サクソバンク、「2016年第1四半期エッセンシャルトレード」を発表〜クレジットギャップ〜
[16/01/13]
提供元:@Press
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デリバティブ取引の世界的大手であるサクソバンク(Saxo Bank A/S、デンマーク)の100%子会社であるサクソバンクFX証券は、2016年第1四半期の市場動向についてサクソバンクの市場分析チームが執筆したレポート「エッセンシャルトレード」の邦訳版を発表しました。
新年の始まりは、勤勉さが明るい未来につながることを願うのにふさわしい時期です。特に本年は金融業界で働く私たちにそのことが当てはまります。
米連邦準備制度理事会(FRB)は2015年12月16日の連邦公開市場委員会(FOMC)で約10年ぶりの利上げを決め、あまりにも長すぎた超低金利時代は終わりを告げました。多くの若いトレーダーにとっては、初めて経験する利上げ局面でした。
ヨーロッパ経済は、若干改善も見られますが、弱含みのままです。イギリスで行われた最新の世論調査によると、イギリス国民の47%が欧州連合(EU)からの離脱に傾いていることがわかりました。ギリシャ経済は危機的な状況から抜け出せずにいます。スペインでは12月20日の総選挙で中道右派の与党・国民党が第1党を維持したものの、過半数を大きく割り込み、政局の混乱が予想されます。ほかにもシリア内戦、原油安、中国経済の行方など、大きな混乱要因があります。
このような世界情勢のなかで、サクソバンク予測チームが総力を挙げて最良のトレードシナリオをレポートにまとめました。皆様のインスピレーションを刺激することができれば幸いです。
<各レポートはこちらからダウンロードできます(無料)>
URL: http://www.saxobank.co.jp/essential-trades/2016q1/
「2016年第1四半期エッセンシャルトレード」は、各分野の専門家が執筆した8編のレポートから構成されています。各レポートの詳細は下記のとおりです。
■トップストーリー:ギャップにご用心(スティーン・ヤコブセン)
「マネーの価格(the price of money)」が、経済に関するあらゆる事柄について重要な尺度であることを理解している人は、金融市場関係者を含めて極めて少ないようです。
■マクロ経済編:リフトオフ(マッズ・コフォーズ)
FRBが12月に開始した新たな利上げサイクルは、成長に勢いがあるアメリカ経済は耐えることができても、新興国経済を厳しい状況に追い込むことになるでしょう。
■FX編:金融政策の舵の切り替え(ジョン・ハーディ)
アメリカが12月にようやく利上げに踏み切ったことで、世界の外国為替相場の先行きはFRBの新たな利上げペースにかかっています。素直に見れば、米ドル高が予想されます。
■株式市場編:エネルギー銘柄のゲームの終わり(ピーター・ガーンリュー)
2015年の株式市場は、ドル高、記録的な原油安、ハイイールド債(特にエネルギー銘柄)の米国債とのスプレッド拡大という3つの大きな変動要因に直面しました。エネルギー部門で起きているドミノ倒し的なクレジットクランチ(信用収縮)がアメリカ経済の他の部門や金融市場に連鎖反応を引き起こすかどうかが最大の注目点です。
■債券市場編:フリーマネーとの別れ(サイモン・ファスダル)
米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに踏み切ったことで、投資家はゼロ金利政策のおかげでただ同然で資金を調達できた「フリーマネー」の時代に幕が下りたことを嫌でも認識させられました。2016年第1四半期の債券市場は、間違いなく「パーティーが終わった」という雰囲気一色となるでしょう。
■商品市場編:暗いトンネル(オーレ・ハンセン)
商品市場にとって2015年はひどい年でした。原油価格は、まるで崖から転げ落ちるかのように下落しました。少なくても2016年初旬は、トンネルの出口にかすかな明かりが見えるだけかもしれません。
■特集記事:ポーランドが直面する困難な道(クリストフ・ダンビ)
ポーランド経済はこれまでの長い間、堅調で、リセッションに強く、非常に発展していることが評価されてきました。しかし、残念ながら、資本コスト上昇の影響を非常に受けやすい特性があり、エネルギー部門に関しては特にその傾向が見られます。ポーランドの成長率は2016年に鈍化することが予想されます。
■アジア市場編:申年はボラティリティ拡大に注意(ケイ・ヴァン・ピーターセン)
私たちは今、嵐の渦中にいます。12月上旬には欧州中央銀行の市場予想を大きく裏切る政策決定で、株価は下落し、追加的緩和策の発表を信じてユーロをショートにしていた投資家はひどい目に遇いました。12月中旬には米連邦準備制度理事会がほぼ10年ぶりの利上げに踏み切りました。2016年は顔を真っ赤にした猿の年(申年)です。悪戯好きで、野心的、動きも敏捷であることが猿の特徴です。それと直接関係はしませんが、市場のボラティリティの拡大に警戒が必要です。
【サクソバンク(Saxo Bank A/S)について】
サクソバンク(Saxo Bank A/S)は、デンマーク金融監督庁の許可を受けた、オンライン取引を専門とした銀行です。外国為替(FX)、CFDs、ETFs、株式、先物、オプションなどの多岐にわたるデリバティブ商品を、数々の受賞暦を誇る3つの取引プラットフォームとAPIを通じて提供しています。サクソバンクはインターバンク市場を形成する主要銀行(Tier 1 Banks)および世界中の80カ所以上の取引所から流動性を確保しており、リアルタイムでのプライス配信、正確な約定、そして競争力のあるスプレッドを提供しています。サクソバンク・グループは本社をデンマークに置き、日本、イギリス、イタリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スペイン、フランス、ウクライナ、チェコ共和国、アラブ首長国連邦、インド、オーストラリア、シンガポールで業務を展開しています。
詳細はウェブサイトでご確認いただけます。
URL: https://www.tradingfloor.com/publications/essential-trades
【サクソバンクFX証券株式会社について】
社名 : サクソバンクFX証券株式会社
第一種金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第239号
商品先物取引業者 農林水産省 指令22総合第1352号
経済産業省 平成22・12・22商第6号
所在地 : 〒106-0041 東京都港区麻布台1-7-2 神谷町サンケイビル10F
加入団体: 日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、
日本投資者保護基金、日本商品先物取引協会
URL : http://www.saxobank.co.jp
新年の始まりは、勤勉さが明るい未来につながることを願うのにふさわしい時期です。特に本年は金融業界で働く私たちにそのことが当てはまります。
米連邦準備制度理事会(FRB)は2015年12月16日の連邦公開市場委員会(FOMC)で約10年ぶりの利上げを決め、あまりにも長すぎた超低金利時代は終わりを告げました。多くの若いトレーダーにとっては、初めて経験する利上げ局面でした。
ヨーロッパ経済は、若干改善も見られますが、弱含みのままです。イギリスで行われた最新の世論調査によると、イギリス国民の47%が欧州連合(EU)からの離脱に傾いていることがわかりました。ギリシャ経済は危機的な状況から抜け出せずにいます。スペインでは12月20日の総選挙で中道右派の与党・国民党が第1党を維持したものの、過半数を大きく割り込み、政局の混乱が予想されます。ほかにもシリア内戦、原油安、中国経済の行方など、大きな混乱要因があります。
このような世界情勢のなかで、サクソバンク予測チームが総力を挙げて最良のトレードシナリオをレポートにまとめました。皆様のインスピレーションを刺激することができれば幸いです。
<各レポートはこちらからダウンロードできます(無料)>
URL: http://www.saxobank.co.jp/essential-trades/2016q1/
「2016年第1四半期エッセンシャルトレード」は、各分野の専門家が執筆した8編のレポートから構成されています。各レポートの詳細は下記のとおりです。
■トップストーリー:ギャップにご用心(スティーン・ヤコブセン)
「マネーの価格(the price of money)」が、経済に関するあらゆる事柄について重要な尺度であることを理解している人は、金融市場関係者を含めて極めて少ないようです。
■マクロ経済編:リフトオフ(マッズ・コフォーズ)
FRBが12月に開始した新たな利上げサイクルは、成長に勢いがあるアメリカ経済は耐えることができても、新興国経済を厳しい状況に追い込むことになるでしょう。
■FX編:金融政策の舵の切り替え(ジョン・ハーディ)
アメリカが12月にようやく利上げに踏み切ったことで、世界の外国為替相場の先行きはFRBの新たな利上げペースにかかっています。素直に見れば、米ドル高が予想されます。
■株式市場編:エネルギー銘柄のゲームの終わり(ピーター・ガーンリュー)
2015年の株式市場は、ドル高、記録的な原油安、ハイイールド債(特にエネルギー銘柄)の米国債とのスプレッド拡大という3つの大きな変動要因に直面しました。エネルギー部門で起きているドミノ倒し的なクレジットクランチ(信用収縮)がアメリカ経済の他の部門や金融市場に連鎖反応を引き起こすかどうかが最大の注目点です。
■債券市場編:フリーマネーとの別れ(サイモン・ファスダル)
米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに踏み切ったことで、投資家はゼロ金利政策のおかげでただ同然で資金を調達できた「フリーマネー」の時代に幕が下りたことを嫌でも認識させられました。2016年第1四半期の債券市場は、間違いなく「パーティーが終わった」という雰囲気一色となるでしょう。
■商品市場編:暗いトンネル(オーレ・ハンセン)
商品市場にとって2015年はひどい年でした。原油価格は、まるで崖から転げ落ちるかのように下落しました。少なくても2016年初旬は、トンネルの出口にかすかな明かりが見えるだけかもしれません。
■特集記事:ポーランドが直面する困難な道(クリストフ・ダンビ)
ポーランド経済はこれまでの長い間、堅調で、リセッションに強く、非常に発展していることが評価されてきました。しかし、残念ながら、資本コスト上昇の影響を非常に受けやすい特性があり、エネルギー部門に関しては特にその傾向が見られます。ポーランドの成長率は2016年に鈍化することが予想されます。
■アジア市場編:申年はボラティリティ拡大に注意(ケイ・ヴァン・ピーターセン)
私たちは今、嵐の渦中にいます。12月上旬には欧州中央銀行の市場予想を大きく裏切る政策決定で、株価は下落し、追加的緩和策の発表を信じてユーロをショートにしていた投資家はひどい目に遇いました。12月中旬には米連邦準備制度理事会がほぼ10年ぶりの利上げに踏み切りました。2016年は顔を真っ赤にした猿の年(申年)です。悪戯好きで、野心的、動きも敏捷であることが猿の特徴です。それと直接関係はしませんが、市場のボラティリティの拡大に警戒が必要です。
【サクソバンク(Saxo Bank A/S)について】
サクソバンク(Saxo Bank A/S)は、デンマーク金融監督庁の許可を受けた、オンライン取引を専門とした銀行です。外国為替(FX)、CFDs、ETFs、株式、先物、オプションなどの多岐にわたるデリバティブ商品を、数々の受賞暦を誇る3つの取引プラットフォームとAPIを通じて提供しています。サクソバンクはインターバンク市場を形成する主要銀行(Tier 1 Banks)および世界中の80カ所以上の取引所から流動性を確保しており、リアルタイムでのプライス配信、正確な約定、そして競争力のあるスプレッドを提供しています。サクソバンク・グループは本社をデンマークに置き、日本、イギリス、イタリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スペイン、フランス、ウクライナ、チェコ共和国、アラブ首長国連邦、インド、オーストラリア、シンガポールで業務を展開しています。
詳細はウェブサイトでご確認いただけます。
URL: https://www.tradingfloor.com/publications/essential-trades
【サクソバンクFX証券株式会社について】
社名 : サクソバンクFX証券株式会社
第一種金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第239号
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所在地 : 〒106-0041 東京都港区麻布台1-7-2 神谷町サンケイビル10F
加入団体: 日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、
日本投資者保護基金、日本商品先物取引協会
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