<マスクと伊達マスクに関する意識調査>“予防”や“防寒“目的、“顔を隠す”ためにマスクをする人も増加中?マスク選びは、「耳が痛くない」「フィット感」など“つけ心地”が大切 〜女性の3人に1人が「伊達マスク」経験者!男性でも20・30代に広がり〜
[16/01/21]
提供元:@Press
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国内1,200社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット(所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上 正勝)は、消費財にまつわるトピックスをお届けする「Fromプラネット」の第30号として、マスクと伊達マスクに関する意識調査の結果をご紹介します。
■マスクを“予防”のために着用している人は半数以上、女性では66.5%も
風邪・インフルエンザが流行する今の季節に欠かせないのがマスク。かつては、風邪を引いたり咳が出たりしてからするものでしたが、最近では、風邪を引いていなくても、予防のために着用する人も増え、また健康上の理由とは異なる、いわゆる“伊達マスク”も話題になっています。今回は、マスクと伊達マスクについてアンケートを行い、マスク着用の実態やマスク選びのポイントなどを調べました。
まず、なんらかの予防のためにマスクをするかどうかを聞きました。すると、「よくする」人が20.2%、「たまにする」人が35.0%。合計すると55.2%で、半数を超えました。また、この「よくする」と「たまにする」の合計値を男女別に見ると、男性が48.0%、女性が66.5%と女性が18.5%高くなっていました。
予防目的でマスクをしている人に、さらに、何の予防のためにしているかを尋ねたところ、「風邪予防」が最も高く81.7%、次いで「インフルエンザ予防」68.0%、「花粉症予防」43.3%。「風邪」「インフルエンザ」の予防のためにマスクをしている人が約7〜8割を占めることがわかりました。風邪・インフルエンザの予防にマスクが効果的であるという認識がかなり浸透してきたと言えそうですね。
表1:「風邪やインフルエンザ・花粉症などの予防のためにマスクをしますか」についての回答
https://www.atpress.ne.jp/releases/87767/img_87767_1.png
表2:「何を予防するためにマスクをしていますか」についての回答
https://www.atpress.ne.jp/releases/87767/img_87767_2.png
出典:インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチ『DIMSDRIVE』実施のアンケート「マスクと伊達マスク」。
調査期間:2015年12月8日〜12月15日、DIMSDRIVEモニター4,026人が回答。表3〜表6・エピソードの出典も同アンケートです。
■予防目的でマスクをするのは、やはり人の集まる場所にいるとき
次に、どんなときやどんな場所で、予防目的のマスクをするかを聞きました。「人混み・コンサートなど、人の多いところにいるとき」が最も多く38.8%、僅差で「埃っぽい場所にいるとき」38.6%、「電車など公共の乗り物を利用するとき」38.0%と続きました。人が集まる場所で、埃やウイルス、乾燥からのどを守るために、着用されていると考えられます。また、前調査の結果同様、ほぼすべての項目で女性の割合が男性を上回りました。健康や予防に対する女性の意識・関心の高さがうかがえますね。
表3:「どのようなときにマスクをしますか(風邪など病気の際は除く)」についての回答
https://www.atpress.ne.jp/releases/87767/img_87767_3.png
■マスク購入時には、「耳が痛くない」「フィット感」など“つけ心地”も重視
それでは、マスク利用者がマスクを買うときには、何を重視して選んでいるのでしょうか。購入時に重視する点を聞くと、1位は「サイズ(小さめ・大きめなど)」37.3%、2位は「耳が痛くない」35.9%、3位が「ピッタリフィット感」34.8%、4位が僅差で「大容量である」34.7%と続きました。
男女別に見ると、男性は1位が「ピッタリフィット感」34.6%、2位「抗菌」31.1%、3位「耳が痛くない」31.0%の順。これに対して女性は、1位の「サイズ」が48.3%と半数近くに上り、2位「耳が痛くない」も41.6%と4割を超えています。3位「大容量である」も40.4%と高いのは、マスク利用者が男性より多く、使う枚数も多いからでしょうか。また、全体では6位、男性では8位の「形(立体型やプリーツタイプなど)」が女性では37.2%で、4位に上がっています。男性で1位の「ピッタリフィット感」は女性では5位ですが、男性34.6%に対して女性35.0%と、数値そのものは女性のほうがわずかに高くなっていました。以上からマスク選びでは、本来の機能以上に、「耳が痛くない」「ピッタリフィット感」といった“つけ心地”に通じる要素が重視されている傾向がうかがえました。
表4:「マスクを購入する際に重視する点は何ですか」についての回答
https://www.atpress.ne.jp/releases/87767/img_87767_4.png
■消費者のニーズに応え、多機能・多様化するマスク市場
今度は、具体的にどんなマスクが売れているのか、売れ筋ランキングを見てみましょう。
前調査の結果で、購入時に重視されていたのは「サイズ」「耳が痛くない」「ピッタリフィット感」「形」などでした。20位までのアイテムを見ると、「小さめ」「やや小さめ」などの“小さめ”(サイズ)が商品名についたものが8点入っています。また、「超快適マスク」「フィッティ7DAYSマスク」「三次元マスク」などのシリーズは、顔にフィットする工夫や耳にやさしい柔らかい耳かけなどがうたわれたもの。やはり、サイズやつけ心地に配慮した商品が選ばれていることがわかります。
1位と12位に入っている「のどぬ〜るぬれマスク就寝用」は、寝ている間、乾燥からのどを守るという就寝時向け商品。消費者がマスクに求めているものが多様化している様子がうかがえますね。
《売れ筋ランキング》
https://www.atpress.ne.jp/releases/87767/img_87767_5.png
(注) カスタマー・コミュニケーションズ株式会社が構築・運用する購買行動全国パネルデータ「TRUE DATA」を使用。全国ドラッグストア600万人、食品スーパー250万人の購買履歴および個人を特定しない性別・年齢等の消費者属性情報を市場インデックスデータに加工、提供。ドラッグストアでのマスクカテゴリにおける2015年9月から2015年11月までの購入個数順位を表示。カスタマー・コミュニケーションズホームページ: http://www.truedata.co.jp/
■若年層や女性の間に浸透?「伊達マスク」の実態調査!
近年話題の「伊達マスク」。一般に、本来の衛生・健康目的以外に、たとえば顔を隠すためや防寒・美容目的でマスクをすることを言います。この「伊達マスク」についても調査しました。
まずは、「伊達マスク」をしたことがあるかどうかを聞きました。「よくする」4.5%、「たまにする」11.6%を合わせた「伊達マスクしている人」は、16.1%。「現在はしていない(したことがある)」4.6%も合わせると、20.7%が「伊達マスク経験者」であるとわかりました。さらに、男女別に結果を見ると、「たまにする」人が女性では20.0%と2割に上り、「よくする」「たまにする」「現在はしていない(したことがある)」を合わせた「伊達マスク経験者」は33.9%で、女性の3人に1人が伊達マスクの経験ありという結果でした。
さらに、性年代別に結果を見てみましょう。「伊達マスクをしている人」は、20代女性が44.9%と最も多く、「伊達マスク経験者」は53.1%と半数以上。「伊達マスク経験者」は女性の30代から50代でも3割を超え、60代でも29.7%が経験していました。男性では、20代・30代で17%以上が「伊達マスク経験者」。伊達マスクが、若い人や女性を中心に浸透している実態がうかがえます。
伊達マスクをしている人に、その理由(伊達マスクの良い点)も尋ねました。「マスクをしているとあたたかいから」が51.8%と最も多く、僅差で「スッピンでも気にしなくていいから」が51.7%。この2つが半数を超えていました。以下、3位が「顔が隠れることにより、安心感があるから」30.2%、4位「湿度が保てて、肌の調子が良いから」29.4%、5位「無精ひげを気にしなくていいから」14.5%と続きました。保温目的、保湿目的以外に、“スッピンを気にしなくていい”“無精ひげを気にしなくていい”など、顔を隠せることをメリットに感じている人が多いことがわかりました。「素顔をさらしたくない」という、女性や若年層の心理がのぞけるようで、興味深いですね。
表5:「今までに“伊達マスク”をしたことがありますか」についての回答
https://www.atpress.ne.jp/releases/87767/img_87767_6.png
表6:「あなたが“伊達マスク”をする理由(良い点)を教えてください」についての回答
https://www.atpress.ne.jp/releases/87767/img_87767_7.png
■マスクがあって良かったこと…風邪予防・対策よりも「顔が隠せたこと」
「マスクがあって良かった」エピソードを聞きました。多かったのは、電車などの人混みで周囲に咳をしている人が多かったとき飛沫を防ぐことができたという回答と、逆に、自分が咳が出るときに周囲に迷惑をかけずに済んだという回答。一方で“ノーメイクでも外出できる”“会いたくない人に気づかれなかった”“しゃべりたくないときのカモフラージュ”“寒さ対策”など、まさに、伊達マスクのメリットと同じ理由を上げている人も多数。実際に伊達マスクの効用を実感している人は少なくないようです。
《「マスクがあって良かったこと」を教えてください》
https://www.atpress.ne.jp/releases/87767/img_87767_8.png
■「メガネが曇る」「メイクが落ちる」…マスクで困ること、さまざま
今度は、「マスクで困ったこと」を自由回答で聞きました。圧倒的に多かったのが、「メガネが曇る」という回答。“メガネが曇らないとうたわれているマスクでも曇る”という声も複数ありました。ファンデーションや口紅など、「化粧が落ちてしまう」という回答も目立ちました。“耳が痛くなる”“息苦しい”“湿気がこもって蒸れる”などの自分自身が不快という回答と、“声がこもって伝わりづらい”“挨拶してもわかってもらえなかった”などの対人面での不便さに関する回答が多く、“顔”に着用するものならではの悩みと言えそうです。「マスクをしているのを忘れて」食べたり飲んだりしてしまった、という回答も。マスクが顔と一体化するほどに、長時間つけているということなのか、それとも、それだけ自然な“つけ心地”なのか。マスクをよくする人なら共感できるのかも…?
《「マスクで困ったこと」を教えてください》
https://www.atpress.ne.jp/releases/87767/img_87767_9.png
■ファッション性から美容効果まで…マスクに期待するものはより多様に!
最後に、「あったらいいな」と思うマスクを教えてもらいました。「メガネが曇らないマスク」や「呼吸が楽なマスク」「つけたまま、飲食できるマスク」など、「マスクで困ったこと」に対応する回答が多数。「耳にかけなくてもいい、貼るマスク」や「形状記憶マスク」など、発展系と思われる要望もありました。「カラフルな色のマスク」「いい香りのするマスク」など、ファッション性やリラックス効果を意識した商品は、すでに売られていますよね。「透明なマスク」も、低コストではないものの、商品化が実現しています。「美肌効果のあるマスク」など、顔につけるものであるだけに美容効果に寄せる期待は大きいようで、「美人に見えるマスク」といった都合のいい要望まで…。マスクに求めるものは、ますます多様に広がっていると言えそうです。風邪・インフルエンザに続き、花粉にも悩まされるこれからの季節ですが、どんなマスクが出てくるかにも注目したいですね。
《「あったらいいな」というマスクがあれば、教えてください》
https://www.atpress.ne.jp/releases/87767/img_87767_10.png
【株式会社プラネットとは】
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
【Fromプラネットとは】
株式会社プラネットが発信しているニュースレターです。日用品に関する、旬なトピックスや意外な利用シーンなどをご紹介しています。
■マスクを“予防”のために着用している人は半数以上、女性では66.5%も
風邪・インフルエンザが流行する今の季節に欠かせないのがマスク。かつては、風邪を引いたり咳が出たりしてからするものでしたが、最近では、風邪を引いていなくても、予防のために着用する人も増え、また健康上の理由とは異なる、いわゆる“伊達マスク”も話題になっています。今回は、マスクと伊達マスクについてアンケートを行い、マスク着用の実態やマスク選びのポイントなどを調べました。
まず、なんらかの予防のためにマスクをするかどうかを聞きました。すると、「よくする」人が20.2%、「たまにする」人が35.0%。合計すると55.2%で、半数を超えました。また、この「よくする」と「たまにする」の合計値を男女別に見ると、男性が48.0%、女性が66.5%と女性が18.5%高くなっていました。
予防目的でマスクをしている人に、さらに、何の予防のためにしているかを尋ねたところ、「風邪予防」が最も高く81.7%、次いで「インフルエンザ予防」68.0%、「花粉症予防」43.3%。「風邪」「インフルエンザ」の予防のためにマスクをしている人が約7〜8割を占めることがわかりました。風邪・インフルエンザの予防にマスクが効果的であるという認識がかなり浸透してきたと言えそうですね。
表1:「風邪やインフルエンザ・花粉症などの予防のためにマスクをしますか」についての回答
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表2:「何を予防するためにマスクをしていますか」についての回答
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出典:インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチ『DIMSDRIVE』実施のアンケート「マスクと伊達マスク」。
調査期間:2015年12月8日〜12月15日、DIMSDRIVEモニター4,026人が回答。表3〜表6・エピソードの出典も同アンケートです。
■予防目的でマスクをするのは、やはり人の集まる場所にいるとき
次に、どんなときやどんな場所で、予防目的のマスクをするかを聞きました。「人混み・コンサートなど、人の多いところにいるとき」が最も多く38.8%、僅差で「埃っぽい場所にいるとき」38.6%、「電車など公共の乗り物を利用するとき」38.0%と続きました。人が集まる場所で、埃やウイルス、乾燥からのどを守るために、着用されていると考えられます。また、前調査の結果同様、ほぼすべての項目で女性の割合が男性を上回りました。健康や予防に対する女性の意識・関心の高さがうかがえますね。
表3:「どのようなときにマスクをしますか(風邪など病気の際は除く)」についての回答
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■マスク購入時には、「耳が痛くない」「フィット感」など“つけ心地”も重視
それでは、マスク利用者がマスクを買うときには、何を重視して選んでいるのでしょうか。購入時に重視する点を聞くと、1位は「サイズ(小さめ・大きめなど)」37.3%、2位は「耳が痛くない」35.9%、3位が「ピッタリフィット感」34.8%、4位が僅差で「大容量である」34.7%と続きました。
男女別に見ると、男性は1位が「ピッタリフィット感」34.6%、2位「抗菌」31.1%、3位「耳が痛くない」31.0%の順。これに対して女性は、1位の「サイズ」が48.3%と半数近くに上り、2位「耳が痛くない」も41.6%と4割を超えています。3位「大容量である」も40.4%と高いのは、マスク利用者が男性より多く、使う枚数も多いからでしょうか。また、全体では6位、男性では8位の「形(立体型やプリーツタイプなど)」が女性では37.2%で、4位に上がっています。男性で1位の「ピッタリフィット感」は女性では5位ですが、男性34.6%に対して女性35.0%と、数値そのものは女性のほうがわずかに高くなっていました。以上からマスク選びでは、本来の機能以上に、「耳が痛くない」「ピッタリフィット感」といった“つけ心地”に通じる要素が重視されている傾向がうかがえました。
表4:「マスクを購入する際に重視する点は何ですか」についての回答
https://www.atpress.ne.jp/releases/87767/img_87767_4.png
■消費者のニーズに応え、多機能・多様化するマスク市場
今度は、具体的にどんなマスクが売れているのか、売れ筋ランキングを見てみましょう。
前調査の結果で、購入時に重視されていたのは「サイズ」「耳が痛くない」「ピッタリフィット感」「形」などでした。20位までのアイテムを見ると、「小さめ」「やや小さめ」などの“小さめ”(サイズ)が商品名についたものが8点入っています。また、「超快適マスク」「フィッティ7DAYSマスク」「三次元マスク」などのシリーズは、顔にフィットする工夫や耳にやさしい柔らかい耳かけなどがうたわれたもの。やはり、サイズやつけ心地に配慮した商品が選ばれていることがわかります。
1位と12位に入っている「のどぬ〜るぬれマスク就寝用」は、寝ている間、乾燥からのどを守るという就寝時向け商品。消費者がマスクに求めているものが多様化している様子がうかがえますね。
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■若年層や女性の間に浸透?「伊達マスク」の実態調査!
近年話題の「伊達マスク」。一般に、本来の衛生・健康目的以外に、たとえば顔を隠すためや防寒・美容目的でマスクをすることを言います。この「伊達マスク」についても調査しました。
まずは、「伊達マスク」をしたことがあるかどうかを聞きました。「よくする」4.5%、「たまにする」11.6%を合わせた「伊達マスクしている人」は、16.1%。「現在はしていない(したことがある)」4.6%も合わせると、20.7%が「伊達マスク経験者」であるとわかりました。さらに、男女別に結果を見ると、「たまにする」人が女性では20.0%と2割に上り、「よくする」「たまにする」「現在はしていない(したことがある)」を合わせた「伊達マスク経験者」は33.9%で、女性の3人に1人が伊達マスクの経験ありという結果でした。
さらに、性年代別に結果を見てみましょう。「伊達マスクをしている人」は、20代女性が44.9%と最も多く、「伊達マスク経験者」は53.1%と半数以上。「伊達マスク経験者」は女性の30代から50代でも3割を超え、60代でも29.7%が経験していました。男性では、20代・30代で17%以上が「伊達マスク経験者」。伊達マスクが、若い人や女性を中心に浸透している実態がうかがえます。
伊達マスクをしている人に、その理由(伊達マスクの良い点)も尋ねました。「マスクをしているとあたたかいから」が51.8%と最も多く、僅差で「スッピンでも気にしなくていいから」が51.7%。この2つが半数を超えていました。以下、3位が「顔が隠れることにより、安心感があるから」30.2%、4位「湿度が保てて、肌の調子が良いから」29.4%、5位「無精ひげを気にしなくていいから」14.5%と続きました。保温目的、保湿目的以外に、“スッピンを気にしなくていい”“無精ひげを気にしなくていい”など、顔を隠せることをメリットに感じている人が多いことがわかりました。「素顔をさらしたくない」という、女性や若年層の心理がのぞけるようで、興味深いですね。
表5:「今までに“伊達マスク”をしたことがありますか」についての回答
https://www.atpress.ne.jp/releases/87767/img_87767_6.png
表6:「あなたが“伊達マスク”をする理由(良い点)を教えてください」についての回答
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■マスクがあって良かったこと…風邪予防・対策よりも「顔が隠せたこと」
「マスクがあって良かった」エピソードを聞きました。多かったのは、電車などの人混みで周囲に咳をしている人が多かったとき飛沫を防ぐことができたという回答と、逆に、自分が咳が出るときに周囲に迷惑をかけずに済んだという回答。一方で“ノーメイクでも外出できる”“会いたくない人に気づかれなかった”“しゃべりたくないときのカモフラージュ”“寒さ対策”など、まさに、伊達マスクのメリットと同じ理由を上げている人も多数。実際に伊達マスクの効用を実感している人は少なくないようです。
《「マスクがあって良かったこと」を教えてください》
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■「メガネが曇る」「メイクが落ちる」…マスクで困ること、さまざま
今度は、「マスクで困ったこと」を自由回答で聞きました。圧倒的に多かったのが、「メガネが曇る」という回答。“メガネが曇らないとうたわれているマスクでも曇る”という声も複数ありました。ファンデーションや口紅など、「化粧が落ちてしまう」という回答も目立ちました。“耳が痛くなる”“息苦しい”“湿気がこもって蒸れる”などの自分自身が不快という回答と、“声がこもって伝わりづらい”“挨拶してもわかってもらえなかった”などの対人面での不便さに関する回答が多く、“顔”に着用するものならではの悩みと言えそうです。「マスクをしているのを忘れて」食べたり飲んだりしてしまった、という回答も。マスクが顔と一体化するほどに、長時間つけているということなのか、それとも、それだけ自然な“つけ心地”なのか。マスクをよくする人なら共感できるのかも…?
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■ファッション性から美容効果まで…マスクに期待するものはより多様に!
最後に、「あったらいいな」と思うマスクを教えてもらいました。「メガネが曇らないマスク」や「呼吸が楽なマスク」「つけたまま、飲食できるマスク」など、「マスクで困ったこと」に対応する回答が多数。「耳にかけなくてもいい、貼るマスク」や「形状記憶マスク」など、発展系と思われる要望もありました。「カラフルな色のマスク」「いい香りのするマスク」など、ファッション性やリラックス効果を意識した商品は、すでに売られていますよね。「透明なマスク」も、低コストではないものの、商品化が実現しています。「美肌効果のあるマスク」など、顔につけるものであるだけに美容効果に寄せる期待は大きいようで、「美人に見えるマスク」といった都合のいい要望まで…。マスクに求めるものは、ますます多様に広がっていると言えそうです。風邪・インフルエンザに続き、花粉にも悩まされるこれからの季節ですが、どんなマスクが出てくるかにも注目したいですね。
《「あったらいいな」というマスクがあれば、教えてください》
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【株式会社プラネットとは】
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
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