日経BPコンサルティング調べ スマートフォンの国内普及率は49.7% スマホ満足度はNTTドコモが初の1位、携帯電話を含めるとKDDI(au)が9年連続1位に!
[15/08/31]
提供元:@Press
提供元:@Press
株式会社日経BPコンサルティング(所在地:東京都港区、代表取締役社長:戸田 雅博)はこのほど、「携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2015」の調査結果をまとめました。この調査は、2000年から実施しており今年で21回目となります。今回は携帯電話とスマートフォンの利用状況、携帯電話・スマートフォンの満足度など約80項目に対して全国の男女2,200人から回答を得ました。
携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2015
http://consult.nikkeibp.co.jp/report/keitai_kojin/
「携帯電話・スマートフォンを介して行われる購買」(“携帯・スマホ流通マネー”)、「LINE、Facebook、Twitterをはじめとしたソーシャル・メディアの利用状況」などにも焦点を当て、個人が携帯電話・スマートフォンをどのように使っているかを明らかにしました。
◆若年層のスマホ利用率は8割超
普及率では、二人に一人がスマホを利用する時代に
携帯電話とスマートフォンの所有状況を尋ねたところ、「従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)を1台だけ所有」している人は38.0%(2014年7月実施の前回調査53.0%)、「スマートフォンを1台だけ所有」している人は54.4%(同39.3%)となり、前回調査に比べて携帯電話(フィーチャーフォン)所有者が大幅に減少し、スマートフォン所有者が大幅に増加した(図1)。
一方、携帯電話やスマートフォンを2台持っていると回答した人は7.6%で、前回調査の7.7%と同水準。こうした2台持ちユーザーでスマートフォンの利用者は、全体の6.6%(前回6.1%)だった。
従って、少なくとも1台はスマートフォンを利用していると回答した人の比率(利用率)は、全回答者の61.0%となり、前回調査の45.4%から15.6ポイント増と大幅に伸びた。性年代別では10歳代、20歳代の若年層でのスマートフォン利用率が高く、特に女性の20〜24歳では94.0%、同25〜29歳では90.0%、また男性の15〜19歳では89.0%、同20〜24歳では85.0%に上っている。
この調査では、性別と年代別の組み合わせで均等サンプリングしているため、総務省の人口統計を使って国内の人口構成に合うように補正してスマートフォンの普及率を算出した。その結果、国内のスマートフォンの普及率(総人口比)は49.7%となり、二人に一人がスマートフォンを利用する時代に突入した。前回調査では36.9%だったので、約1年間で12.8ポイント伸びており、その前の1年間の伸び(8.7ポイント)に比べて1.5倍と大きく伸長している(図2)。
なお本調査は、あくまで個人を対象とした調査であるため、スマートフォンの法人契約は利用率、普及率の計算には含まれていない。
図1 携帯電話、スマートフォン利用者の内訳(2015年7月調査)
https://www.atpress.ne.jp/releases/71861/img_71861_1.jpg
図2 スマートフォンの利用率と普及率の年次推移
https://www.atpress.ne.jp/releases/71861/img_71861_2.jpg
◆顧客満足度でドコモが評価された項目は
「通話品質」と「圏外の少なさ」
今回の調査でも例年と同様、現在使用している携帯電話・スマートフォンの1台目と2台目を合わせた総合的な顧客満足度と、通話機能や料金体系、デザイン、機能、サービスなど27項目についての満足度を尋ねている。その中から「総合評価」、「通話品質」、「圏外の少なさ(どこでも使える/どこでもつながる)」、「本体価格」、「基本料金・通話料金」、「パケット代」の基本的な6項目についての満足度を指標化し、キャリア別にレーダーチャートで表した。
主要3キャリアの「総合評価」をみると、KDDI(au)が16.3ポイント(前回17.9)となり9年連続で1位となった(図3)。2位はNTTドコモで15.4ポイント(同16.6)、3位はソフトバンクで9.0ポイント(同14.4)だった。この順位は前回調査と同じ。
個別の項目では、KDDI(au)は「本体価格」「基本料金・通話料金」「パケット代」の3項目が1位で、「通話品質」「圏外の少なさ」の2項目が2位となり、全項目で満遍なく満足度が高かった。NTTドコモは「通話品質」と「圏外の少なさ」が1位で、他の3項目が2位。ソフトバンクは全項目とも3位だった。
2011年の調査からスマートフォンに限定した満足度も調査している(図4)。スマートフォンの「総合評価」は、1位がNTTドコモで18.3ポイント(前回16.6)、2位がKDDI(au)で16.7ポイント(同19.5)、3位がソフトバンクで13.8ポイント(前回20.2)である。前回まで4年連続でソフトバンクが1位だったが、今回、初めてNTTドコモが首位を獲得した。
なおスマートフォンの項目別満足度では、NTTドコモが「通話品質」「圏外の少なさ」で1位、KDDI(au)が「本体価格」「基本料金・通話料金」「パケット代」の3項目で1位であり、この結果は携帯電話(フィーチャーフォン)を含めた全体の満足度と同じ傾向だった。
図3 キャリア別満足度(1台目と2台目を合わせた満足度)
https://www.atpress.ne.jp/releases/71861/img_71861_3.jpg
図4 キャリア別満足度(スマホに限定した場合の満足度)
https://www.atpress.ne.jp/releases/71861/img_71861_4.jpg
【調査概要】
[調査目的]
携帯電話・PHS、スマートフォンの利用者(個人契約者)のユーザー像を捉え、その利用実態と将来ニーズを探る目的で、本調査を企画。2000年7月に初めて実施して以来、毎年少なくとも1回以上実施しており、今回(2015年7月)が21回目。
[調査方法]
Webアンケート調査(2006年度までは郵送調査)
※インテージの全国モニターを利用
[調査期間]
2015年7月17日〜7月21日
[調査対象]
全国携帯電話・PHSユーザー及びスマートフォンユーザー
[回収数]
2,200件
※男女ともに15歳以上5歳刻みで11のセグメントに分割(65歳以上は一括)。各セグメントで100件ずつを回収し合計2,200件
[調査機関]
調査企画・設計・分析:日経BPコンサルティング
[発行日]
2015年8月31日
[報告書の形態]
CD-ROM(通常版には集計データと報告書PDF約350ページを収録/ローデータ版には集計データ、報告書PDF、ローデータを収録)
[価格]
通常版…300,000円(税別)
ローデータ版…1,000,000円(税別)
■報告書の詳細
下記をご覧ください。
http://consult.nikkeibp.co.jp/report/keitai_kojin/
※この調査での「スマートフォン」の定義:
携帯電話各社が「スマートフォン」と銘打って販売する機種の内、音声通話が可能な機種を示した。スマートフォンは、タッチパネル式キーボードなどを備え、iOS(iPhone)、Android、Windows Mobile、SymbianなどのOSを搭載する、アプリケーションをダウンロードしてインストールできるなど、従来型の携帯電話機(フィーチャーフォン)よりも一般的に自由度が高く、高機能。ただし、画面サイズが7インチ以上の、いわゆる「タブレット端末」(iPadやOptimus Pad、Zoomなど)はスマートフォンから除いた。
◆日経BPコンサルティング
日経BP社全額出資の「調査・コンサルティング」「企画・編集」「制作」など、コンサルティング、コンテンツ関連のマーケティング・ソリューション提供企業。(2002年3月1日設立。資本金9,000万円)
携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2015
http://consult.nikkeibp.co.jp/report/keitai_kojin/
「携帯電話・スマートフォンを介して行われる購買」(“携帯・スマホ流通マネー”)、「LINE、Facebook、Twitterをはじめとしたソーシャル・メディアの利用状況」などにも焦点を当て、個人が携帯電話・スマートフォンをどのように使っているかを明らかにしました。
◆若年層のスマホ利用率は8割超
普及率では、二人に一人がスマホを利用する時代に
携帯電話とスマートフォンの所有状況を尋ねたところ、「従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)を1台だけ所有」している人は38.0%(2014年7月実施の前回調査53.0%)、「スマートフォンを1台だけ所有」している人は54.4%(同39.3%)となり、前回調査に比べて携帯電話(フィーチャーフォン)所有者が大幅に減少し、スマートフォン所有者が大幅に増加した(図1)。
一方、携帯電話やスマートフォンを2台持っていると回答した人は7.6%で、前回調査の7.7%と同水準。こうした2台持ちユーザーでスマートフォンの利用者は、全体の6.6%(前回6.1%)だった。
従って、少なくとも1台はスマートフォンを利用していると回答した人の比率(利用率)は、全回答者の61.0%となり、前回調査の45.4%から15.6ポイント増と大幅に伸びた。性年代別では10歳代、20歳代の若年層でのスマートフォン利用率が高く、特に女性の20〜24歳では94.0%、同25〜29歳では90.0%、また男性の15〜19歳では89.0%、同20〜24歳では85.0%に上っている。
この調査では、性別と年代別の組み合わせで均等サンプリングしているため、総務省の人口統計を使って国内の人口構成に合うように補正してスマートフォンの普及率を算出した。その結果、国内のスマートフォンの普及率(総人口比)は49.7%となり、二人に一人がスマートフォンを利用する時代に突入した。前回調査では36.9%だったので、約1年間で12.8ポイント伸びており、その前の1年間の伸び(8.7ポイント)に比べて1.5倍と大きく伸長している(図2)。
なお本調査は、あくまで個人を対象とした調査であるため、スマートフォンの法人契約は利用率、普及率の計算には含まれていない。
図1 携帯電話、スマートフォン利用者の内訳(2015年7月調査)
https://www.atpress.ne.jp/releases/71861/img_71861_1.jpg
図2 スマートフォンの利用率と普及率の年次推移
https://www.atpress.ne.jp/releases/71861/img_71861_2.jpg
◆顧客満足度でドコモが評価された項目は
「通話品質」と「圏外の少なさ」
今回の調査でも例年と同様、現在使用している携帯電話・スマートフォンの1台目と2台目を合わせた総合的な顧客満足度と、通話機能や料金体系、デザイン、機能、サービスなど27項目についての満足度を尋ねている。その中から「総合評価」、「通話品質」、「圏外の少なさ(どこでも使える/どこでもつながる)」、「本体価格」、「基本料金・通話料金」、「パケット代」の基本的な6項目についての満足度を指標化し、キャリア別にレーダーチャートで表した。
主要3キャリアの「総合評価」をみると、KDDI(au)が16.3ポイント(前回17.9)となり9年連続で1位となった(図3)。2位はNTTドコモで15.4ポイント(同16.6)、3位はソフトバンクで9.0ポイント(同14.4)だった。この順位は前回調査と同じ。
個別の項目では、KDDI(au)は「本体価格」「基本料金・通話料金」「パケット代」の3項目が1位で、「通話品質」「圏外の少なさ」の2項目が2位となり、全項目で満遍なく満足度が高かった。NTTドコモは「通話品質」と「圏外の少なさ」が1位で、他の3項目が2位。ソフトバンクは全項目とも3位だった。
2011年の調査からスマートフォンに限定した満足度も調査している(図4)。スマートフォンの「総合評価」は、1位がNTTドコモで18.3ポイント(前回16.6)、2位がKDDI(au)で16.7ポイント(同19.5)、3位がソフトバンクで13.8ポイント(前回20.2)である。前回まで4年連続でソフトバンクが1位だったが、今回、初めてNTTドコモが首位を獲得した。
なおスマートフォンの項目別満足度では、NTTドコモが「通話品質」「圏外の少なさ」で1位、KDDI(au)が「本体価格」「基本料金・通話料金」「パケット代」の3項目で1位であり、この結果は携帯電話(フィーチャーフォン)を含めた全体の満足度と同じ傾向だった。
図3 キャリア別満足度(1台目と2台目を合わせた満足度)
https://www.atpress.ne.jp/releases/71861/img_71861_3.jpg
図4 キャリア別満足度(スマホに限定した場合の満足度)
https://www.atpress.ne.jp/releases/71861/img_71861_4.jpg
【調査概要】
[調査目的]
携帯電話・PHS、スマートフォンの利用者(個人契約者)のユーザー像を捉え、その利用実態と将来ニーズを探る目的で、本調査を企画。2000年7月に初めて実施して以来、毎年少なくとも1回以上実施しており、今回(2015年7月)が21回目。
[調査方法]
Webアンケート調査(2006年度までは郵送調査)
※インテージの全国モニターを利用
[調査期間]
2015年7月17日〜7月21日
[調査対象]
全国携帯電話・PHSユーザー及びスマートフォンユーザー
[回収数]
2,200件
※男女ともに15歳以上5歳刻みで11のセグメントに分割(65歳以上は一括)。各セグメントで100件ずつを回収し合計2,200件
[調査機関]
調査企画・設計・分析:日経BPコンサルティング
[発行日]
2015年8月31日
[報告書の形態]
CD-ROM(通常版には集計データと報告書PDF約350ページを収録/ローデータ版には集計データ、報告書PDF、ローデータを収録)
[価格]
通常版…300,000円(税別)
ローデータ版…1,000,000円(税別)
■報告書の詳細
下記をご覧ください。
http://consult.nikkeibp.co.jp/report/keitai_kojin/
※この調査での「スマートフォン」の定義:
携帯電話各社が「スマートフォン」と銘打って販売する機種の内、音声通話が可能な機種を示した。スマートフォンは、タッチパネル式キーボードなどを備え、iOS(iPhone)、Android、Windows Mobile、SymbianなどのOSを搭載する、アプリケーションをダウンロードしてインストールできるなど、従来型の携帯電話機(フィーチャーフォン)よりも一般的に自由度が高く、高機能。ただし、画面サイズが7インチ以上の、いわゆる「タブレット端末」(iPadやOptimus Pad、Zoomなど)はスマートフォンから除いた。
◆日経BPコンサルティング
日経BP社全額出資の「調査・コンサルティング」「企画・編集」「制作」など、コンサルティング、コンテンツ関連のマーケティング・ソリューション提供企業。(2002年3月1日設立。資本金9,000万円)