「レアメタルの前処理事業」年間2,400トン体制を構築 〜シリコン純分が高いもの、タングステン純分の低い難処理原料のリサイクルシステム確立〜
[15/03/19]
提供元:@Press
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株式会社サンクト(本社:東京都江東区、代表取締役:今川 信雄、以下 サンクト)は、2014年に本格参入したレアメタルの前処理事業工場がフル操業に入りました。
超硬工具の製造工程で発生するタングステンを含む汚泥(スラッジ)を乾燥・焙焼することでタングステン分を濃縮し、汚泥(スラッジ)や二次電池などのリサイクル原料を、安定的に月200トン処理しており年間2,400トン体制を構築しました。超硬工具スラッジについては、シリコン純分が高いものやタングステン純分の低い難処理原料のリサイクルシステムも確立し、海外流出している資源の国内循環を後押いたします。
サンクト レアメタル事業
http://www.sanct.co.jp/products/recycle/
■「レアメタルの前処理事業」年間2,400トン体制の背景
サンクトは超硬工具の製造工程で発生する炭化タングステン(WC)スラッジを、委託加工や買い取り形式でメーカーから集荷し、静岡県内にあるグループ会社の工場で定置炉を使い乾燥・焙焼処理を行い、タングステン分を数十%に濃縮します。前処理により金属分を濃縮したリサイクル原料をメーカーに供給することで、メーカーは効率よくタングステンを精錬できるメリットがあります。
炭化タングステンスラッジは水分や油分が多いため、産業廃棄物として処分されることが多く、リサイクル業者が有価物として引き取る場合もあるが、水分と油分の多さで適正な評価が難しいという課題がありました。サンクトは正確な計量データを委託加工の契約先などに提供することでこの課題を克服し、適正な評価を可能としたことによって工場の処理量も増加し月200トンの設計能力に達しました。
■難処理原料のリサイクルシステム確立
超硬工具の製造時には、使用する切削油の濾過材の珪藻土(シリコン)がスラッジに混入します。しかしシリコン純分の高いスラッジはリサイクルが難しくなっております。同様にタングステン純分が低い原料もリサイクル、また取り扱いが難しくなります。
サンクトはシリコン純分が高い原料や、タングステン純分が12%(ドライベース)までの低い難処理原料でもリサイクルできるシステムを確立いたしました。
■「レアメタルの前処理事業」の取り扱い品目
サンクトでは、炭化タングステンスラッジ以外の前処理も行っております。
ニッケルを含むリチウムイオンやニッケル水素といった二次電池、ニッケルやモリブデン、タングステンなどを使う石油化学系の使用済み触媒、ニッケルめっきスラッジなど。
日本はレアメタル資源のほぼ全量を海外から輸入しております。この中でもタングステンは世界生産の7割を中国に依存しているため、使用済み超硬工具や工具の製造工程で発生する炭化タングステンスラッジから主原料のタングステンを回収する動きが活発化しております。しかし難処理原料は国内リサイクルでは採算が合わず海外に流出しているのが現状です。精錬工程の前に酸化焙焼という前処理を行うことにより、日本国内で経済的にリサイクルできるようになります。
今後サンクトでは、バーゼル条約で輸出できないレアメタルスクラップの地産地消を進めるためにレアメタルの前処理事業に力を入れ、レアメタルスクラップの国内循環体制を図っていきます。
■会社概要
商号 : 株式会社サンクト
代表者 : 代表取締役 今川 信雄/宍戸 哲夫
所在地 : 〒135-0007 東京都江東区新大橋3-5-1 平野ビル2階
設立 : 平成15年1月8日
事業内容: アミノ酸の輸出及び国内販売
レアメタルの輸出入、国内販売及びリサイクル
(金属スラッジの回収・焼成事業)
遺伝子(cDNAクローン)の輸出及び国内販売
海外取引における貿易業務等の請負及びコンサルティング
資本金 : 1,000万円
URL : http://www.sanct.co.jp
超硬工具の製造工程で発生するタングステンを含む汚泥(スラッジ)を乾燥・焙焼することでタングステン分を濃縮し、汚泥(スラッジ)や二次電池などのリサイクル原料を、安定的に月200トン処理しており年間2,400トン体制を構築しました。超硬工具スラッジについては、シリコン純分が高いものやタングステン純分の低い難処理原料のリサイクルシステムも確立し、海外流出している資源の国内循環を後押いたします。
サンクト レアメタル事業
http://www.sanct.co.jp/products/recycle/
■「レアメタルの前処理事業」年間2,400トン体制の背景
サンクトは超硬工具の製造工程で発生する炭化タングステン(WC)スラッジを、委託加工や買い取り形式でメーカーから集荷し、静岡県内にあるグループ会社の工場で定置炉を使い乾燥・焙焼処理を行い、タングステン分を数十%に濃縮します。前処理により金属分を濃縮したリサイクル原料をメーカーに供給することで、メーカーは効率よくタングステンを精錬できるメリットがあります。
炭化タングステンスラッジは水分や油分が多いため、産業廃棄物として処分されることが多く、リサイクル業者が有価物として引き取る場合もあるが、水分と油分の多さで適正な評価が難しいという課題がありました。サンクトは正確な計量データを委託加工の契約先などに提供することでこの課題を克服し、適正な評価を可能としたことによって工場の処理量も増加し月200トンの設計能力に達しました。
■難処理原料のリサイクルシステム確立
超硬工具の製造時には、使用する切削油の濾過材の珪藻土(シリコン)がスラッジに混入します。しかしシリコン純分の高いスラッジはリサイクルが難しくなっております。同様にタングステン純分が低い原料もリサイクル、また取り扱いが難しくなります。
サンクトはシリコン純分が高い原料や、タングステン純分が12%(ドライベース)までの低い難処理原料でもリサイクルできるシステムを確立いたしました。
■「レアメタルの前処理事業」の取り扱い品目
サンクトでは、炭化タングステンスラッジ以外の前処理も行っております。
ニッケルを含むリチウムイオンやニッケル水素といった二次電池、ニッケルやモリブデン、タングステンなどを使う石油化学系の使用済み触媒、ニッケルめっきスラッジなど。
日本はレアメタル資源のほぼ全量を海外から輸入しております。この中でもタングステンは世界生産の7割を中国に依存しているため、使用済み超硬工具や工具の製造工程で発生する炭化タングステンスラッジから主原料のタングステンを回収する動きが活発化しております。しかし難処理原料は国内リサイクルでは採算が合わず海外に流出しているのが現状です。精錬工程の前に酸化焙焼という前処理を行うことにより、日本国内で経済的にリサイクルできるようになります。
今後サンクトでは、バーゼル条約で輸出できないレアメタルスクラップの地産地消を進めるためにレアメタルの前処理事業に力を入れ、レアメタルスクラップの国内循環体制を図っていきます。
■会社概要
商号 : 株式会社サンクト
代表者 : 代表取締役 今川 信雄/宍戸 哲夫
所在地 : 〒135-0007 東京都江東区新大橋3-5-1 平野ビル2階
設立 : 平成15年1月8日
事業内容: アミノ酸の輸出及び国内販売
レアメタルの輸出入、国内販売及びリサイクル
(金属スラッジの回収・焼成事業)
遺伝子(cDNAクローン)の輸出及び国内販売
海外取引における貿易業務等の請負及びコンサルティング
資本金 : 1,000万円
URL : http://www.sanct.co.jp