インフォコムが浦安市から受託した「浦安震災アーカイブ」、正式公開
[15/07/01]
提供元:@Press
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インフォコム株式会社(東京都渋谷区、以下インフォコム)が千葉県浦安市(以下、浦安市)の「震災資料アーカイブシステム構築事業」において開発した「浦安震災アーカイブ(http://urayasu-shinsai-archive.city.urayasu.lg.jp/)」が、2015年7月1日に公開されました。
東日本大震災によって、浦安市では広範囲にわたる液状化によって、ライフラインの切断、住宅の全半壊などの甚大な被害を受けました。地震大国である我が国において、これらの記録・記憶を教訓とし、後世へ残し伝えることは重要と考えます。
インフォコムは、この事業において、浦安市が保有する行政文書・写真・映像および民間、大学、研究機関等が発信した液状化に関する学術論文やデータ資料(空中写真や地質図などの空間データ・柱状図などの地盤データ・浦安市で観測された地震波形等)の収集、浦安市民を対象としたインタビューによる体験談の収集、収集した資料のデジタル化・マスキング・メタデータ付与、そしてアーカイブシステムの構築を行いました。なお、液状化被害に関する学術論文やデータ資料は、国内大手の地質調査会社である応用地質株式会社と連携して収集しました。
浦安市では、東日本大震災発災後、液状化対策技術検討調査委員会を設置し、液状化の要因分析や対策についてまとめていました。それらの調査結果をはじめとする膨大な資料が「浦安震災アーカイブ」にて公開されます。浦安市民への情報提供はもちろんのこと、液状化対策に取り組む地方自治体や市民の方々へ貢献できるアーカイブシステムであると考えております。
「浦安震災アーカイブ」では約4万点の震災関連資料をインターネット上で閲覧することができます。これら震災関連資料は、初等教育における防災・環境教育の促進や家庭・職場・地域における防災・減災に必要な知識の学習、高等教育機関での研究利用等、様々な場面にて利用されることが想定されます。
また、「浦安震災アーカイブ」には、東日本大震災に関連する各種情報アーカイブとのデータ交換を行うことができる機能を搭載しており、「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ」と連携しています。「浦安震災アーカイブ」に掲載されている情報を「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ」でも検索することができます。
以上
【インフォコムのデジタルコンテンツソリューション事業について】
インフォコムグループのITサービス・セグメントにおいて、文化、教育に関する大規模な文書資源を有する官公庁や大学、図書館などに、電子情報化した資源の管理や検索等に関するデジタルアーカイブシステム「InfoLib(R)シリーズ(http://www.infocom.co.jp/das/)」、文書管理システム「MyQuick(R)シリーズ(http://www.infocom.co.jp/document/myquick.html)」などの販売を行っています。
また、メタデータ関連技術(RDF技術やLOD技術)を得意分野とし、デジタルデータの公開と流通推進に関連するITソリューションを提供しています。
【インフォコムグループの東日本大震災に関する活動について】
インフォコムグループは、東日本大震災からの復興支援として、宮城県岩沼市に地域復興に関わる拠点として岩沼「みんなの家」を開設、地域の方々の「集いの場」など震災からの復興に取り組んでいます。
デジタルアーカイブ分野においても、2013年度には八戸市「青森震災アーカイブ構築事業(http://www.infocom.co.jp/info/ir/pdf/ir14012001.pdf)」、2014年度には久慈市「北三陸震災アーカイブシステム構築事業(http://www.infocom.co.jp/info/ir/pdf/ir15041501.pdf)」を受託し、東日本大震災に関する記録・記憶・資料等の収集/保存体制の構築や整備、運用を積極的に支援しております。今後も文化資源・災害情報等の発信を進める団体/企業のサポートを、ITを通じて行ってまいります。
<ご参考>【用語解説(五十音順)】
■LOD(Linked Open Dataの略)
ウェブ上にあるデータ同士をリンクさせ、データの共有、普及させるためのデータ公開の形式を指す。データは、RDFで表現・記述される。
■RDF(Resource Description Frameworkの略)
ウェブ上にあるリソースを記述するために統一された、メタデータを記述するためのフレームワーク。W3C勧告の標準技術仕様である。
■デジタルアーカイブ
デジタル化された資料を収集し長期的に保存、提供を行うシステム。主に公文書や歴史的に貴重な資料等の永続的な保存と提供を目的として構築される。東日本大震災以降では、震災関連資料の永続的な保存、後生への伝承、防災・減災を目的としたデジタルアーカイブの構築が活発になっている。
■メタデータ(meta data)
データについてのデータのこと。データそのものではなく、データに関連する「作成日時」「作成者」「データ形式」「タイトル」「注釈」など、データを効率的に管理/活用するための情報のこと。また、昨今では特にネットワーク上に存在する様々な情報資源を対象に、その情報を標準的な形式で記録したデータのことを「メタデータ」と呼ぶことが多い。
■国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(http://kn.ndl.go.jp/)
国立国会図書館が公開している東日本大震災に関する音声・動画、写真、ウェブ情報等のデジタルデータや、関連する文献情報を一元的に検索・活用できるポータルサイト。
東日本大震災によって、浦安市では広範囲にわたる液状化によって、ライフラインの切断、住宅の全半壊などの甚大な被害を受けました。地震大国である我が国において、これらの記録・記憶を教訓とし、後世へ残し伝えることは重要と考えます。
インフォコムは、この事業において、浦安市が保有する行政文書・写真・映像および民間、大学、研究機関等が発信した液状化に関する学術論文やデータ資料(空中写真や地質図などの空間データ・柱状図などの地盤データ・浦安市で観測された地震波形等)の収集、浦安市民を対象としたインタビューによる体験談の収集、収集した資料のデジタル化・マスキング・メタデータ付与、そしてアーカイブシステムの構築を行いました。なお、液状化被害に関する学術論文やデータ資料は、国内大手の地質調査会社である応用地質株式会社と連携して収集しました。
浦安市では、東日本大震災発災後、液状化対策技術検討調査委員会を設置し、液状化の要因分析や対策についてまとめていました。それらの調査結果をはじめとする膨大な資料が「浦安震災アーカイブ」にて公開されます。浦安市民への情報提供はもちろんのこと、液状化対策に取り組む地方自治体や市民の方々へ貢献できるアーカイブシステムであると考えております。
「浦安震災アーカイブ」では約4万点の震災関連資料をインターネット上で閲覧することができます。これら震災関連資料は、初等教育における防災・環境教育の促進や家庭・職場・地域における防災・減災に必要な知識の学習、高等教育機関での研究利用等、様々な場面にて利用されることが想定されます。
また、「浦安震災アーカイブ」には、東日本大震災に関連する各種情報アーカイブとのデータ交換を行うことができる機能を搭載しており、「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ」と連携しています。「浦安震災アーカイブ」に掲載されている情報を「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ」でも検索することができます。
以上
【インフォコムのデジタルコンテンツソリューション事業について】
インフォコムグループのITサービス・セグメントにおいて、文化、教育に関する大規模な文書資源を有する官公庁や大学、図書館などに、電子情報化した資源の管理や検索等に関するデジタルアーカイブシステム「InfoLib(R)シリーズ(http://www.infocom.co.jp/das/)」、文書管理システム「MyQuick(R)シリーズ(http://www.infocom.co.jp/document/myquick.html)」などの販売を行っています。
また、メタデータ関連技術(RDF技術やLOD技術)を得意分野とし、デジタルデータの公開と流通推進に関連するITソリューションを提供しています。
【インフォコムグループの東日本大震災に関する活動について】
インフォコムグループは、東日本大震災からの復興支援として、宮城県岩沼市に地域復興に関わる拠点として岩沼「みんなの家」を開設、地域の方々の「集いの場」など震災からの復興に取り組んでいます。
デジタルアーカイブ分野においても、2013年度には八戸市「青森震災アーカイブ構築事業(http://www.infocom.co.jp/info/ir/pdf/ir14012001.pdf)」、2014年度には久慈市「北三陸震災アーカイブシステム構築事業(http://www.infocom.co.jp/info/ir/pdf/ir15041501.pdf)」を受託し、東日本大震災に関する記録・記憶・資料等の収集/保存体制の構築や整備、運用を積極的に支援しております。今後も文化資源・災害情報等の発信を進める団体/企業のサポートを、ITを通じて行ってまいります。
<ご参考>【用語解説(五十音順)】
■LOD(Linked Open Dataの略)
ウェブ上にあるデータ同士をリンクさせ、データの共有、普及させるためのデータ公開の形式を指す。データは、RDFで表現・記述される。
■RDF(Resource Description Frameworkの略)
ウェブ上にあるリソースを記述するために統一された、メタデータを記述するためのフレームワーク。W3C勧告の標準技術仕様である。
■デジタルアーカイブ
デジタル化された資料を収集し長期的に保存、提供を行うシステム。主に公文書や歴史的に貴重な資料等の永続的な保存と提供を目的として構築される。東日本大震災以降では、震災関連資料の永続的な保存、後生への伝承、防災・減災を目的としたデジタルアーカイブの構築が活発になっている。
■メタデータ(meta data)
データについてのデータのこと。データそのものではなく、データに関連する「作成日時」「作成者」「データ形式」「タイトル」「注釈」など、データを効率的に管理/活用するための情報のこと。また、昨今では特にネットワーク上に存在する様々な情報資源を対象に、その情報を標準的な形式で記録したデータのことを「メタデータ」と呼ぶことが多い。
■国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(http://kn.ndl.go.jp/)
国立国会図書館が公開している東日本大震災に関する音声・動画、写真、ウェブ情報等のデジタルデータや、関連する文献情報を一元的に検索・活用できるポータルサイト。