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7月末より丸の内仲通りにて“アーバンテラス”開始

大手町・丸の内・有楽町地区 公的空間活用モデル事業2015実行委員会(まちづくり団体、行政の4団体)では、2015年7月31日(金)〜2016年3月31日(木)の期間、国家戦略特区・エリアマネジメントに係る道路法の特例区域において、道路空間を活かした新たな賑わいの創出により更なる国際競争力の強化を図るために、道路空間の活用拡大に係る社会実験である「大手町・丸の内・有楽町地区 公的空間活用モデル事業2015」を実施します。

2014年10月18日〜24日に実施した「丸の内仲通り空間活用モデル事業2014」では、国際会議開催にあわせ、国際会議来場者や就業者・来街者に向けて丸の内仲通りを開放しオープンカフェ等を実施。国際的な都市空間として国際会議来場者から好評を得るとともに、ほぼ終日の連続的な交通規制に対する業務活動への影響を確認しました。
本年はさらに実施区域・期間を広げ、丸の内仲通りに加えて、行幸通り、行幸通り地下通路・広場、大手町川端緑道も対象に、当地区で働く23万人のビジネスパーソン、訪れるすべての来街者に対し、道路空間を開放し、多様な賑わいを創出します。また、このような地域の特性を活かした魅力ある賑わいを持続的に高めていくため、道路空間の運営の担い手として、エリアマネジメント団体による道路空間を活用したオープンカフェや広告などの収益をまちの魅力向上に役立てる新たな仕組みの構築を目指します。このような本モデル事業の目的のため、期間内を通じて対象区域において、社会実験として道路の利活用等に係る様々な展開を行います。なお、期間中の地元・来街者の声や、収益性などの検証により本モデル事業を評価し、以降の本格実施に向けた検討を行います。

●街の通りを“アーバンテラス”に
期間中は、丸の内仲通りを歩行者に開放(交通規制実施時間:平日11:00〜15:00、土日祝11:00〜17:00)。歩行者が自由に行き交い、移動式店舗・オープンカフェやアート等を楽しめる空間を創出します。当地区で働く23万人のビジネスパーソンが一人で過ごす時間・心の拠り所として、または新しいワークスタイルを誘導する青空会議の場所として。また、訪れる来街者にとっても気軽に利用できるカフェ空間として。街の通りが、多様な活動を受け入れ、都市空間を共有することによる連帯感を生み出すような、テラス空間に。季節に連動した賑わい展開や景観形成に資する広告掲出の取組も含め、丸の内仲通りに加え、行幸通り、大手町川端緑道など、地区全体で街の通りを活性化させます。

●街の通りが劇場に
本事業ではさらに、地域以外の主催者による、街の通りを活用したMICE*等のイベントを積極的に受け入れます。多様な主体によるダイナミックな発信が街の通りで行われ、就業者、来街者、そして国内外の多くの人々を魅了する劇場的空間となります。
*MICE:企業会議(Meeting)、企業の報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際会議(Convention)、展示会・イベント(Exhibition/Event)の総称。


▼7月31日(金)〜の実施内容
丸の内仲通り“アーバンテラス”
交通規制実施時間:平日11:00〜15:00、土日祝11:00〜17:00
・Marunouchi Urban Terrace Cafe(移動式店舗)
・「街角に音楽を」コンサートの開催
7月31日(金)12:00〜、12:30〜/8月1日(土)・2日(日)14:00〜、15:00〜、16:00〜

▼今後の予定
8月30日(日)文化とスポーツの発信イベントの同時開催
・行幸通り『アンサンブルズ東京』
・丸の内仲通り『TOKYO FASTEST MILE』
9月25日(金)観光産業が一丸となって実施するユニークエクスペリエンス
・行幸通り、丸の内仲通り『JAPAN NIGHT』

▼実施概要
名称:大手町・丸の内・有楽町地区 公的空間活用モデル事業2015
期間:2015年7月31日(金)〜2016年3月31日(木)
主催:大手町・丸の内・有楽町地区 公的空間活用モデル事業2015実行委員会
(以下4団体で組成)
千代田区/東京都/一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会/特定非営利活動法人大丸有エリアマネジメント協会
対象区域:丸の内仲通り、行幸通り、行幸通り地下通路・広場、大手町川端緑道

社会実験の構成:
《道路空間でのオープンカフェ・キオスク店舗等の実施》 ※期間内を通じて展開内容を追加変更予定
・『Marunouchi Urban Terrace Cafe』
7月31日(金)〜  場所:丸の内仲通り
エリア店舗との協働による移動式店舗やチェアによるアーバンテラス空間の創出。7月31日(金)から開始される丸の内仲通りの交通規制拡大(平日11:00〜15:00、土日祝11:00〜17:00)により生み出される空間で実施。

・『街角に音楽を』
7月31日(金)12:00〜、12:30〜/8月1日(土)・2日(日)14:00〜、15:00〜、16:00〜  場所:丸の内仲通り
NPO法人街角に音楽を、による、ランチタイムや休日の昼下がりを彩るコンサートの開催。

《道路空間でのイベント開催》 ex.)MICE等のイベント ※期間内を通じて随時追加予定
・『アンサンブルズ東京』
8月30日(日)  場所:行幸通り 開場15:00〜、開演16:00〜(予定)
誰もが参加できる新しい音楽フェスティバル。音楽家・大友良英のディレクションのもと、プロジェクトFUKUSHIMA!と共に、参加したすべての人たちが、それぞれの立場やあり方を超えて、自分たちの手で新たな音楽の場を作り上げることを目指す。東京駅丸の内側の行幸通りから始まる、東京の新たな魅力を発信する新たな音楽祭典。
<主催>アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、アンサンブルズ東京実行委員会(一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、特定非営利活動法人大丸有エリアマネジメント協会、ピースリーマネジメント有限会社)
<助成・協力>東京都
<協力>国際交流基金アジアセンター、TodaysArt JAPAN、アサヒビール株式会社
<後援>千代田区
公式サイト: http://www.ensembles.tokyo

・『TOKYO FASTEST MILE』
8月30日(日)  場所:丸の内仲通り(丸の内二丁目) 受付17:00〜、開催18:00〜21:00(予定)
NIKEによる、新しいランニング体験の提供による東京のスポーツ活性化イベント。世界的なスポーツイベントの最終日であるこの日を、NIKEは“FASTEST DAY”と位置付け、世界各国で「それぞれのFASTESTを目指す」ランニングイベントを開催。日本においては、東京の若者にスポーツに親しむ機会を創出するとともに、今までにない新しいランニング体験を提供することによる都市型スポーツの提案・発信の会場として、東京・丸の内にて開催。
公式サイト:NIKE.COM/SOFAST

・『JAPAN NIGHT』
9月25日(金)  場所:行幸通り、丸の内仲通り等 開宴19:30〜(予定)
観光産業が一丸となって実施するジャパン・トラベル・ウィークのレセプション、国内外の来賓をお迎えしおもてなしを実施。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控えた東京で、今後のモデルとなる都市空間を活用した「都市型MICE」を具現化し、国際都市「東京」を舞台に魅力ある日本の地域コンテンツを国内外へ発信。国家戦略特区を活用し、これまでのユニークべニューでの交流会開催から、「ユニークエクスペリエンス」として五感に訴えるイベントを開催。
<主催>日本政府観光局(JNTO)、公益社団法人日本観光振興協会、一般社団法人日本旅行業協会
<後援>国土交通省観光庁
<協賛>株式会社ジェーシービー、東日本旅客鉄道株式会社、全日本空輸株式会社、日本航空株式会社等
<協力>特定非営利活動法人大丸有エリアマネジメント協会
公式サイト: http://t-expo.jp/biz/program/japannight.html

その他、道路空間活用に係る取組を実施予定。


▼「東京圏 国家戦略特別区域」について
2015年3月19日に認定された「東京圏国家戦略特別区域計画」において、以下のように位置付けられました。(関連箇所を抜粋)

II.法第2条第2項に規定する特定事業の名称及び内容
(3)名称:国家戦略道路占用事業
内容:エリアマネジメントに係る道路法の特例(国家戦略特別区域法第17条に規定する国家戦略道路占用事業)
丸の内仲通り、行幸通り、川端緑道及び千代田歩行者専用道第5号線において、大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会等が、道路法の特例を活用し、イベントの開催時におけるカフェ、ベンチ等の設置等により、都心型MICE及び都市観光の推進を図る。

▼東京都長期ビジョン 都市戦略3「日本人のこころと東京の魅力の発信」について
政策指針7:「おもてなしの心」で世界中から訪れる人々を歓迎する都市の実現
2.政策目標
■道路空間や水辺を活用した新たなにぎわいを創出
◇洗練された街並や新たなにぎわいが東京を訪れる人々を魅了
事項:東京シャンゼリゼプロジェクトの推進、オープンカフェの展開等にぎわいの創出
目標年次:2020年
目標値:2地区(虎ノ門地区、丸の内地区)

政策指針7:「おもてなしの心」で世界中から訪れる人々を歓迎する都市の実現
4.これからの政策展開
7.東京を訪れる人を魅了する新たなにぎわいの創出
1.成熟都市にふさわしい魅力的な道路空間の創出
道路管理の一部を地域団体が担い、オープンカフェや広告などの収益をまちの魅力向上に役立てる新たな仕組みの構築や、公開空地の活用促進に向けた規制緩和などにより、エリアマネジメントを更に進化させ、にぎわい創出を持続的なものとする。

▼丸の内仲通りについて
「丸の内仲通り」は、日本を代表するビジネス街である大手町・丸の内・有楽町地区を南北に貫く幅員21m、全長1.2kmにも及ぶ都心の街路空間です。2015年5月には、千代田区、一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、特定非営利活動法人大丸有エリアマネジメント協会、三菱地所株式会社が、平成27年度「都市景観大賞(都市空間部門)」の「大賞(国土交通大臣賞)」を受賞しました。
東京・丸の内の一帯は、1890年に明治政府より払い下げられ、日本初の本格的な賃貸オフィス街としての街づくりが始まりました。以来、日本を代表するビジネス街として、常に時代のニーズを取り入れながら発展し、1996年以降の街づくりにおいては、地元自治体と地元地権者等でまちづくりを議論し、「まちづくりガイドライン」に沿って、統一感ある都市景観を形成してきました。
特に、大賞を受賞した「丸の内仲通り」では、公民が協力し、通過するだけの道路空間を、憩いの場やイベントの舞台という「快適な交流空間」へ、歩道と車道を一体的に整備してきました。

【都市景観大賞 受賞のポイント(要旨)】
・かつてオフィスに特化し夕方・休日に人通りが少なかった街を、就労者以外の多種多様な人が訪れる、賑わいと多様なコミュニティのある、海外にも例のない新しいスタイルの街に変貌させたこと。
・道路空間を舞台に、昼休みの交通規制(歩行者天国化)やイベント時の大胆な道路活用を継続的に実施し、通りを軸とした地区の魅力発信となることを実証したこと。
・かつての建物の軒高を継承した表情線など、長年に亘り蓄積された都市デザインを継承・展開していること。

●「人が中心の空間」へ改変するため 2002年より順次整備を進め、ビルと路面による空間基本構成を保ちつつ、車道幅員を9mから7mに狭め、歩行者空間は両側に1mずつ拡大して7mを確保。自然石(アルゼンチン斑岩)による共通の仕上げで、区有地・民地の境界にこだわらない一体的な整備を行いました。
幅員21m(歩道:車道:歩道=7m:7m:7m)、全長1.2km
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