『祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ』1月23日〜3月23日まで開催〜ブックデザインを通して、フィジカルな「本」の魅力に触れる〜
[16/01/12]
提供元:@Press
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千代田区立日比谷図書文化館はグラフィックデザイナー、祖父江慎(そぶえ しん)氏の特別展『祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ』を、2016年1月23日(土)〜3月23日(水)に開催いたします。
詳細URL: http://hibiyal.jp/hibiya/museum/exhibision2015sobue-cozfish.html
「うまくいかない喜び」を軸に活動を展開するグラフィックデザイナー、祖父江慎(そぶえ しん)氏。その独特な感性と鍛え抜かれたデザイン力により常に私たちの意表を突く作品を世に送り出してきました。本の中身・内容をいかに伝え、読者に訴え得るかが装丁やブックデザインの基本ですが、優れたデザインはその本の世界をより魅力的に語ります。
本展では祖父江氏と氏が主宰するコズフィッシュのブックデザインを通して、フィジカルな「本」の魅力を探ります。デジタルデバイスの登場によりすっかり様変わりした感のある私たちの読書環境。そんな中、本がどのように作られるのか、そのプロセスを追いながら、紙の本だからこその表現を求めて1冊に込められる情熱に迫ります。
※ タイトルは「ブックデザイン」ではなく「ブックデザイ」です。
《本展の概要》
○会期 :2016年1月23日(土)〜3月23日(水) ※前後期にて展示替えあり
前期「cozf編」:1月23日(土)〜2月14日(日)
後期「ish編」 :2月16日(火)〜3月23日(水)
※ 休館日:2月15日(月)、3月21日(月・祝)
○観覧時間:平日10:00〜20:00、土10:00〜19:00、日祝10:00〜17:00
(入室は閉室の30分前まで)
○会場 :千代田区立日比谷図書文化館 1階特別展示室
○観覧料 :一般300円、大学・高校生200円
千代田区民・中学生以下、障害者手帳をお持ちの方および
付き添いの方1名は無料
※ 住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳を
お持ちください。
○主催 :千代田区立日比谷図書文化館
○共催 :公益財団法人DNP文化振興財団
《本展のみどころ》
本がどのように作られるのか、アイデア・プラン出しから始まってそれらを実現するための試行錯誤を、本に使われる紙や本の構造、印刷方法から製本まで、祖父江氏が実際にデザインした本を例に盛りだくさんでお届け。また多くの日本人に馴染みのある夏目漱石『こゝろ』『吾輩ハ猫デアル』新装版の制作プロセスを細かく紹介。初版本装丁のために漱石自身が描いた装画や漱石が手を入れたゲラなど、貴重な資料も展示されます。
《展示構成》
●コズフィッシュの書庫
前期「cozf編」=20世紀の書庫/後期「ish編」=21世紀の書庫
祖父江慎+コズフィッシュによる約2,000冊におよぶ全装丁本を前後期に分けて展示。
●本の実験室
アイデア・プラン、紙(素材)、書体、本の構造、色と網点/加工/本の寿命(印刷・製本)などのコーナーにより本造りのさまざまな工程を紹介。
●漱石室
『心』『吾輩ハ猫デアル』新装版展示室。現在制作中の『吾輩ハ猫デアル』の完成形は後期展示でお目見え。
《プロフィール》
祖父江慎(そぶえ しん)
グラフィックデザイナー。コズフィッシュ代表。1959年愛知県生まれ。多摩美術大学に入学するが、杉浦康平に憧れ、在学中の1981年から工作舎でアルバイトを始め、大学中退。在学中は漫画研究会に所属、先輩にしりあがり寿、喜国雅彦がいた。1987年工作舎退社。秋元康が設立した株式会社フォーセールでアートディレクターを務め、1988年独立。1990年コズフィッシュ設立。人文書、小説、漫画などの書籍の装丁やデザインを幅広く手がける。吉田戦車の漫画本をはじめとして、意図的な乱丁や斜めの断裁など、装丁の常識を覆すデザインで注目を集める。近年、「スヌーピー展」「エヴァンゲリオン展」「ゲゲゲ展」「ゴーゴーミッフィー展」など、展覧会のグラフィック、アートディレクションを手がけることも多く、展覧会グッズでは独特の感性を爆発させたユニークな商品を開発している。
《関連イベント》
(1) 対談「造本あれこれそれ話」
日時:2月18日(木)18:30〜20:00(受付18:00〜)
講師:祖父江慎(グラフィックデザイナー)
白井敬尚(グラフィックデザイナー/武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科教授)
内容:現在第一線で活躍するグラフィックデザイナー、祖父江慎氏と白井敬尚氏。同世代で、同じく出版を中心に仕事をする二人だが、各々のつくり出すブックデザインはまったくタイプが異なり、一見デザインへのアプローチの仕方がまったく違うように見えます。そんなお二人に造本に対する考え方を語っていただきます。
(2) 鼎談「漱石本制作の舞台裏」
日時:3月10日(木)18:30〜20:00(受付18:00〜)
講師:祖父江慎(グラフィックデザイナー)
渡辺朝香(岩波書店単行本編集部)
前田耕作(岩波書店製作部)
内容:一昨年、祖父江氏の装丁デザインにより新装された夏目漱石著『心』(岩波書店/2014年)や、現在制作中の『吾輩ハ猫デアル』(岩波書店/2016年3月刊行予定)について、祖父江氏と岩波書店の担当編集者および製作部の方を講師に迎え、新装版制作時の裏話や見どころについて語っていただきます。
【上記(1)、(2)いずれも】
○場所 :地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)
○定員 :200名(お申し込み順)
○参加費 :各500円
○お申し込み方法:電話(03-3502-3340)、Eメール( college@hibiyal.jp )、来館のうえ1F受付にて講座名、お名前(よみがな)、電話番号をご連絡ください。
■ツアー「祖父江さんと行く 大日本印刷工場見学」
日時 :2月2日(火)13:00〜17:00
集合場所 :JR宇都宮線「白岡駅」
参加費 :無料(現地までの交通費は各自負担)
お申し込み・お問い合わせ先:公益財団法人DNP文化振興財団
http://www.dnp.co.jp/foundation/
※日比谷図書文化館ではお申し込み・お問い合わせは受け付けておりません。
詳細URL: http://hibiyal.jp/hibiya/museum/exhibision2015sobue-cozfish.html
「うまくいかない喜び」を軸に活動を展開するグラフィックデザイナー、祖父江慎(そぶえ しん)氏。その独特な感性と鍛え抜かれたデザイン力により常に私たちの意表を突く作品を世に送り出してきました。本の中身・内容をいかに伝え、読者に訴え得るかが装丁やブックデザインの基本ですが、優れたデザインはその本の世界をより魅力的に語ります。
本展では祖父江氏と氏が主宰するコズフィッシュのブックデザインを通して、フィジカルな「本」の魅力を探ります。デジタルデバイスの登場によりすっかり様変わりした感のある私たちの読書環境。そんな中、本がどのように作られるのか、そのプロセスを追いながら、紙の本だからこその表現を求めて1冊に込められる情熱に迫ります。
※ タイトルは「ブックデザイン」ではなく「ブックデザイ」です。
《本展の概要》
○会期 :2016年1月23日(土)〜3月23日(水) ※前後期にて展示替えあり
前期「cozf編」:1月23日(土)〜2月14日(日)
後期「ish編」 :2月16日(火)〜3月23日(水)
※ 休館日:2月15日(月)、3月21日(月・祝)
○観覧時間:平日10:00〜20:00、土10:00〜19:00、日祝10:00〜17:00
(入室は閉室の30分前まで)
○会場 :千代田区立日比谷図書文化館 1階特別展示室
○観覧料 :一般300円、大学・高校生200円
千代田区民・中学生以下、障害者手帳をお持ちの方および
付き添いの方1名は無料
※ 住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳を
お持ちください。
○主催 :千代田区立日比谷図書文化館
○共催 :公益財団法人DNP文化振興財団
《本展のみどころ》
本がどのように作られるのか、アイデア・プラン出しから始まってそれらを実現するための試行錯誤を、本に使われる紙や本の構造、印刷方法から製本まで、祖父江氏が実際にデザインした本を例に盛りだくさんでお届け。また多くの日本人に馴染みのある夏目漱石『こゝろ』『吾輩ハ猫デアル』新装版の制作プロセスを細かく紹介。初版本装丁のために漱石自身が描いた装画や漱石が手を入れたゲラなど、貴重な資料も展示されます。
《展示構成》
●コズフィッシュの書庫
前期「cozf編」=20世紀の書庫/後期「ish編」=21世紀の書庫
祖父江慎+コズフィッシュによる約2,000冊におよぶ全装丁本を前後期に分けて展示。
●本の実験室
アイデア・プラン、紙(素材)、書体、本の構造、色と網点/加工/本の寿命(印刷・製本)などのコーナーにより本造りのさまざまな工程を紹介。
●漱石室
『心』『吾輩ハ猫デアル』新装版展示室。現在制作中の『吾輩ハ猫デアル』の完成形は後期展示でお目見え。
《プロフィール》
祖父江慎(そぶえ しん)
グラフィックデザイナー。コズフィッシュ代表。1959年愛知県生まれ。多摩美術大学に入学するが、杉浦康平に憧れ、在学中の1981年から工作舎でアルバイトを始め、大学中退。在学中は漫画研究会に所属、先輩にしりあがり寿、喜国雅彦がいた。1987年工作舎退社。秋元康が設立した株式会社フォーセールでアートディレクターを務め、1988年独立。1990年コズフィッシュ設立。人文書、小説、漫画などの書籍の装丁やデザインを幅広く手がける。吉田戦車の漫画本をはじめとして、意図的な乱丁や斜めの断裁など、装丁の常識を覆すデザインで注目を集める。近年、「スヌーピー展」「エヴァンゲリオン展」「ゲゲゲ展」「ゴーゴーミッフィー展」など、展覧会のグラフィック、アートディレクションを手がけることも多く、展覧会グッズでは独特の感性を爆発させたユニークな商品を開発している。
《関連イベント》
(1) 対談「造本あれこれそれ話」
日時:2月18日(木)18:30〜20:00(受付18:00〜)
講師:祖父江慎(グラフィックデザイナー)
白井敬尚(グラフィックデザイナー/武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科教授)
内容:現在第一線で活躍するグラフィックデザイナー、祖父江慎氏と白井敬尚氏。同世代で、同じく出版を中心に仕事をする二人だが、各々のつくり出すブックデザインはまったくタイプが異なり、一見デザインへのアプローチの仕方がまったく違うように見えます。そんなお二人に造本に対する考え方を語っていただきます。
(2) 鼎談「漱石本制作の舞台裏」
日時:3月10日(木)18:30〜20:00(受付18:00〜)
講師:祖父江慎(グラフィックデザイナー)
渡辺朝香(岩波書店単行本編集部)
前田耕作(岩波書店製作部)
内容:一昨年、祖父江氏の装丁デザインにより新装された夏目漱石著『心』(岩波書店/2014年)や、現在制作中の『吾輩ハ猫デアル』(岩波書店/2016年3月刊行予定)について、祖父江氏と岩波書店の担当編集者および製作部の方を講師に迎え、新装版制作時の裏話や見どころについて語っていただきます。
【上記(1)、(2)いずれも】
○場所 :地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)
○定員 :200名(お申し込み順)
○参加費 :各500円
○お申し込み方法:電話(03-3502-3340)、Eメール( college@hibiyal.jp )、来館のうえ1F受付にて講座名、お名前(よみがな)、電話番号をご連絡ください。
■ツアー「祖父江さんと行く 大日本印刷工場見学」
日時 :2月2日(火)13:00〜17:00
集合場所 :JR宇都宮線「白岡駅」
参加費 :無料(現地までの交通費は各自負担)
お申し込み・お問い合わせ先:公益財団法人DNP文化振興財団
http://www.dnp.co.jp/foundation/
※日比谷図書文化館ではお申し込み・お問い合わせは受け付けておりません。