日系企業のM&Aを支援 ― 株式会社TRYFUNDS〜人材・組織を中心とした統合プロセス支援(PMI)事業を開始〜
[15/12/25]
提供元:@Press
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日本企業の海外進出コンサルティング事業を行う株式会社TRYFUNDS(本社:東京都港区/代表取締役:丹野 裕介)は、2015年12月25日(金)、企業の合併・買収(M&A)後、人材・組織面に特化した統合支援を行う「Global PMI Team」の設置を発表いたしました。
■「Global PMI Team」設置の背景
昨今、海外進出においてM&Aは重要な役割を果たしており、日本企業の海外企業・事業の買収件数も増加傾向となっております。一方で、人材・組織面の統合プロセスを疎かにし、期待以上の買収成果を上げられない日本企業は数多く存在しております。また、人材・組織面を中心としたPMI事業者は日本にもあまり存在しておらず、その課題解決時のインパクトの大きさとは逆に、プロフェッショナル・ファームからもサービス提供されづらい分野となっておりました。
そこで当社は、日本企業として米国企業の大型買収後統合プロセスを経験したプロフェッショナル、組織系のコンサルティング・ファーム出身者を中心にPMIの専門チームを組成、独自のフレームワークを利用したサービス提供を開始いたしました。PMIのみではなく、企業の人事・組織戦略のグローバル化にも役立てると考えており、既に複数社とのサービス提供にかかる協議は開始しております。将来的には、大型・小型問わずサービス提供を行い、海外進出前後においても、日本企業のグローバル化支援を強化していく所存でございます。
■「Global PMI Team」4つの特長
1.日本の人事制度や慣習の特殊性を前提としたアプローチ
日本の人事制度や慣習は世界的に見て特殊です。そのため、日本企業が買収後の企業を本社と同一の人事・組織制度で管理すると、運用上で大きな問題が起こってしまいます。日本の人事制度・慣習には、下記のような3つの特徴がございます。
・日本企業が「組織」を中心とした制度であること
日本企業では一般的に、何時間でも働くことや企業に対して尽くすこと、組織に対して尽くすことを前提とした「組織中心の制度設計」であるのに対し、海外企業は個人に焦点を当てた制度設計となっています。
・年功序列型賃金が根強く残ったMBO(業績評価制度)であること
日本企業が一般的に、新卒採用から定年までの勤続を前提とした年功ベースの賃金カーブであることはよく知られております。業績評価制度が導入されて以降も、年功の概念は色濃く残したまま現在に至っております。対して欧米企業では、職務ベース賃金の考えが基本となっております。
・人事部の中央集権化
日本企業では一般的に、採用や賃金制度の裁量が人事部に統一されております。一方、欧米企業においては、採用やボーナスの支払いについても、部署毎・チーム毎等のラインに基づいて運用されています。
当社では、これらの違いを前提とし、他戦略と整合性をとり、かつ日本企業の持つ強みを買収先の海外事業所でも十分に発揮できる仕組み作りを意識し、人事・組織の戦略を考えるアプローチを採用しております。
2.企業の基本理念を中心とし、「らしさ」を大切にしたアプローチ
PMIにおいて、お互いの企業文化を否定することや、尊重しすぎるあまりに特徴を失ってしまうことは避けなければなりません。当社では、お互いの企業の基本理念である「存在意義」や「事業目的」を中心とし、人事・組織制度のグローバル化や統合に対する問を深めてまいります。大きな特長として、人事・組織戦略の位置付けをビジネスモデルやブランドと同等のレイヤーで取り扱うという点がございます。
当社では、PMIを単に人事制度や給与規定のすり合わせのために行うものと考えてはおりません。統合目的を明確化した上で、基本理念の実現、そして描いた戦略の実行を目的とし、人事・組織戦略を構築していきます。変えるべき部分・変えずに残す部分を明確化し、統合プロセスを進めてまいります。
https://www.atpress.ne.jp/releases/85659/img_85659_1.jpg
3.「Global PMI Team」における施策検討の範囲
「Global PMI Team」では、グローバル人事制度について、個人のリーダーシップ開発の観点、組織開発の観点の双方から各制度を分析・施策を検討してまいります。
https://www.atpress.ne.jp/releases/85659/img_85659_2.jpg
4.海外子会社の統合支援のみならず、
本社の制度改革のグローバル化支援も可能です
「Global PMI Team」の特長として、過度に負担をかけて本社機能をグローバルスタンダードに変革することだけではなく、海外子会社のみを変革対象としたアプローチでも対応可能です。いずれのアプローチも現場で経験したプロフェッショナルが在籍しているからこそ、フラットな目線で組織にマッチしたアプローチを採用することが可能になります。
【TRYFUNDSの会社概要】
会社名 : 株式会社TRYFUNDS
設立 : 2012年9月
資本金 : 5,820万円
代表者 : 丹野 裕介
WEBサイト: http://tryfunds.co.jp
業務内容 : 新規事業企画、立案、運営
市場調査、市場分析、広告調査等の業務
コンサルティング業
販売活動、販売促進活動に関する支援業務
海外企業の誘致に関する業務
人材斡旋業
許可番号 : 有料職業紹介事業許可証 13-ユ-307204
一般労働者派遣事業許可証 般 13-306041
その他 : 経営革新等支援機関(中小企業庁認定)
20150120 関東第16号 及び 関財金 1 第45号
中小企業国際展開アドバイザー(東京商工会議所)
■「Global PMI Team」設置の背景
昨今、海外進出においてM&Aは重要な役割を果たしており、日本企業の海外企業・事業の買収件数も増加傾向となっております。一方で、人材・組織面の統合プロセスを疎かにし、期待以上の買収成果を上げられない日本企業は数多く存在しております。また、人材・組織面を中心としたPMI事業者は日本にもあまり存在しておらず、その課題解決時のインパクトの大きさとは逆に、プロフェッショナル・ファームからもサービス提供されづらい分野となっておりました。
そこで当社は、日本企業として米国企業の大型買収後統合プロセスを経験したプロフェッショナル、組織系のコンサルティング・ファーム出身者を中心にPMIの専門チームを組成、独自のフレームワークを利用したサービス提供を開始いたしました。PMIのみではなく、企業の人事・組織戦略のグローバル化にも役立てると考えており、既に複数社とのサービス提供にかかる協議は開始しております。将来的には、大型・小型問わずサービス提供を行い、海外進出前後においても、日本企業のグローバル化支援を強化していく所存でございます。
■「Global PMI Team」4つの特長
1.日本の人事制度や慣習の特殊性を前提としたアプローチ
日本の人事制度や慣習は世界的に見て特殊です。そのため、日本企業が買収後の企業を本社と同一の人事・組織制度で管理すると、運用上で大きな問題が起こってしまいます。日本の人事制度・慣習には、下記のような3つの特徴がございます。
・日本企業が「組織」を中心とした制度であること
日本企業では一般的に、何時間でも働くことや企業に対して尽くすこと、組織に対して尽くすことを前提とした「組織中心の制度設計」であるのに対し、海外企業は個人に焦点を当てた制度設計となっています。
・年功序列型賃金が根強く残ったMBO(業績評価制度)であること
日本企業が一般的に、新卒採用から定年までの勤続を前提とした年功ベースの賃金カーブであることはよく知られております。業績評価制度が導入されて以降も、年功の概念は色濃く残したまま現在に至っております。対して欧米企業では、職務ベース賃金の考えが基本となっております。
・人事部の中央集権化
日本企業では一般的に、採用や賃金制度の裁量が人事部に統一されております。一方、欧米企業においては、採用やボーナスの支払いについても、部署毎・チーム毎等のラインに基づいて運用されています。
当社では、これらの違いを前提とし、他戦略と整合性をとり、かつ日本企業の持つ強みを買収先の海外事業所でも十分に発揮できる仕組み作りを意識し、人事・組織の戦略を考えるアプローチを採用しております。
2.企業の基本理念を中心とし、「らしさ」を大切にしたアプローチ
PMIにおいて、お互いの企業文化を否定することや、尊重しすぎるあまりに特徴を失ってしまうことは避けなければなりません。当社では、お互いの企業の基本理念である「存在意義」や「事業目的」を中心とし、人事・組織制度のグローバル化や統合に対する問を深めてまいります。大きな特長として、人事・組織戦略の位置付けをビジネスモデルやブランドと同等のレイヤーで取り扱うという点がございます。
当社では、PMIを単に人事制度や給与規定のすり合わせのために行うものと考えてはおりません。統合目的を明確化した上で、基本理念の実現、そして描いた戦略の実行を目的とし、人事・組織戦略を構築していきます。変えるべき部分・変えずに残す部分を明確化し、統合プロセスを進めてまいります。
https://www.atpress.ne.jp/releases/85659/img_85659_1.jpg
3.「Global PMI Team」における施策検討の範囲
「Global PMI Team」では、グローバル人事制度について、個人のリーダーシップ開発の観点、組織開発の観点の双方から各制度を分析・施策を検討してまいります。
https://www.atpress.ne.jp/releases/85659/img_85659_2.jpg
4.海外子会社の統合支援のみならず、
本社の制度改革のグローバル化支援も可能です
「Global PMI Team」の特長として、過度に負担をかけて本社機能をグローバルスタンダードに変革することだけではなく、海外子会社のみを変革対象としたアプローチでも対応可能です。いずれのアプローチも現場で経験したプロフェッショナルが在籍しているからこそ、フラットな目線で組織にマッチしたアプローチを採用することが可能になります。
【TRYFUNDSの会社概要】
会社名 : 株式会社TRYFUNDS
設立 : 2012年9月
資本金 : 5,820万円
代表者 : 丹野 裕介
WEBサイト: http://tryfunds.co.jp
業務内容 : 新規事業企画、立案、運営
市場調査、市場分析、広告調査等の業務
コンサルティング業
販売活動、販売促進活動に関する支援業務
海外企業の誘致に関する業務
人材斡旋業
許可番号 : 有料職業紹介事業許可証 13-ユ-307204
一般労働者派遣事業許可証 般 13-306041
その他 : 経営革新等支援機関(中小企業庁認定)
20150120 関東第16号 及び 関財金 1 第45号
中小企業国際展開アドバイザー(東京商工会議所)