被災地いわきの声を筑波大生が取材、映画『いわきノート』をWEBで無償公開 製作から2年、今なお自主上映の輪が広がる作品をより多くの方へ届けたい
[16/02/24]
提供元:@Press
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筑波大学創造的復興プロジェクト(つくば市、代表:五十殿 利治)は、2014年に、映画制作と配給を手がける有限会社UPLINK(本社:東京、代表:浅井 隆)と共同製作したドキュメンタリー映画『いわきノート』を、2016年3月11日よりインターネット上で無償公開いたします。
『いわきノート』公式ホームページ
http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~cr/iwakinote/
■『いわきノート』インターネット配信概要
筑波大学生10名(当時)が共同監督を務めたこの映画は、東日本大震災から2年を経た2013年の福島県いわき市で取材し、そこに暮らす人々の言葉を通じて被災地の未来への思いを描いたものです。
完成以降、被災地の記録として国内外での上映を重ねて参りましたが、東日本大震災発生から5年の節目となる2016年3月11日より、本編をYouTubeで無償公開します。URLは3月11日に映画公式ホームページにてお知らせします。
字幕なし・英語字幕版があるほか、聴覚障害を持つ方にも見ていただけるよう日本語字幕版も用意しています。また、ドイツ・ボン大学の学生・教員の協力により完成したドイツ語字幕版も同時公開する予定です。
<公式ホームページについて>
インターネット公開開始にあわせて、公式ホームページは映画パンフレットのような本編を補足する内容にリニューアルします。日本語と英語の2か国語で展開する予定です。
■インターネット公開にあたり
(エグゼクティブプロデューサー 窪田 研二のコメント)
被災地の声を記録することと・それを長く保存し広く伝えるという映画製作の目的からすると、世界各地に流通する映画のシステムは理にかなったものです。これまで映画のシステムやネットワークを活用した上映をおこなってきましたが、国内外で上映実績が積み重なったことに加え、震災と原発事故から5年となるこの時期はさらに多くの方々がアクセスしやすい環境で提供するのにふさわしいタイミングだと考えるに至りました。既に映画を見てくれた方々も無償での公開を後押ししてくれるのではと考えています。
■『いわきノート』内容紹介
〜 紡がれる声で見えてくる被災地 〜
福島県の南部に位置し、福島第一原発から最寄りの都市であるいわき市。かつて炭鉱の賑わいや、映画「フラガール」で知られる街です。東日本大震災では446名が犠牲となり、現在も福島第一原発の周辺町村から2万人以上の避難を受け入れています(2014年現在)。
2014年9月に取材クルーがいわき市を訪ねると、環境変化のストレスや風評被害が住民たちにのしかかる状況の中、「未来会議inいわき」が開催されていました。それは市内外から職業も年齢も考えも異なる人々が集い、自らの経験や思いを語るタウンミーティングです。カメラは偶然に出会った人々による対話が無数に発生し、過去から現在そして未来に向けて対話が発展する様子を追います。
会議に立ち会ったあとで、カメラは参加者一人ひとりの日常に迫ります。農業や漁業に携わる人、子育て中の母親たち、教師と高校生、僧侶やサーファー、そして今なお仮設住宅で生活する人たち。映画は、市井の人びとが語る言葉をひとつずつ照らし、一人ひとりの物語を丹念に見つめてゆきます。
映画は会議の様子を追いながら、人々の語りと市内の情景を織り込んで進行します。そしておよそ5ヶ月が過ぎた2014年1月に、再び未来会議を訪ねます。
共同監督・撮影 取材:
有馬 俊 岡崎 雅 佐々木 楓 三藤 紫乃 鈴木 絹彩 鈴木 ゆり
太智花 美咲 千葉 美和子 津澤 峻 中川 慧介
制作:UPLINK
製作:筑波大学
2014年
86分 HD
(C)筑波大学
■今も広がる上映の輪
完成後の2014年春から東京・大阪・つくばの劇場3館で公開されたほか、国内外での自主上映およびイベント上映31件を実施してきました。
このうち筑波大学と提携校であるボン大学が共催した日本研究シンポジウム内での上映(2015年2月20日)は、同大学学生有志による自主上映会(2015年7月1日)ヘと繋がり、さらには同大学で日本学を専攻する学生4名と教員1名によるドイツ語翻訳へと発展しました。3月11日には、ケルン市とハノーバー市でドイツ語字幕付きで上映されることが決まっています。
国内では3月の初旬に4カ所で自主上映がおこなわれるほか、3月22日には札幌市立大学と共催で同大学COCキャンパス まちの学校にて上映会を開催します。
<上映予定>
・ケルン日本文化会館(ケルン市、ドイツ 2016年3月11日予定)
・社団法人独日友好協会 ハノーバー広島友好
(ハノーバー市、ドイツ 2016年3月11日予定)
・ギャラリー古藤(東京都 2016年3月2・8・9日予定)
・神戸市地域人材支援センター(神戸市 2016年3月5日予定)
・あべのハルカス近鉄本店(大阪市 2016年3月5日予定)
・甲斐市双葉ふれあい文化館(東京都 2016年3月5・6日予定)
・札幌市立大学 COCキャンパス まちの学校(札幌市 2016年3月22日予定)
■ ドキュメンタリー映画制作プログラム FUKUSHIMA VOICEについて
筑波大学創造的復興プロジェクトと映画配給会社UPLINKとの合同プログラム。筑波大学からは専攻がまちまちな有志学生が参加、映画製作の専門家の大澤 一生(『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』プロデューサー)、島田 隆一(『ドコニモイケナイ』監督)を迎えました。
2013年3月からの現地リサーチ・取材ノウハウを学ぶワークショップを経て、同年9月にいわき市にて取材合宿を実施。“福島の人たちの声を世界に届ける”を合い言葉にして撮影素材はのべ90時間にも及びました。2014年に完成した『いわきノート』では参加した学生たちが共同監督としてクレジットされています。
<本プロジェクトの現在>
共同監督である学生たちと出演者たちの交流は、再訪やメール・手紙などを通じて良好な関係が続いています。3月に予定されているドイツの上映会に向けて、学生たちから出演者の現在を取材したいとの発案があり、2月4日〜5日に7名の方を取材し再会を果たしました。この映像は、共同監督からのメッセージと合わせて約10分の映像にまとめ、3月11日より公式サイトで公開いたします。
■ 創造的復興プロジェクト概要
筑波大学芸術系が中心となって創造的復興をめざすプロジェクト。筑波大学の多領域にわたる専門分野と芸術とが協働し、学生とともに被災地の多様なニーズに応えることを目的とし、創造的復興 - Creative Reconstruction - を目指します。(プロジェクトは2016年3月末で終了します。)
ホームページ: http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~cr/
『いわきノート』公式ホームページ
http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~cr/iwakinote/
■『いわきノート』インターネット配信概要
筑波大学生10名(当時)が共同監督を務めたこの映画は、東日本大震災から2年を経た2013年の福島県いわき市で取材し、そこに暮らす人々の言葉を通じて被災地の未来への思いを描いたものです。
完成以降、被災地の記録として国内外での上映を重ねて参りましたが、東日本大震災発生から5年の節目となる2016年3月11日より、本編をYouTubeで無償公開します。URLは3月11日に映画公式ホームページにてお知らせします。
字幕なし・英語字幕版があるほか、聴覚障害を持つ方にも見ていただけるよう日本語字幕版も用意しています。また、ドイツ・ボン大学の学生・教員の協力により完成したドイツ語字幕版も同時公開する予定です。
<公式ホームページについて>
インターネット公開開始にあわせて、公式ホームページは映画パンフレットのような本編を補足する内容にリニューアルします。日本語と英語の2か国語で展開する予定です。
■インターネット公開にあたり
(エグゼクティブプロデューサー 窪田 研二のコメント)
被災地の声を記録することと・それを長く保存し広く伝えるという映画製作の目的からすると、世界各地に流通する映画のシステムは理にかなったものです。これまで映画のシステムやネットワークを活用した上映をおこなってきましたが、国内外で上映実績が積み重なったことに加え、震災と原発事故から5年となるこの時期はさらに多くの方々がアクセスしやすい環境で提供するのにふさわしいタイミングだと考えるに至りました。既に映画を見てくれた方々も無償での公開を後押ししてくれるのではと考えています。
■『いわきノート』内容紹介
〜 紡がれる声で見えてくる被災地 〜
福島県の南部に位置し、福島第一原発から最寄りの都市であるいわき市。かつて炭鉱の賑わいや、映画「フラガール」で知られる街です。東日本大震災では446名が犠牲となり、現在も福島第一原発の周辺町村から2万人以上の避難を受け入れています(2014年現在)。
2014年9月に取材クルーがいわき市を訪ねると、環境変化のストレスや風評被害が住民たちにのしかかる状況の中、「未来会議inいわき」が開催されていました。それは市内外から職業も年齢も考えも異なる人々が集い、自らの経験や思いを語るタウンミーティングです。カメラは偶然に出会った人々による対話が無数に発生し、過去から現在そして未来に向けて対話が発展する様子を追います。
会議に立ち会ったあとで、カメラは参加者一人ひとりの日常に迫ります。農業や漁業に携わる人、子育て中の母親たち、教師と高校生、僧侶やサーファー、そして今なお仮設住宅で生活する人たち。映画は、市井の人びとが語る言葉をひとつずつ照らし、一人ひとりの物語を丹念に見つめてゆきます。
映画は会議の様子を追いながら、人々の語りと市内の情景を織り込んで進行します。そしておよそ5ヶ月が過ぎた2014年1月に、再び未来会議を訪ねます。
共同監督・撮影 取材:
有馬 俊 岡崎 雅 佐々木 楓 三藤 紫乃 鈴木 絹彩 鈴木 ゆり
太智花 美咲 千葉 美和子 津澤 峻 中川 慧介
制作:UPLINK
製作:筑波大学
2014年
86分 HD
(C)筑波大学
■今も広がる上映の輪
完成後の2014年春から東京・大阪・つくばの劇場3館で公開されたほか、国内外での自主上映およびイベント上映31件を実施してきました。
このうち筑波大学と提携校であるボン大学が共催した日本研究シンポジウム内での上映(2015年2月20日)は、同大学学生有志による自主上映会(2015年7月1日)ヘと繋がり、さらには同大学で日本学を専攻する学生4名と教員1名によるドイツ語翻訳へと発展しました。3月11日には、ケルン市とハノーバー市でドイツ語字幕付きで上映されることが決まっています。
国内では3月の初旬に4カ所で自主上映がおこなわれるほか、3月22日には札幌市立大学と共催で同大学COCキャンパス まちの学校にて上映会を開催します。
<上映予定>
・ケルン日本文化会館(ケルン市、ドイツ 2016年3月11日予定)
・社団法人独日友好協会 ハノーバー広島友好
(ハノーバー市、ドイツ 2016年3月11日予定)
・ギャラリー古藤(東京都 2016年3月2・8・9日予定)
・神戸市地域人材支援センター(神戸市 2016年3月5日予定)
・あべのハルカス近鉄本店(大阪市 2016年3月5日予定)
・甲斐市双葉ふれあい文化館(東京都 2016年3月5・6日予定)
・札幌市立大学 COCキャンパス まちの学校(札幌市 2016年3月22日予定)
■ ドキュメンタリー映画制作プログラム FUKUSHIMA VOICEについて
筑波大学創造的復興プロジェクトと映画配給会社UPLINKとの合同プログラム。筑波大学からは専攻がまちまちな有志学生が参加、映画製作の専門家の大澤 一生(『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』プロデューサー)、島田 隆一(『ドコニモイケナイ』監督)を迎えました。
2013年3月からの現地リサーチ・取材ノウハウを学ぶワークショップを経て、同年9月にいわき市にて取材合宿を実施。“福島の人たちの声を世界に届ける”を合い言葉にして撮影素材はのべ90時間にも及びました。2014年に完成した『いわきノート』では参加した学生たちが共同監督としてクレジットされています。
<本プロジェクトの現在>
共同監督である学生たちと出演者たちの交流は、再訪やメール・手紙などを通じて良好な関係が続いています。3月に予定されているドイツの上映会に向けて、学生たちから出演者の現在を取材したいとの発案があり、2月4日〜5日に7名の方を取材し再会を果たしました。この映像は、共同監督からのメッセージと合わせて約10分の映像にまとめ、3月11日より公式サイトで公開いたします。
■ 創造的復興プロジェクト概要
筑波大学芸術系が中心となって創造的復興をめざすプロジェクト。筑波大学の多領域にわたる専門分野と芸術とが協働し、学生とともに被災地の多様なニーズに応えることを目的とし、創造的復興 - Creative Reconstruction - を目指します。(プロジェクトは2016年3月末で終了します。)
ホームページ: http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~cr/