日本ロングライフ調べ 人生の円熟期“プレミアムエイジ”と理想のセカンドライフに関する意識調査
[15/01/16]
提供元:@Press
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セカンドライフの総合プロデュース企業として総合介護サービスを展開している日本ロングライフ株式会社(http://www.j-longlife.co.jp/)(大阪本社:大阪市北区/東京本社:東京都中央区、代表取締役社長 小嶋(桜井) ひろみ)は、シニアがどのようなセカンドライフ(シニア生活)を理想としているのかを明らかにするため、2014年12月11日〜12月14日の4日間、全国の60〜79歳の男女を対象に、「人生の円熟期“プレミアムエイジ”と理想のセカンドライフに関する意識調査」をインターネットリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。
■人生の円熟期“プレミアムエイジ”の意識
◆プレミアム世代が“ときめく”瞬間 1位「旅行に出かけるとき」、2位「おいしいものを食べる・飲むとき」
◆「親しい仲間と集まるとき」にときめきを感じているプレミアム世代は4割強
◆男性プレミアム世代は“ドライブ・ツーリング”、女性プレミアム世代は“オシャレ”“買い物”で心が躍る!
◆プレミアム世代が“また行きたい”旅行先 1位「北海道」、2位「京都」、3位「東北」
◆離島が人気!? “いつかは行きたい”旅行先では1位「屋久島」、2位「沖縄の離島」、3位「種子島」
◆プレミアム世代の思い出の地 1位「旅行で行き景色がよかった場所」
◆男性プレミアム世代は“仕事に関連する場所”、女性プレミアム世代は“旅行で訪れた場所”が思い出の地
◆プレミアム世代が待ち望んでいる世の中のイベント 1位「東京オリンピック・パラリンピック」、2位「リニア開業」
(プレミアム世代がときめく瞬間)
人生の円熟期である“プレミアムエイジ”(※)の方は、どのようなときに、ときめきを感じているのでしょうか。
全国の60歳〜79歳の男女1,000名(全回答者)に、どのようなときに、喜びや期待で心が躍るか聞いたところ、最も多かったのは「旅行に出かけるとき」で60.5%、次いで、「おいしいものを食べる・飲むとき」53.2%、「きれいな景色をみるとき」48.4%、「親しい仲間と集まるとき」42.2%が続きました。“旅行”“おいしい食事”“きれいな景色”“親しい仲間”によってときめきを感じているプレミアムエイジの方が多いようです。
男女別にみると、「ドライブ・ツーリングに出るとき」(男性21.4%、女性11.4%)や「好きなスポーツ・運動をするとき」(男性22.2%、女性17.2%)は男性のほうが高くなりました。一方、女性では、多くの項目で男性よりも高くなりましたが、「オシャレをするとき」(女性25.0%、男性3.8%)や「買い物をするとき」(女性33.0%、男性15.0%)などでは特に女性のほうが高くなりました。
※本調査では、60歳〜79歳をプレミアムエイジとしました。
(プレミアム世代が行きたい旅行先)
プレミアムエイジの方が“ときめく”ときのトップは、「旅行に出かけるとき」でした。それでは、プレミアムエイジの方は、どこへ旅行に行きたいと思っているのでしょうか。
まず、全回答者(1,000名)に、これまでに行ったことがあり、また行きたいと思う旅行の行き先を聞いたところ、【国内】では、「北海道」70.0%が最も多く、「京都」60.1%、「東北」47.7%、「箱根」45.0%が続きました。
また、【海外】では、「ハワイ/グアム/サイパン」27.9%が最も多く、「パリ」19.8%、「ローマ」17.1%が続きました。
次に、全回答者(1,000名)に、これまでに行ったことはないが、いつかは行きたいと思う旅行の行き先を聞いたところ、【国内】で最も多かったのは「屋久島」で29.1%、「沖縄の離島(石垣/宮古など)」22.3%、「種子島」17.7%、「佐渡ヶ島」16.8%が続きました。
また、【海外】では、「北欧」20.6%が最多となり、「スペイン」16.4%、「ローマ」13.9%が続きました。
(プレミアム世代が忘れられない思い出の地)
全回答者(1,000名)に、自分にとっての“忘れられない思い出の地”を聞いたところ、「旅行で行き景色がよかった場所」36.0%が最も多く、次いで、「旅行で行き楽しかった場所」29.5%、「生まれ故郷」28.3%、「学生時代を過ごした場所」18.2%、「旅行で行き食べ物がおいしかった場所」16.7%、「子どもの頃によく遊んだ場所」14.8%が続きました。旅行で訪れた場所や生まれ故郷が思い出の地になっているプレミアムエイジの方が多い結果となりました。
男女別にみると、“旅行で訪れた場所”を思い出の地として挙げた割合は、男性よりも女性のほうが高く、「旅行で行き景色がよかった場所」は女性41.6%、男性30.4%、「旅行で行き楽しかった場所」は女性35.8%、男性23.2%、「旅行で行き食べ物がおいしかった場所」は女性19.6%、男性13.8%でした。
他方、“仕事に関連する場所”を思い出の地として挙げた割合は、女性に比べ男性のほうが高くなり、「仕事で苦労した場所」は男性13.8%、女性2.2%、「仕事で成果をあげた場所」は男性8.6%、女性2.0%となりました。
(プレミアム世代が待ち望んでいる世の中のイベント)
全回答者(1,000名)に、今後行われる世の中のイベントで、何が楽しみか聞いたところ、最も多かったのは「東京オリンピック・パラリンピック」で43.3%でした。2位〜4位までは、「リニア新幹線開業」21.6%、「北海道新幹線開業」13.7%、「北陸新幹線開業」12.4%が続いており、リニア新幹線や新幹線の新規路線開業が並びました。
居住地別にみると、リニア新幹線や北海道新幹線、北陸新幹線は、それぞれの沿線に住むプレミアムエイジの方が特に楽しみにしているようで、「リニア新幹線開業」は東海のプレミアムエイジの方では31.7%、「北海道新幹線開業」は北海道・東北のプレミアムエイジの方では37.8%、「北陸新幹線開業」は北陸・甲信越のプレミアムエイジの方では36.8%と、他のエリアに住むプレミアムエイジの方に比べ高くなりました。
■プレミアム世代のインターネット利用と同窓会経験
◆プレミアム世代のネット利用実態は? Facebook利用は5人に1人
◆Facebook利用拡大も影響? プレミアム世代の同窓会参加経験率77%、同窓会の幹事経験率は28%
(プレミアム世代のインターネット利用)
パソコン利用やスマートフォン利用を通じて、多くのプレミアムエイジの方にも浸透しているインターネットの利用状況を聞きました(※)。
※インターネット調査のモニター会員を対象にアンケートを実施した点に留意。
まず、全回答者(1,000名)に、1日に何時間程度インターネット(サイト閲覧やメールなど)を利用しているか聞いたところ、「1日30分未満」3.7%、「1日1時間程度」14.8%、「1日2時間〜3時間程度」42.2%、「1日4時間〜5時間程度」26.7%、「1日6時間〜10時間程度」10.5%、「1日11時間以上」2.1%となりました。1日2〜3時間程度インターネットを利用しているプレミアムエイジの方が多いようです。
次に、全回答者(1,000名)に、SNSの利用状況として、Facebookを利用しているか聞いたところ、「利用している」21.0%、「利用していない」79.0%となり、Facebookを利用しているプレミアムエイジの方の割合は5人に1人となりました。喜びや期待で心が躍るときとして、「親しい仲間と集まるとき」42.2%や「同窓会に参加するとき」15.6%が選ばれましたが、ネット利用が仲間との再会や交流のきっかけとなっているケースも増えているかもしれません。
(プレミアム世代の同窓会経験)
プレミアムエイジの方に、これまでの同窓会参加について聞きました。
まず、これまでに同窓会に参加したことがあるか聞いたところ、「ある」76.8%、「ない」23.2%となりました。プレミアムエイジの方の4人に3人以上は、同窓会の参加経験をお持ちのようです。
次に、同窓会の幹事をしたことがあるか聞いたところ、「ある」27.5%、「ない」72.5%となりました。同窓会の幹事経験があるのは、プレミアムエイジの方の4人に1人以上という結果となりました。
■プレミアムエイジがイメージする理想のセカンドライフ
◆プレミアム世代が「歳を重ねることがステキだ!」と感じる理想のセカンドライフとは?
◆セカンドライフを送りたい環境とは? “プレミアムエイジ”に実現したい夢は?
◆認知症になったとしたら、どのような環境や周囲の接し方が心地よい空間?
「自分のペース」と「自分らしく」が4割以上、「自分の生活体験や価値観を尊重」は2割以上
◆認知症になったとしても心地よいと思う空間 「自分らしく暮らせる空間」は女性では半数近く
◆セカンドライフを満喫していると思う“憧れのシニア” 男性1位「加山雄三」さん、女性1位「樹木希林」さん
(歳を重ねることがステキだ!と感じるような理想のセカンドライフ)
プレミアムエイジの方が“歳を重ねることがステキだ!”と感じるような理想のセカンドライフとは、どのような生活なのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、「シニアがステキだ!」と感じるような理想のセカンドライフのイメージを聞いたところ、「安定した」44.7%が最も多く、僅差で「元気な」44.2%となり、「自由な」39.9%が続きました。“安定し、元気で、自由な”生活が理想のセカンドライフのようです。
また、男女別にみると、「頼られる」を理想のイメージに挙げた割合は女性より男性のほうが高く、男性16.8%、女性9.2%となりました。他方、「オシャレな」(女性23.0%、男性11.0%)や「自立した」(女性32.2%、男性20.6%)、「自分らしい」(女性40.4%、男性29.2%)では、女性のほうが男性より10ポイント以上高くなりました。「オシャレをするとき」にときめく割合でも女性のほうが男性より高くなっていましたが、女性のセカンドライフに“オシャレ”は欠かせないもののようです。
(セカンドライフを送りたい環境)
それでは、プレミアムエイジの方は、セカンドライフを送るにあたり、どのような環境で過ごしたいと考えているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、どのような環境でセカンドライフを送りたいと思うかを自由回答形式で聞いたところ、最も多かったのは「いまのまま」で126人でした。また、「自由な・好きなことができる」(80人)も上位となりました。自分らしくできる環境や好きなことを継続できる環境、または新たに楽しめることを見つけられる環境が大切だと思われているようです。
周辺環境としては、「自然がある」(97人)、「のんびりした・ゆっくりした・ゆったりした」(65人)、「静かな・落ち着いた」(53人)が上位となりました。自然があり、のんびり静かな環境を希望するプレミアムエイジの方が多い様子が窺えました。
(“プレミアムエイジ”に実現したいと思う夢)
全回答者(1,000名)に、人生の円熟期において、実現したいと思う夢を自由回答形式で聞いたところ、多くの回答が集まったジャンルは、「旅行」(235人)、「健康・長生き」(51人)、「お金」(37人)、「スポーツ・運動」24人、「のんびり過ごす」と「孫・ひ孫」(どちらも23人)でした。また、趣味や教養・語学、出版、登山、写真、絵画などに関する夢もみられ、プレミアムエイジの方が抱く夢は多彩なようです。
回答数の多かったジャンルについてみると、【旅行】に関する夢では「オーロラをみてみたい!!!」、「宇宙旅行」、「夫婦で温泉巡り」、【健康・長生き】に関する夢では「金婚式まで元気に過ごす」、「出来るだけ長生きしたい」、【お金】に関する夢では「ロト6で1等に当選すること」、「世界一の富豪になること」などの回答がみられました。また、【スポーツ・運動】に関する夢では「ゴルフでエージシュートを達成したい」、「パラグライダーで空を飛びたい」など、【孫・ひ孫】に関する夢では「ひ孫が見たい」、「子供が幸せで私は孫と遊べたら最高」、「孫全員の結婚式に出ること」などの回答がみられました。実現したいと思う夢からは、プレミアムエイジの方が、元気に夢を持って人生を送っている様子が窺えました。夢に向かうチャレンジのようなプラスの頑張りが、体力や若さが維持できる秘訣なのかもしれません。
(認知症になったとしても心地よいと思う空間)
全回答者(1,000名)に、もし、認知症になったとしたら、どのような環境や周囲の接し方が心地よい空間だと思うか聞いたところ、最も多かったのは「自分のペースで暮らせる」43.3%、僅差で「自分らしく暮らせる」41.3%となり、「今までの生活リズムを変えずに暮らせる」30.4%、「今までの生活スタイルを変えずに暮らせる」29.2%、「認知症ではない時と同じように接してくれる」26.1%が続きました。もし、認知症になったとしても、“自分のペース”や“自分らしさ”を失いたくない、認知症になる前と変わらず暮らしたい・接してほしいと考えるプレミアムエイジの方が多いようです。認知症になったとしても、その人にとっての“あるべき姿”を取り戻せるような空間が心地よい空間なのかもしれません。また、「自分の生活体験や価値観を尊重してくれる」は21.1%となりました。認知症になった方の“それまでの人生や背景”を大切にすることも重要なのではないでしょうか。
男女別にみると、「自分らしく暮らせる」(男性35.0%、女性47.6%)や「今までの生活リズムを変えずに暮らせる」(男性24.8%、女性36.0%)では、男性より女性のほうが10ポイント以上高くなりました。認知症になったとしても“自分らしさを失いたくない”、“生活リズムを変えたくない”との思いは男性より女性のほうが強いようです。
(セカンドライフを満喫していると思う“憧れのシニア”)
全回答者(1,000名)に、70歳代でセカンドライフを満喫していると感じる、憧れの“男性著名人”を聞いたところ、1位「加山雄三」さん、2位「石坂浩二」さん、3位「高橋英樹」さん、4位「鳥越俊太郎」さん、5位「小泉純一郎」さんとなりました。また、6位は「渡哲也」さん、7位は「渡瀬恒彦」さんとなり、兄弟揃ってベスト10に入りました。
男女別にみると、男性では、3位に「青木功」さん、4位に「王貞治」さんと、スポーツ関係(ゴルフ、野球)の著名人がベスト10入りしました。
また、全回答者(1,000名)に、70歳代でセカンドライフを満喫していると感じる、憧れの“女性著名人”を聞いたところ、1位「樹木希林」さん、2位「野際陽子」さん、3位「吉行和子」さん、4位「加藤登紀子」さん、5位「倍賞千恵子」さんとなりました。
男女別にみると、男性が選ぶ1位は「倍賞千恵子」さん、女性が選ぶ1位は「樹木希林」さんでした。
■プレミアム世代が若い世代に伝えたいこと
◆プレミアム世代が若い世代に伝えたいこと トップは「物事から逃げないで」「色々なことに興味をもって」
◆若い世代に「挑戦してほしい」「色々なことに興味をもって」と伝えたいのはFB利用者で高い傾向
(プレミアム世代が若い世代に伝えたいこと)
全回答者(1,000名)に、若い世代に伝えたいことは何か聞いたところ、「物事から逃げないでほしい」と「(もっと)色々なことに興味をもってほしい」がどちらも34.5%で最も高く、次いで、「(もっと)夢をもってほしい」32.5%、「日本はすばらしいということ」31.4%、「(もっと)向上心をもってほしい」29.5%が続きました。
男女別にみると、「(もっと)自分の身体を大切にしてほしい」は男性の19.6%に対し、女性では33.6%となり、女性のほうが14.0ポイント高くなりました。
また、Facebook利用状況別にみると、「(もっと)挑戦してほしい」はFacebook利用者の34.3%に対し、Facebook非利用者では25.4%、「(もっと)色々なことに興味をもってほしい」はFacebook利用者の39.5%に対し、Facebook非利用者では33.2%と、どちらもFacebook利用者のほうが5ポイント以上高くなりました。
■人生の円熟期“プレミアムエイジ”の意識
◆プレミアム世代が“ときめく”瞬間 1位「旅行に出かけるとき」、2位「おいしいものを食べる・飲むとき」
◆「親しい仲間と集まるとき」にときめきを感じているプレミアム世代は4割強
◆男性プレミアム世代は“ドライブ・ツーリング”、女性プレミアム世代は“オシャレ”“買い物”で心が躍る!
◆プレミアム世代が“また行きたい”旅行先 1位「北海道」、2位「京都」、3位「東北」
◆離島が人気!? “いつかは行きたい”旅行先では1位「屋久島」、2位「沖縄の離島」、3位「種子島」
◆プレミアム世代の思い出の地 1位「旅行で行き景色がよかった場所」
◆男性プレミアム世代は“仕事に関連する場所”、女性プレミアム世代は“旅行で訪れた場所”が思い出の地
◆プレミアム世代が待ち望んでいる世の中のイベント 1位「東京オリンピック・パラリンピック」、2位「リニア開業」
(プレミアム世代がときめく瞬間)
人生の円熟期である“プレミアムエイジ”(※)の方は、どのようなときに、ときめきを感じているのでしょうか。
全国の60歳〜79歳の男女1,000名(全回答者)に、どのようなときに、喜びや期待で心が躍るか聞いたところ、最も多かったのは「旅行に出かけるとき」で60.5%、次いで、「おいしいものを食べる・飲むとき」53.2%、「きれいな景色をみるとき」48.4%、「親しい仲間と集まるとき」42.2%が続きました。“旅行”“おいしい食事”“きれいな景色”“親しい仲間”によってときめきを感じているプレミアムエイジの方が多いようです。
男女別にみると、「ドライブ・ツーリングに出るとき」(男性21.4%、女性11.4%)や「好きなスポーツ・運動をするとき」(男性22.2%、女性17.2%)は男性のほうが高くなりました。一方、女性では、多くの項目で男性よりも高くなりましたが、「オシャレをするとき」(女性25.0%、男性3.8%)や「買い物をするとき」(女性33.0%、男性15.0%)などでは特に女性のほうが高くなりました。
※本調査では、60歳〜79歳をプレミアムエイジとしました。
(プレミアム世代が行きたい旅行先)
プレミアムエイジの方が“ときめく”ときのトップは、「旅行に出かけるとき」でした。それでは、プレミアムエイジの方は、どこへ旅行に行きたいと思っているのでしょうか。
まず、全回答者(1,000名)に、これまでに行ったことがあり、また行きたいと思う旅行の行き先を聞いたところ、【国内】では、「北海道」70.0%が最も多く、「京都」60.1%、「東北」47.7%、「箱根」45.0%が続きました。
また、【海外】では、「ハワイ/グアム/サイパン」27.9%が最も多く、「パリ」19.8%、「ローマ」17.1%が続きました。
次に、全回答者(1,000名)に、これまでに行ったことはないが、いつかは行きたいと思う旅行の行き先を聞いたところ、【国内】で最も多かったのは「屋久島」で29.1%、「沖縄の離島(石垣/宮古など)」22.3%、「種子島」17.7%、「佐渡ヶ島」16.8%が続きました。
また、【海外】では、「北欧」20.6%が最多となり、「スペイン」16.4%、「ローマ」13.9%が続きました。
(プレミアム世代が忘れられない思い出の地)
全回答者(1,000名)に、自分にとっての“忘れられない思い出の地”を聞いたところ、「旅行で行き景色がよかった場所」36.0%が最も多く、次いで、「旅行で行き楽しかった場所」29.5%、「生まれ故郷」28.3%、「学生時代を過ごした場所」18.2%、「旅行で行き食べ物がおいしかった場所」16.7%、「子どもの頃によく遊んだ場所」14.8%が続きました。旅行で訪れた場所や生まれ故郷が思い出の地になっているプレミアムエイジの方が多い結果となりました。
男女別にみると、“旅行で訪れた場所”を思い出の地として挙げた割合は、男性よりも女性のほうが高く、「旅行で行き景色がよかった場所」は女性41.6%、男性30.4%、「旅行で行き楽しかった場所」は女性35.8%、男性23.2%、「旅行で行き食べ物がおいしかった場所」は女性19.6%、男性13.8%でした。
他方、“仕事に関連する場所”を思い出の地として挙げた割合は、女性に比べ男性のほうが高くなり、「仕事で苦労した場所」は男性13.8%、女性2.2%、「仕事で成果をあげた場所」は男性8.6%、女性2.0%となりました。
(プレミアム世代が待ち望んでいる世の中のイベント)
全回答者(1,000名)に、今後行われる世の中のイベントで、何が楽しみか聞いたところ、最も多かったのは「東京オリンピック・パラリンピック」で43.3%でした。2位〜4位までは、「リニア新幹線開業」21.6%、「北海道新幹線開業」13.7%、「北陸新幹線開業」12.4%が続いており、リニア新幹線や新幹線の新規路線開業が並びました。
居住地別にみると、リニア新幹線や北海道新幹線、北陸新幹線は、それぞれの沿線に住むプレミアムエイジの方が特に楽しみにしているようで、「リニア新幹線開業」は東海のプレミアムエイジの方では31.7%、「北海道新幹線開業」は北海道・東北のプレミアムエイジの方では37.8%、「北陸新幹線開業」は北陸・甲信越のプレミアムエイジの方では36.8%と、他のエリアに住むプレミアムエイジの方に比べ高くなりました。
■プレミアム世代のインターネット利用と同窓会経験
◆プレミアム世代のネット利用実態は? Facebook利用は5人に1人
◆Facebook利用拡大も影響? プレミアム世代の同窓会参加経験率77%、同窓会の幹事経験率は28%
(プレミアム世代のインターネット利用)
パソコン利用やスマートフォン利用を通じて、多くのプレミアムエイジの方にも浸透しているインターネットの利用状況を聞きました(※)。
※インターネット調査のモニター会員を対象にアンケートを実施した点に留意。
まず、全回答者(1,000名)に、1日に何時間程度インターネット(サイト閲覧やメールなど)を利用しているか聞いたところ、「1日30分未満」3.7%、「1日1時間程度」14.8%、「1日2時間〜3時間程度」42.2%、「1日4時間〜5時間程度」26.7%、「1日6時間〜10時間程度」10.5%、「1日11時間以上」2.1%となりました。1日2〜3時間程度インターネットを利用しているプレミアムエイジの方が多いようです。
次に、全回答者(1,000名)に、SNSの利用状況として、Facebookを利用しているか聞いたところ、「利用している」21.0%、「利用していない」79.0%となり、Facebookを利用しているプレミアムエイジの方の割合は5人に1人となりました。喜びや期待で心が躍るときとして、「親しい仲間と集まるとき」42.2%や「同窓会に参加するとき」15.6%が選ばれましたが、ネット利用が仲間との再会や交流のきっかけとなっているケースも増えているかもしれません。
(プレミアム世代の同窓会経験)
プレミアムエイジの方に、これまでの同窓会参加について聞きました。
まず、これまでに同窓会に参加したことがあるか聞いたところ、「ある」76.8%、「ない」23.2%となりました。プレミアムエイジの方の4人に3人以上は、同窓会の参加経験をお持ちのようです。
次に、同窓会の幹事をしたことがあるか聞いたところ、「ある」27.5%、「ない」72.5%となりました。同窓会の幹事経験があるのは、プレミアムエイジの方の4人に1人以上という結果となりました。
■プレミアムエイジがイメージする理想のセカンドライフ
◆プレミアム世代が「歳を重ねることがステキだ!」と感じる理想のセカンドライフとは?
◆セカンドライフを送りたい環境とは? “プレミアムエイジ”に実現したい夢は?
◆認知症になったとしたら、どのような環境や周囲の接し方が心地よい空間?
「自分のペース」と「自分らしく」が4割以上、「自分の生活体験や価値観を尊重」は2割以上
◆認知症になったとしても心地よいと思う空間 「自分らしく暮らせる空間」は女性では半数近く
◆セカンドライフを満喫していると思う“憧れのシニア” 男性1位「加山雄三」さん、女性1位「樹木希林」さん
(歳を重ねることがステキだ!と感じるような理想のセカンドライフ)
プレミアムエイジの方が“歳を重ねることがステキだ!”と感じるような理想のセカンドライフとは、どのような生活なのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、「シニアがステキだ!」と感じるような理想のセカンドライフのイメージを聞いたところ、「安定した」44.7%が最も多く、僅差で「元気な」44.2%となり、「自由な」39.9%が続きました。“安定し、元気で、自由な”生活が理想のセカンドライフのようです。
また、男女別にみると、「頼られる」を理想のイメージに挙げた割合は女性より男性のほうが高く、男性16.8%、女性9.2%となりました。他方、「オシャレな」(女性23.0%、男性11.0%)や「自立した」(女性32.2%、男性20.6%)、「自分らしい」(女性40.4%、男性29.2%)では、女性のほうが男性より10ポイント以上高くなりました。「オシャレをするとき」にときめく割合でも女性のほうが男性より高くなっていましたが、女性のセカンドライフに“オシャレ”は欠かせないもののようです。
(セカンドライフを送りたい環境)
それでは、プレミアムエイジの方は、セカンドライフを送るにあたり、どのような環境で過ごしたいと考えているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、どのような環境でセカンドライフを送りたいと思うかを自由回答形式で聞いたところ、最も多かったのは「いまのまま」で126人でした。また、「自由な・好きなことができる」(80人)も上位となりました。自分らしくできる環境や好きなことを継続できる環境、または新たに楽しめることを見つけられる環境が大切だと思われているようです。
周辺環境としては、「自然がある」(97人)、「のんびりした・ゆっくりした・ゆったりした」(65人)、「静かな・落ち着いた」(53人)が上位となりました。自然があり、のんびり静かな環境を希望するプレミアムエイジの方が多い様子が窺えました。
(“プレミアムエイジ”に実現したいと思う夢)
全回答者(1,000名)に、人生の円熟期において、実現したいと思う夢を自由回答形式で聞いたところ、多くの回答が集まったジャンルは、「旅行」(235人)、「健康・長生き」(51人)、「お金」(37人)、「スポーツ・運動」24人、「のんびり過ごす」と「孫・ひ孫」(どちらも23人)でした。また、趣味や教養・語学、出版、登山、写真、絵画などに関する夢もみられ、プレミアムエイジの方が抱く夢は多彩なようです。
回答数の多かったジャンルについてみると、【旅行】に関する夢では「オーロラをみてみたい!!!」、「宇宙旅行」、「夫婦で温泉巡り」、【健康・長生き】に関する夢では「金婚式まで元気に過ごす」、「出来るだけ長生きしたい」、【お金】に関する夢では「ロト6で1等に当選すること」、「世界一の富豪になること」などの回答がみられました。また、【スポーツ・運動】に関する夢では「ゴルフでエージシュートを達成したい」、「パラグライダーで空を飛びたい」など、【孫・ひ孫】に関する夢では「ひ孫が見たい」、「子供が幸せで私は孫と遊べたら最高」、「孫全員の結婚式に出ること」などの回答がみられました。実現したいと思う夢からは、プレミアムエイジの方が、元気に夢を持って人生を送っている様子が窺えました。夢に向かうチャレンジのようなプラスの頑張りが、体力や若さが維持できる秘訣なのかもしれません。
(認知症になったとしても心地よいと思う空間)
全回答者(1,000名)に、もし、認知症になったとしたら、どのような環境や周囲の接し方が心地よい空間だと思うか聞いたところ、最も多かったのは「自分のペースで暮らせる」43.3%、僅差で「自分らしく暮らせる」41.3%となり、「今までの生活リズムを変えずに暮らせる」30.4%、「今までの生活スタイルを変えずに暮らせる」29.2%、「認知症ではない時と同じように接してくれる」26.1%が続きました。もし、認知症になったとしても、“自分のペース”や“自分らしさ”を失いたくない、認知症になる前と変わらず暮らしたい・接してほしいと考えるプレミアムエイジの方が多いようです。認知症になったとしても、その人にとっての“あるべき姿”を取り戻せるような空間が心地よい空間なのかもしれません。また、「自分の生活体験や価値観を尊重してくれる」は21.1%となりました。認知症になった方の“それまでの人生や背景”を大切にすることも重要なのではないでしょうか。
男女別にみると、「自分らしく暮らせる」(男性35.0%、女性47.6%)や「今までの生活リズムを変えずに暮らせる」(男性24.8%、女性36.0%)では、男性より女性のほうが10ポイント以上高くなりました。認知症になったとしても“自分らしさを失いたくない”、“生活リズムを変えたくない”との思いは男性より女性のほうが強いようです。
(セカンドライフを満喫していると思う“憧れのシニア”)
全回答者(1,000名)に、70歳代でセカンドライフを満喫していると感じる、憧れの“男性著名人”を聞いたところ、1位「加山雄三」さん、2位「石坂浩二」さん、3位「高橋英樹」さん、4位「鳥越俊太郎」さん、5位「小泉純一郎」さんとなりました。また、6位は「渡哲也」さん、7位は「渡瀬恒彦」さんとなり、兄弟揃ってベスト10に入りました。
男女別にみると、男性では、3位に「青木功」さん、4位に「王貞治」さんと、スポーツ関係(ゴルフ、野球)の著名人がベスト10入りしました。
また、全回答者(1,000名)に、70歳代でセカンドライフを満喫していると感じる、憧れの“女性著名人”を聞いたところ、1位「樹木希林」さん、2位「野際陽子」さん、3位「吉行和子」さん、4位「加藤登紀子」さん、5位「倍賞千恵子」さんとなりました。
男女別にみると、男性が選ぶ1位は「倍賞千恵子」さん、女性が選ぶ1位は「樹木希林」さんでした。
■プレミアム世代が若い世代に伝えたいこと
◆プレミアム世代が若い世代に伝えたいこと トップは「物事から逃げないで」「色々なことに興味をもって」
◆若い世代に「挑戦してほしい」「色々なことに興味をもって」と伝えたいのはFB利用者で高い傾向
(プレミアム世代が若い世代に伝えたいこと)
全回答者(1,000名)に、若い世代に伝えたいことは何か聞いたところ、「物事から逃げないでほしい」と「(もっと)色々なことに興味をもってほしい」がどちらも34.5%で最も高く、次いで、「(もっと)夢をもってほしい」32.5%、「日本はすばらしいということ」31.4%、「(もっと)向上心をもってほしい」29.5%が続きました。
男女別にみると、「(もっと)自分の身体を大切にしてほしい」は男性の19.6%に対し、女性では33.6%となり、女性のほうが14.0ポイント高くなりました。
また、Facebook利用状況別にみると、「(もっと)挑戦してほしい」はFacebook利用者の34.3%に対し、Facebook非利用者では25.4%、「(もっと)色々なことに興味をもってほしい」はFacebook利用者の39.5%に対し、Facebook非利用者では33.2%と、どちらもFacebook利用者のほうが5ポイント以上高くなりました。