〜東南アジアを中心に大学と企業が連携〜GTI(Global Technology Initiative)コンソーシアム設立に向けて始動
[15/05/11]
提供元:@Press
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芝浦工業大学(東京都江東区/学長:村上 雅人)は、東南アジアを中心に大学・企業の連携を強化し、人材の育成、イノベーションの創出等を加速するために、国内外の大学・企業・政府機関等からなる「GTI(Global Technology Initiative)コンソーシアム」を設立します。今般、GTIコンソーシアムの年内設立に向け、設立準備委員会を設置し、5月11日に日本メンバーによる第一回会合を開催しました。GTI構想では、海外進出企業の現場の課題や途上国が直面する社会課題を取り上げるグローバルPBL(Project Based Learning:プロジェクト実践教育)のほか、国際産学共同研究、教員の相互派遣、インターンシップ、政府間協力プロジェクトなどを推進し、芝浦工業大学はその推進主体であるコンソーシアムの事務局を担います。
1.背景
グローバル化の進展に伴い、日系企業は売上および生産において海外比率を高め、国際競争力を持った製品の開発・サービスの展開を進めており、特にASEAN諸国を含むアジアに大きな基盤を持っています。
一方、大学では、アジアの大学との交流において、人材育成支援から高度な研究協力等に進展する動きも出てきています。芝浦工業大学では、5カ国8校からなる東南アジアの工科系大学との人材交流・研究交流を目的とした「South East Asia Technical University Consortium (SEATUC)」※を2006年から運営しており、その中心的な役割を担っています。また、2014年には文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」に採択され、「社会のグローバル化をけん引する大学」として取り組みをスタートさせました。
このような背景の下、東南アジアを中心とした大学・企業の連携を強化し、経済・産業現場の課題解決、イノベーションの創出、産業人材の育成・供給、国際産業ネットワークの発展ならびに各国の環境・防災等を含む社会課題の解決を加速するため、年内にGTIコンソーシアムを設立する計画です。
芝浦工業大学ではこれまでも東南アジアの工科系大学との交流を積極的に進めてきた〔画像は2014年のSEATUC会議(マレーシア工科大学)の様子〕
http://www.atpress.ne.jp/releases/61439/img_61439_1.jpg
※SEATUC参加校
芝浦工業大学(日)、キングモンクット工科大学トンブリ校、スラナリー工科大学(タイ)、マレーシア工科大学(マレーシア)、バンドン工科大学、ガジャマダ大学(インドネシア)、ハノイ理工科大学、ホーチミン市工科大学(ベトナム)
2.具体的な取り組み内容
(1)グローバルPBL
課題の発見と設定、プロジェクトの立案と実行、フィールド調査、解決策のプロトタイピング、結果のプレゼンテーションを、複数の国から構成されるチームで取り組むグローバルPBLを実施する。
海外進出企業の現場の課題や途上国が直面する社会課題を取り上げ、大学教員に加え企業や相手国政府等からの派遣講師の指導の下で行い、グローバル産業人材を育成する。
(2)国際産学共同研究
現地ニーズに対応した製品開発や製造工程の現地対応などの進出企業が抱える課題あるいは環境、防災、地元資源利用等の課題について、必要に応じて産学連携の下、国際共同研究を拡充する。
(3)教員の相互派遣およびアクティブラーニング
コンソーシアム大学間での教員派遣・受け入れ、日本型工学教育の普及、海外大学院生の日本での博士号取得(ハイブリッド・ツイニング・プログラム)を抜本的に拡大し、大学の国際化・多様性拡大を進める。
この際、企業OBの活用等も視野に入れ、また、講師派遣等による産業現場の実情も踏まえたアクティブラーニングの導入を促進し、アジアでの産学連携による人材育成の深化を図る。
(4)海外インターンシップ
自国外のオフィスや工場で、学生自身がグローバル人材となるための課題を早期に認識し、文化的多様性を体験できる実習の機会を拡充する。加えて、アクティブラーニングの質保証を進める。
(5)GTIシンポジウム
GTI構想の展開を広げるため、年に一回の頻度で、国内外の政府機関、産業界、大学からの招待講演や学生発表を含むコンソーシアムにおける諸活動の成果報告を主な内容とするシンポジウムを開催する。
(6)政府間協力プロジェクトへの参加
JICA、NEDO等が行う各国の開発支援プロジェクトや研究協力プロジェクトにGTIメンバーが参画するとともに、GTIから各国のニーズに即した政府間協力プロジェクトの提案を行う。
海外インターンシップの様子。異文化の中での就業体験を通してグローバルエンジニアの素養を育成している
http://www.atpress.ne.jp/releases/61439/img_61439_2.jpg
3.当面のスケジュール
2015年 5月 GTIコンソーシアム設立準備委員会発足
8月 先行企業課題設定型グローバルPBLスタート(5件程度)
12月 GTIコンソーシアム設立
▼参考資料 GTIコンソーシアム設立準備委員会 参加機関(50音順)
<機関名/国内大学>
・機関名(大学・企業)
芝浦工業大学
工学院大学
東京電機大学
東京都市大学
東京理科大学
<機関名/政府関係機関>
・機関名(大学・企業)
独立行政法人国際協力機構(JICA)
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)
株式会社商工組合中央金庫
<機関名/産業界>
・機関名(大学・企業)
株式会社IHI
株式会社NTTデータ
キヤノン株式会社
住友商事株式会社
東京東信用金庫
トヨタ自動車株式会社
株式会社フジクラ
株式会社三井住友銀行
三菱電機株式会社
<機関名/海外大学>
・機関名(大学・企業)
ガジャマダ大学(インドネシア)
キングモンクット工科大学トンブリ校(タイ)
スラナリー工科大学(タイ)
泰日工業大学(タイ)
ハノイ理工科大学(ベトナム)
ホーチミン市工科大学(ベトナム)
マレーシア工科大学(マレーシア)
マレーシア日本国際工学院(MJIIT)(マレーシア)
1.背景
グローバル化の進展に伴い、日系企業は売上および生産において海外比率を高め、国際競争力を持った製品の開発・サービスの展開を進めており、特にASEAN諸国を含むアジアに大きな基盤を持っています。
一方、大学では、アジアの大学との交流において、人材育成支援から高度な研究協力等に進展する動きも出てきています。芝浦工業大学では、5カ国8校からなる東南アジアの工科系大学との人材交流・研究交流を目的とした「South East Asia Technical University Consortium (SEATUC)」※を2006年から運営しており、その中心的な役割を担っています。また、2014年には文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」に採択され、「社会のグローバル化をけん引する大学」として取り組みをスタートさせました。
このような背景の下、東南アジアを中心とした大学・企業の連携を強化し、経済・産業現場の課題解決、イノベーションの創出、産業人材の育成・供給、国際産業ネットワークの発展ならびに各国の環境・防災等を含む社会課題の解決を加速するため、年内にGTIコンソーシアムを設立する計画です。
芝浦工業大学ではこれまでも東南アジアの工科系大学との交流を積極的に進めてきた〔画像は2014年のSEATUC会議(マレーシア工科大学)の様子〕
http://www.atpress.ne.jp/releases/61439/img_61439_1.jpg
※SEATUC参加校
芝浦工業大学(日)、キングモンクット工科大学トンブリ校、スラナリー工科大学(タイ)、マレーシア工科大学(マレーシア)、バンドン工科大学、ガジャマダ大学(インドネシア)、ハノイ理工科大学、ホーチミン市工科大学(ベトナム)
2.具体的な取り組み内容
(1)グローバルPBL
課題の発見と設定、プロジェクトの立案と実行、フィールド調査、解決策のプロトタイピング、結果のプレゼンテーションを、複数の国から構成されるチームで取り組むグローバルPBLを実施する。
海外進出企業の現場の課題や途上国が直面する社会課題を取り上げ、大学教員に加え企業や相手国政府等からの派遣講師の指導の下で行い、グローバル産業人材を育成する。
(2)国際産学共同研究
現地ニーズに対応した製品開発や製造工程の現地対応などの進出企業が抱える課題あるいは環境、防災、地元資源利用等の課題について、必要に応じて産学連携の下、国際共同研究を拡充する。
(3)教員の相互派遣およびアクティブラーニング
コンソーシアム大学間での教員派遣・受け入れ、日本型工学教育の普及、海外大学院生の日本での博士号取得(ハイブリッド・ツイニング・プログラム)を抜本的に拡大し、大学の国際化・多様性拡大を進める。
この際、企業OBの活用等も視野に入れ、また、講師派遣等による産業現場の実情も踏まえたアクティブラーニングの導入を促進し、アジアでの産学連携による人材育成の深化を図る。
(4)海外インターンシップ
自国外のオフィスや工場で、学生自身がグローバル人材となるための課題を早期に認識し、文化的多様性を体験できる実習の機会を拡充する。加えて、アクティブラーニングの質保証を進める。
(5)GTIシンポジウム
GTI構想の展開を広げるため、年に一回の頻度で、国内外の政府機関、産業界、大学からの招待講演や学生発表を含むコンソーシアムにおける諸活動の成果報告を主な内容とするシンポジウムを開催する。
(6)政府間協力プロジェクトへの参加
JICA、NEDO等が行う各国の開発支援プロジェクトや研究協力プロジェクトにGTIメンバーが参画するとともに、GTIから各国のニーズに即した政府間協力プロジェクトの提案を行う。
海外インターンシップの様子。異文化の中での就業体験を通してグローバルエンジニアの素養を育成している
http://www.atpress.ne.jp/releases/61439/img_61439_2.jpg
3.当面のスケジュール
2015年 5月 GTIコンソーシアム設立準備委員会発足
8月 先行企業課題設定型グローバルPBLスタート(5件程度)
12月 GTIコンソーシアム設立
▼参考資料 GTIコンソーシアム設立準備委員会 参加機関(50音順)
<機関名/国内大学>
・機関名(大学・企業)
芝浦工業大学
工学院大学
東京電機大学
東京都市大学
東京理科大学
<機関名/政府関係機関>
・機関名(大学・企業)
独立行政法人国際協力機構(JICA)
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)
株式会社商工組合中央金庫
<機関名/産業界>
・機関名(大学・企業)
株式会社IHI
株式会社NTTデータ
キヤノン株式会社
住友商事株式会社
東京東信用金庫
トヨタ自動車株式会社
株式会社フジクラ
株式会社三井住友銀行
三菱電機株式会社
<機関名/海外大学>
・機関名(大学・企業)
ガジャマダ大学(インドネシア)
キングモンクット工科大学トンブリ校(タイ)
スラナリー工科大学(タイ)
泰日工業大学(タイ)
ハノイ理工科大学(ベトナム)
ホーチミン市工科大学(ベトナム)
マレーシア工科大学(マレーシア)
マレーシア日本国際工学院(MJIIT)(マレーシア)