割合となりました。


◆大人になってから親の愛を感じるのは「子育てをしているとき」約4割
◆女性は男性より「自分の味方になってくれたとき」に親の愛を感じる傾向

大人になってから感じる親の愛について聞きました。
全回答者(1,000名)に、大人になってから、どのようなときに、親の愛を感じたか聞いたところ、「自分の子どもが生まれたとき」41.6%が最も多く、「自分が子育てをしているとき」37.4%、「自分の子どもの成長を感じたとき」37.1%、「自分の近況を気にしてくれたとき」33.0%、「相談相手になってもらったとき」28.6%が続きました。自分が親になり、子育てや子どもの成長を通じて、親の愛を感じた人が多いようです。

男女別にみると、多くの項目で男性よりも女性のほうが高くなりましたが、特に、「相談相手になってもらったとき」(男性16.2%、女性41.0%)や「自分の味方になってくれたとき」(男性17.4%、女性36.4%)、「自分の心配事に大丈夫といってくれたとき」(男性12.6%、女性29.2%)、「自分の近況を気にしてくれたとき」(男性24.8%、女性41.2%)では女性のほうが10ポイント以上高くなりました。親とのつながりによって親の愛を感じているのは、男性よりも女性のようです。


◆「親孝行していると思う」4割半、40代より50代のほうが高い傾向
◆「親孝行されている」 実感しているのは2人に1人

全回答者(1,000名)に、親孝行について聞きました。
まず、自身が親孝行していると思うか聞いたところ、「親孝行していると思う」は43.9%と半数を下回る結果となりました。
男女別に見ると、「親孝行していると思う」は男性よりも女性のほうが高く、男性の37.4%に対して女性では50.4%となりました。
また、世代別に見ると、40代は36.4%、50代は51.4%となり、40代より50代のほうが「親孝行していると思う」は高くなりました。
さらに、親との同居状況別に見ると、同居している層では57.3%、別居している層では41.1%となりました。親孝行には、親との同居状況も影響しているようです。

次に、自身が親孝行されていると思うか聞いたところ、「親孝行されていると思う」は50.9%と、子どもに親孝行されていると感じている人は半数となりました。親孝行していると感じている人よりも親孝行されていると感じている人のほうが多いようです。
この傾向は、性別でみると特に男性、世代でみると40代でみられ、男性では「親孝行していると思う」は37.4%でしたが、「親孝行されていると思う」は47.4%、40代では「親孝行していると思う」は36.4%、「親孝行されていると思う」は52.2%となり、どちらも「親孝行されていると思う」が10ポイント以上高くなりました。


◆最近した親孝行 「親の話をきく」「親の健康を気遣う」「母の日・父の日にプレゼント」
◆「金銭的に援助する」ことで親孝行を実践、親孝行している人の約1割と少数派
◆会話による親孝行は、男性よりも女性が熱心な傾向
◆1年間で親孝行に使える金額の平均は約7万4千円、男性は約9万円、女性は約5万8千円

それでは、親孝行している人は、どのような親孝行をしているのでしょうか。
自身が親孝行をしていると思う439名に、最近、どのような親孝行をしたか聞いたところ、「親の話をきく」68.3%が最も多く、「親の健康を気遣う」65.8%、「母の日・父の日にプレゼント」64.7%が6割台、「お盆や年末年始などに顔をみせる」53.5%、「孫の成長をみてもらう」50.3%が5割台で続きました。他方、「金銭的に援助する」は11.4%と約1割という結果となりました。

男女別に見ると、親孝行していると思う割合の高かった女性のほうが、多くの項目で実施している割合は高くなりましたが、特に「親に自分の話をする」(男性26.7%、女性55.2%)や「親の話をきく」(男性54.5%、女性78.6%)といった会話による親孝行では女性のほうが20ポイント以上高くなりました。他方、「敬老の日にプレゼント」は男性(27.3%)のほうが女性(19.0%)より高くなりました。

さらに、親孝行に、1年間でどのくらいの金額を使えるか聞いたところ、「1万円〜2万円未満」20.3%、「5万円〜10万円未満」19.7%、「10万円〜20万円未満」17.5%の回答が多く、平均は約7万4千円となりました。
男女別にみると、男性では「10万円〜20万円未満」(23.6%)の回答が最も多く、平均額は約9万円、一方、女性では「5万円〜10万円未満」(21.6%)の回答が最も多く、「1万円〜2万円未満」がほぼ同率(21.0%)となり、平均額は約5万8千円でした。親孝している割合では女性のほうが高くなりましたが、親孝行に使える金額の平均は男性のほうが多い結果となりました。


◆それって親孝行!?
「自分も一緒に楽しめるような親孝行がいい」 約9割
「支払いは親でも、一緒に買い物や旅行に行けば親孝行だと思う」 約7割
「家事代行など、代行サービスを使っても親孝行だと思う」 6割半

親孝行することについて、どのように考えられているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、親孝行に対する考えを聞いたところ、同意率(「非常にあてはまる」と「どちらかといえばあてはまる」の合計、以下同様)は、《自分も一緒に楽しめるような親孝行がいいと思う》では88.8%、《支払いは親でも、一緒に買い物や旅行に行けば親孝行だと思う》では71.2%となりました。親孝行でも、親だけがいい思いをするのではなく、自分も一緒にいい思いをしたいと思っている人が多い様子が窺えました。また、《家事代行など、代行サービスを使っても親孝行だと思う》では同意率は63.2%となり、代行サービスを使っても親孝行にかわりはないと考える人が6割以上となりました。

これらの親孝行に対する考えに同意する割合は、親孝行していると思う層(439名)のほうが親孝行していると思わない層(561名)よりも高くなり、親孝行していると思う層の同意率は、《自分も一緒に楽しめるような親孝行がいいと思う》では93.9%、《支払いは親でも、一緒に買い物や旅行に行けば親孝行だと思う》では77.2%、《家事代行など、代行サービスを使っても親孝行だと思う》では70.8%となりました。親孝行していると思う層のほうが、親孝行で自分も一緒にいい思いをしたいと思っていたり、親孝行に対するハードルを低く設定していたりする様子が窺えました。

子どもに会話による親孝行を望んでいるのは、特に、自身が親孝行をしていると思う層で、「話をきいてくれる」は親孝行していると思う層42.8%に対し、親孝行していると思わない層では25.7%、「自分の話をしてくれる」は親孝行していると思う層50.6%に対し、親孝行していると思わない層では38.1%となりました。また、「一緒に旅行やレジャーに出かける」(親孝行していると思う層39.0%、親孝行していると思わない層25.8%)や「一緒に買い物に出かける」(親孝行していると思う層29.6%、親孝行していると思わない層17.5%)でも親孝行していると思う層のほうが高くなり、自分が親孝行していると思う層ほど、子どもと一緒に過ごしたいと思っている様子が窺えました。親孝行をしている人は、親と自分、自分と子どもといった家族とのつながりに対する意識が強いのかもしれません。


◆親とよく会話している 男性4割、女性6割半
◆子どもとよく会話している 男性6割半、女性8割半
◆親との会話のネタがなくて困る 男性の約3人に1人

自分がしている親孝行のトップは「親の話をきく」となり、また、自分が子どもに望む親孝行でも上位に「自分の話をしてくれる」、「話をきいてくれる」が挙がりました。親子の会話は親孝行にとって重要な要素となっているようです。
そこで、親子の会話状況について聞きました。

まず、全回答者(1,000名)に、親や子どもと会話しているか聞いたところ、《自分は(自身の)親とよく会話している》の同意率は53.5%、《自分は子どもとよく会話している》では74.1%となりました。
男女別にみると、親、子どものどちらとも女性のほうがよく会話しているようで、親とよく会話しているのは男性41.0%、女性66.0%、子どもとよく会話しているのは男性64.0%、女性84.2%と、どちらも20ポイント以上女性のほうが高くなりました。

次に、親や子どもとの会話のネタについて困ることがあるか聞いたところ、《(自身の)親との会話のネタがなくて困ることがある》の同意率は31.1%、《子どもとの会話のネタがなくて困ることがある》は19.4%となりました。
男女別にみると、会話のネタに困っている割合は男性のほうが高く、親との会話のネタに困っているのは男性36.8%、女性25.4%、子どもとの会話のネタに困っている割合は男性27.4%、女性11.4%となりました。


◆親との会話内容 「日常の出来事」が約9割、「親の将来」については約1割にとどまる
◆子どもとの会話内容 「日常の出来事」に続き、「テレビ番組・映画」が2位で半数超に

それでは、親や子どもとよく会話している人は、どのような話をしているのでしょうか。
まず、親とよく会話をしている535名に、日頃、親とどのような話題で会話をしているか聞いたところ、「日常の出来事」92.3%が最も多く、「子ども(親からみた孫)の将来」44.3%、「親戚関係」35.9%、「事件や事故」34.4%、「テレビ番組・映画」29.2%が続きました。日常の出来事に続いて多かったのは、子どもや親戚の話題で、家族や親戚の話題が多い様子が窺えた一方、「親(子からみた祖父祖母)の将来」については、11.6%と約1割にとどまる結果となりました。

次に、子どもとよく会話をしている741名に、日頃、子どもとどのような話題で会話をしているか聞いたところ、「日常の出来事」91.6%が最も多く、「テレビ番組・映画」55.1%、「趣味」39.1%、「事件や事故」35.2%、「旅行やレジャー」32.9%が続きました。
親や子どもとの会話のネタに困っているという人もみられましたが、親や子どもとよく会話している人の話題のトップは、どちらも「日常の出来事」でした。その日あったことなどを話しているうちに、話題が広がっていくこともあるのではないでしょうか。会話のネタに困ったときほど、その日の出来事を話題にしてみるのもいいかもしれません。


◆老後の生活のイメージは「期待」8%、「不安」92%と厳しい将来を予測
◆シニアライフの予想 “共働きシニア”になると思う 約4割
◆老後に離れて暮らす子どもとの連絡手段で使いたい 4人に1人が「LINE」

親孝行や親子の会話についてみてきましたが、自身の老後の生活についても聞きました。
まず、全回答者(1,000名)に、自身の老後の生活のイメージを聞いたところ、「期待(に近い)」が8.0%、「不安(に近い)」が92.0%となり、大多数が、老後の生活に対し、期待よりも不安のほうを強く感じている結果となりました。
次に、共働きシニア(※)が増えていると言われていますが、自身と配偶者が共働きシニアになると思うか聞いたところ、「なると思う」が41.2%、「ならないと思う」が58.8%となり、全体の4割が共働きシニアになると予想しました。
※共働きシニアとは、65歳を過ぎても夫婦で働くシニアのこと

また、自分の老後に子どもへ状況を知らせる(確認してもらう)ために使いたいと思うものを聞いたところ、最も多かったのは「ケータイ・スマホの通話機能」で71.8%となり、「固定電話の通話機能」44.7%、「ケータイ・スマホの写メール機能」34.2%、「LINE(メッセージ・無料通話)」25.4%、「Skype(無料通話・テレビ電話機能)」14.9%が続きました。電話の通話機能やメールに次いで高かったのは「LINE(メッセージ・無料通話)」で、4人に1人が老後の子どもへの連絡に使いたいとしました。
昨年の調査結果と比較をすると、「LINE」は19.9%から25.4%へ上昇しており、5人に1人だった割合が、4人に1人の割合となりました。他方、「ケータイ・スマホのテレビ電話機能」は23.2%から14.5%へ下がる結果となりました。


◆「シニア家電」に興味がある “自分の利用”で5割半、“親の利用”で6割半
◆「シニアマンション」に“親の利用”で興味がある 4割半、「介護ロボット」では3割半
◆理想の老後の生活とは? 「ドライブ・旅行を楽しむ」3割強、“海外生活”や“恋愛”を楽しみたいとの回答も

最近では、シニア家電やシニア向けファッションなど、シニアを意識した商品が多く出ています。
そこで、全回答者(1,000名)に、シニア向け商品・サービスについて、自分の利用と親の利用で興味があるか聞いたところ、「楽に使える家電(軽量化された掃除機や楽に物を取り出せる冷蔵庫)」では53.1%と半数以上が興味を示し、「毎日の食事や健康・医療サポート、コミュニティスペース、運動設備が整っている分譲マンション」は36.5%と3人に1人、「介護ロボット(介護される人の自立を支援するロボット)」(26.5%)と「孫育て講座(現在の子育て事情や孫育てのコツなどを学ぶ講座)」(26.3%)はそれぞれ4人に1人が興味を示しました。
また、親の利用についての興味をみると、「楽に使える家電」は66.4%と3人に2人が興味を示し、「毎日の食事や健康・医療サポート、コミュニティスペース、運動設備が整っている分譲マンション」は46.0%、「介護ロボット」は37.3%が興味を示しました。
自分の利用、親の利用のどちらについても、興味がある人の割合が半数以上となったのは“シニア家電”でした。

最後に、全回答者(1,000名)に、“理想の老後の生活”とは、どのような生活か聞いたところ、「のんびり過ごす」が最も多く39.1%、次いで「家族、子ども、孫との時間を楽しむ」38.9%がほぼ同率で続き、「趣味・習い事を楽しむ」32.9%、「ドライブや旅行を楽しむ」32.5%、「食を楽しむ」27.5%がさらに続きました。趣味・習い事やドライブ・旅行、食を通じて、アクティブに老後を楽しみたいと思っている人も多いようです。また、わずかではありましたが、「海外生活を楽しむ」5.5%や「恋愛を楽しむ」1.9%といった回答もみられました。
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