第4回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業ランキング」調査 子や孫の将来の安定を祈りつつも、自身の夢を託す親心
[15/11/30]
提供元:@Press
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与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(以下 リスモン、本社:東京都中央区、 http://www.riskmonster.co.jp/ )は、第4回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業ランキング」調査結果を発表いたしました。
1.実施概要
・調査名称 :第4回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい
企業ランキング」調査
・調査方法 :インターネット調査
・調査エリア :全国
・調査期間 :2015年9月17日(木)〜9月18日(金)
・調査対象者 :未成年の子(男)をもつ20〜69歳の男女個人 200人
未成年の子(女)をもつ20〜69歳の男女個人 200人
未成年の孫(男)をもつ20〜69歳の男女個人 200人
未成年の孫(女)をもつ20〜69歳の男女個人 200人
・調査対象企業と選定方法:年間売上2,500億円以上、
従業員数5,000人以上の企業200社を抽出
・有効回収数 :800サンプル
2.調査結果
[1]トヨタ、ANAの2強時代続く!
第4回の「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業ランキング」の1位は「トヨタ自動車」となりました。次いで「全日本空輸(ANA)」が2位、「日本航空(JAL)」が3位となりました。以下、同率4位「サントリー」、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」、「三菱東京UFJ銀行」、7位「電通」、8位「三菱商事」、9位「本田技研工業(ホンダ)」、同率10位「資生堂」、「パナソニック」と続きました。(図表A)
前回の結果と比較したところ、上位2社に変動はなかったものの、3位「日本航空(JAL)」(前回7位)、4位「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(前回9位)などランクアップする企業が多く、中でも、「アップル(Apple)」(前回43位→18位)は大幅に躍進しました。
なお、トップ100については図表Bの通りです。
[2]流行に敏感な父母に対し、安定的な祖父母
お子さんに勤めてほしい企業において、ランキングトップが前回の「全日本空輸(ANA)」から「トヨタ自動車」に返り咲き、子・孫別においても共に1位となりました。「トヨタ自動車」および「全日本空輸(ANA)」は子・孫部門で共にトップ1、2を維持しており、世代を問わず不動の人気となりました。
なお、お子さんに勤めてほしい企業においては、上位20社全てのランキングが入れ替わっております。「アップル(Apple)」、「グーグル(Google)」などのIT関連企業を初めとした新興企業がランクインするなど、経済の流行に敏感な父母世代の感性を反映している様子がうかがえます。
一方で、アンケート対象が祖父母世代となるお孫さんに勤めてほしい企業では、上位20社中、9社は前回と同順位であり、「サントリー」「三菱商事」「三井物産」「三菱東京UFJ銀行」「本田技研工業(ホンダ)」など上位20社中18社が前年に引き続き上位にランクインしており、業歴の長い企業や財閥系企業に対する祖父母世代の安定的な評価が見受けられます。(図表C、D)
[3]自身の夢を子や孫に託す!
選択した理由を自由回答で尋ねたところ、1位の「トヨタ自動車」では、「安定している」「世界的な大企業」といった意見が大多数を占めています。2位の「全日本空輸(ANA)」では、「国際的である」、「企業イメージが良い」といった意見、3位の「日本航空(JAL)」では、「自分が勤めていた」、「自分が勤めたかった」などの意見がそれぞれに見られました。全体でも、「安定している」「業務内容が国際的である」といった回答が多く、「自分と同じ職業を」、「自分の夢を子・孫に託す」という回答も多く見られました。(図表E)
3.総評
子供や孫に勤めてほしい企業とは、両親や祖父母にとっては、その企業に勤めることで子供や孫が安定的で豊かな生活を送ることができると考えられている企業といえます。その観点では、今回のランキング上位企業のほとんどが業歴60年超であり、高い安定性を評価されている企業であることは、一つの要因と捉えることができます。(図表F)
また、今回のアンケート結果において、優良な大手企業の他に大手の商社や広告代理店、航空会社など華やかさのある職業の企業が多く選ばれていることから、自身が過去に夢見ていた職業に対し、子供や孫に夢を託す姿がうかがえます。
実際に子供たちが就職したい企業と比較するために、本アンケートのランキングTOP20を2015年3月に就職活動生向けに実施した「第1回就職したい企業・業種ランキング」のTOP20と比較したところ、重複する企業は20社中わずか6社に留まるという結果となりました。(図表G)
近年の学生は、公務員や大手金融機関など、きわめて堅実性の高い職業を現実的な就職先として希望する傾向があるため、父母や祖父母の夢とは乖離があるものと思われます。
しかしその一方で、就職先を選定するにあたり、約60%の学生が何らかの形で「親の意見を参考にする」との回答をしている結果もありました。(図表H)
このことから、親や祖父母は子供や孫の職業に夢を見ながらも、常にその身を案じて、裕福で安定的な生活を送れるように、現実的なアドバイスを送っており、子供や孫は親や祖父母のそうした期待を意識しつつも、就職には現実性を重視していることが分かります。
その観点において、企業が優秀な人材を獲得するためには、最近の就職活動で主流となりつつあるインターンシップなどを通じて、学生に自社に高い関心と理解を持ってもらうだけでなく、昨今さまざまな企業で行われている「親活」のように、その親や家族に対しても同様に自社に対する関心や理解を持ってもらうことが非常に重要になってきているといえます。
現在、企業が行っているアピールとしては、テレビコマーシャルや紙面広告の他、職業体験テーマパークや製造業における工場見学などが挙げられますが、親や家族から「子供・孫がこの企業に勤めてほしい」と思わせるために「お仕事参観日」なるものを開催する企業が現れる日も近いかもしれません。
※本編はダイジェスト版です。詳細な内容は、以下掲載サイトよりご覧いただけます。
■リスモン調べとは
リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「仕事に対する満足度」、「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しており、今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでまいります。
掲載サイトはこちら
http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/
■リスモンの概要(東京証券取引所ジャスダック上場 証券コード:3768)
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPサービス事業を開始しました。以来サービス分野を拡大し、現在は与信管理サービス、ビジネスポータルサイト(グループウェアサービス等)およびBPOサービスの3つを中核事業と位置づけ、事業展開しております。
リスモングループ法人会員数は、2015年6月末時点で10,240(内、与信管理サービス等5,090、ビジネスポータルサイト等3,166、その他1,984)となっております。
http://www.riskmonster.co.jp
1.実施概要
・調査名称 :第4回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい
企業ランキング」調査
・調査方法 :インターネット調査
・調査エリア :全国
・調査期間 :2015年9月17日(木)〜9月18日(金)
・調査対象者 :未成年の子(男)をもつ20〜69歳の男女個人 200人
未成年の子(女)をもつ20〜69歳の男女個人 200人
未成年の孫(男)をもつ20〜69歳の男女個人 200人
未成年の孫(女)をもつ20〜69歳の男女個人 200人
・調査対象企業と選定方法:年間売上2,500億円以上、
従業員数5,000人以上の企業200社を抽出
・有効回収数 :800サンプル
2.調査結果
[1]トヨタ、ANAの2強時代続く!
第4回の「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業ランキング」の1位は「トヨタ自動車」となりました。次いで「全日本空輸(ANA)」が2位、「日本航空(JAL)」が3位となりました。以下、同率4位「サントリー」、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」、「三菱東京UFJ銀行」、7位「電通」、8位「三菱商事」、9位「本田技研工業(ホンダ)」、同率10位「資生堂」、「パナソニック」と続きました。(図表A)
前回の結果と比較したところ、上位2社に変動はなかったものの、3位「日本航空(JAL)」(前回7位)、4位「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(前回9位)などランクアップする企業が多く、中でも、「アップル(Apple)」(前回43位→18位)は大幅に躍進しました。
なお、トップ100については図表Bの通りです。
[2]流行に敏感な父母に対し、安定的な祖父母
お子さんに勤めてほしい企業において、ランキングトップが前回の「全日本空輸(ANA)」から「トヨタ自動車」に返り咲き、子・孫別においても共に1位となりました。「トヨタ自動車」および「全日本空輸(ANA)」は子・孫部門で共にトップ1、2を維持しており、世代を問わず不動の人気となりました。
なお、お子さんに勤めてほしい企業においては、上位20社全てのランキングが入れ替わっております。「アップル(Apple)」、「グーグル(Google)」などのIT関連企業を初めとした新興企業がランクインするなど、経済の流行に敏感な父母世代の感性を反映している様子がうかがえます。
一方で、アンケート対象が祖父母世代となるお孫さんに勤めてほしい企業では、上位20社中、9社は前回と同順位であり、「サントリー」「三菱商事」「三井物産」「三菱東京UFJ銀行」「本田技研工業(ホンダ)」など上位20社中18社が前年に引き続き上位にランクインしており、業歴の長い企業や財閥系企業に対する祖父母世代の安定的な評価が見受けられます。(図表C、D)
[3]自身の夢を子や孫に託す!
選択した理由を自由回答で尋ねたところ、1位の「トヨタ自動車」では、「安定している」「世界的な大企業」といった意見が大多数を占めています。2位の「全日本空輸(ANA)」では、「国際的である」、「企業イメージが良い」といった意見、3位の「日本航空(JAL)」では、「自分が勤めていた」、「自分が勤めたかった」などの意見がそれぞれに見られました。全体でも、「安定している」「業務内容が国際的である」といった回答が多く、「自分と同じ職業を」、「自分の夢を子・孫に託す」という回答も多く見られました。(図表E)
3.総評
子供や孫に勤めてほしい企業とは、両親や祖父母にとっては、その企業に勤めることで子供や孫が安定的で豊かな生活を送ることができると考えられている企業といえます。その観点では、今回のランキング上位企業のほとんどが業歴60年超であり、高い安定性を評価されている企業であることは、一つの要因と捉えることができます。(図表F)
また、今回のアンケート結果において、優良な大手企業の他に大手の商社や広告代理店、航空会社など華やかさのある職業の企業が多く選ばれていることから、自身が過去に夢見ていた職業に対し、子供や孫に夢を託す姿がうかがえます。
実際に子供たちが就職したい企業と比較するために、本アンケートのランキングTOP20を2015年3月に就職活動生向けに実施した「第1回就職したい企業・業種ランキング」のTOP20と比較したところ、重複する企業は20社中わずか6社に留まるという結果となりました。(図表G)
近年の学生は、公務員や大手金融機関など、きわめて堅実性の高い職業を現実的な就職先として希望する傾向があるため、父母や祖父母の夢とは乖離があるものと思われます。
しかしその一方で、就職先を選定するにあたり、約60%の学生が何らかの形で「親の意見を参考にする」との回答をしている結果もありました。(図表H)
このことから、親や祖父母は子供や孫の職業に夢を見ながらも、常にその身を案じて、裕福で安定的な生活を送れるように、現実的なアドバイスを送っており、子供や孫は親や祖父母のそうした期待を意識しつつも、就職には現実性を重視していることが分かります。
その観点において、企業が優秀な人材を獲得するためには、最近の就職活動で主流となりつつあるインターンシップなどを通じて、学生に自社に高い関心と理解を持ってもらうだけでなく、昨今さまざまな企業で行われている「親活」のように、その親や家族に対しても同様に自社に対する関心や理解を持ってもらうことが非常に重要になってきているといえます。
現在、企業が行っているアピールとしては、テレビコマーシャルや紙面広告の他、職業体験テーマパークや製造業における工場見学などが挙げられますが、親や家族から「子供・孫がこの企業に勤めてほしい」と思わせるために「お仕事参観日」なるものを開催する企業が現れる日も近いかもしれません。
※本編はダイジェスト版です。詳細な内容は、以下掲載サイトよりご覧いただけます。
■リスモン調べとは
リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「仕事に対する満足度」、「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しており、今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでまいります。
掲載サイトはこちら
http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/
■リスモンの概要(東京証券取引所ジャスダック上場 証券コード:3768)
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPサービス事業を開始しました。以来サービス分野を拡大し、現在は与信管理サービス、ビジネスポータルサイト(グループウェアサービス等)およびBPOサービスの3つを中核事業と位置づけ、事業展開しております。
リスモングループ法人会員数は、2015年6月末時点で10,240(内、与信管理サービス等5,090、ビジネスポータルサイト等3,166、その他1,984)となっております。
http://www.riskmonster.co.jp