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エムコマース、指紋認証技術を利用したUSB型ハードウェア暗号器「BEncryptor(仮称)」の開発に着手

エムコマース株式会社(本社:神奈川県横浜市神奈川区、代表取締役社長:吉野 則幸)は、クラウドサーバーや共有サーバーに安全にデータを保存・共有するため指紋認証AES256準拠の高速ハードウェア暗号器「BEncryptor(ビーエンクリプタ)(仮称)」の開発に着手しました。販売開始時期は2015年10月を予定しています。


■開発の背景
クラウドサーバーや共有サーバーの進化に伴い、データ保存・共有が簡単に実現でき利用者の利便性が向上しています。しかし、業務における情報セキュリティは非常に重要視されており、ウィルス感染や重要データの拡散といった残留リスクが管理者を悩ませています。

また、マイナンバー制度の導入が開始されることにより、セキュリティ対策の強化(なりすましやハッキング対策)が求められており、パスワード認証の欠点が露呈する中、より完全な対策として、技術が成熟しつつある指紋認証の採用が再検討され始めています。

本製品はクラウドサーバー等を利用したデータ保存・共有を安全に実現することを目的に、専用ハードウェアによる高速かつ高度な暗号化(AES256準拠)と本人拒否率0.05%の認証精度を誇る指紋認証USBメモリ「Biocryptodisk-ISPX」の基本技術を組み合わせた製品です。

利用管理機能は機器内に搭載されており、専用ソフトをインストールする必要はありません。


■暗号化されたデータの共有
「BEncryptor」内部には最大5つまでの電子証明書が格納できます。この電子証明書をグループ毎に共有し、個々の「BEncryptor」に格納することで、同じ電子証明書を持つ利用者間での暗号化されたデータの共有が実現されます。

<使用例>
利用者A:BEncryptor内 (1)営業部電子証明書、(2)技術部電子証明書
利用者B:BEncryptor内 (2)技術部電子証明書
利用者C:BEncryptor内 (1)営業部電子証明書、(3)製造部電子証明書

利用者Aが(1)を用いて暗号化したデータを、利用者Cは(1)を用いて複合化可能
利用者Aが(2)を用いて暗号化したデータを、利用者Bは(2)を用いて複合化可能


■指紋認証ならではの特徴
パスワード認証の欠点である「なりすまし」を防ぎ、確実な本人認証が行えます。
パスワード失念など運用上の問題もなく、パスワード記録の紛失や盗難、ハッキングツールでパスワード情報を盗聴されることもありません。


■「BEncryptor」の優位性
・利用管理機能は機器内に搭載。専用ソフト、ドライバ等のインストールが不要です。
・専用のハードウェアにより高速な暗号化(AES256準拠)を実現しています。
・機器内認証のため、指紋情報はもちろん認証情報を一切PC側に送信しません。
・紛失や盗難に遭っても内部のメモリを取り出せない物理的な対策を施しています。
・認証速度0.6秒。本人拒否率0.05%の認証精度でストレスを感じません。


■会社概要
社名 : エムコマース株式会社
設立 : 2002年(平成14年)1月
代表者: 代表取締役社長 吉野 則幸
所在地: 〒221-0835
     神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3-35-10 リーヴ横浜西口ビル2F
URL  : http://www.m-commercekk.jp

<事業内容>
・指紋認証技術を利用した認証サーバーソフトの開発、販売
・指紋認証サーバーを利用しての認証サービス
・指紋認証S/WおよびH/Wの企画/開発/設計/保守/販売および輸出入
・日本およびアジアにおける市場調査およびマーケティングリサーチ
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