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　長野県産業教育振興会 第一支会[会長：カシヨ商事株式会社相談役　石田修一]は、地元の高校生に地域企業のことや持っている技術を知ってもらい、長野県の産業（商・工・農・林業等）の理解と彼らの将来「自分がなりたい夢」の実現にも役立ててもらえるガイドブックを長野県全域の県立・市立・私立・通信制を含む高校2年生の約25,000人、一人ひとりに配布する活動を行っています。
　当会主催のもと、協賛企業を5月10日（火）まで募り、『長野県高校生のためのハローキャリア・ガイド2016』の刊行を5月末に予定しております。
『長野県高校生のためのハローキャリア・ガイド2016』詳細
http://www.nagano-careerguide.com/

■企業情報が高校生のキャリアプランのヒントに!
　このガイドブックは、「誇れる技術や強み」「求める人材像・スキル」などの企業情報をもとに、高校生が自分の将来像やなりたい職業に就くにはどうしたらよいか。そのためには何を勉強し、どんなスキルを身に付けなければいけないか、いつまでに何をするなど自己実現の計画に活用できるものをと考えています。また高校生が自らトレンドな企業をインタビュー取材し、まとめる特集もあり、高校生も編集に参加します。

　長野県産業教育振興会 第三支会の長野県諏訪実業高等学校の教員が生徒のコミュニケーション能力を心配し、長野県中小企業家同友会諏訪支部に相談したところ、諏訪商工会議所の協力も得ることができ、30社参加のもと、企業と生徒との懇談会を開催することができました。その場で生徒に「一人4社廻って話を聴くように」と教員が指示を出したところ、事前の調査もあってか、企業からは「しっかりしている！」「直ぐにでも働ける」など高評価を得ることができました。生徒は後日の授業で、「何々の○○会社って…」「○○技術」など地元企業の名前や業態などを覚えたようで、より地元企業を知り身近に感じていたようだと教員が話していました。
　この双方の良いイメージが、地元の企業を地元の高校生に知ってもらう意義があると感じる契機となり、今回の活動につながりました。「地元には、こんなに良い技術を持った企業がある」と知ってもらい、自分の夢も自ら掴みにいくことで、「たとえ卒業時に進学・就職で県外に出たとしても、戻る可能性が大いにあり得るのではないだろうか」という意見が教員等からも挙がりました。

■「日本総人口初減少」2015年国勢調査1億2,711万47人。
　2016年2月27日付 信濃毎日新聞朝刊によると、長野県の人口は約210万人、前回より約5万人減、1年で約1万人減となっています。
　長野県の調査によると、毎年高校卒業時には、9,000〜10,000人規模で進学をはじめ就職にと県外へ出てしまいます。そのこと自体は、自らの成長のためですから喜んで送り出したいと思います。ですが、その方たちの中から一人でも多くリターンして県内企業に勤めてくれることが本当の願いです。
　この活動を通して、「産・官・学、そして地域のオール信州は、君たちを見守っているよ。いつでも帰っておいで！」と彼らの意識の中に植え込められればと思います。

■今後の展開
　ガイドブック協賛企業の中から参加企業を集めて、高校生に“生の話”を聴くことができるイベント「コミュニケーション展」を開催し、地域企業の社名や業態、持っている技術等を知ってもらうことで、より身近に感じてもらおうという活動を行います。

【団体概要】
長野県産業教育振興会 第一支会
公益財団法人産業教育振興中央会（東京都千代田区飯田橋2-8-1）と連携し地方産業教育振興会として、長野県産業教育の振興を図り、産業の発展に資することを目的とする。
長野県産業教育振興会は4つの支会から組織されています。
第一支会…北信地区
第二支会…東信地区
第三支会…南信地区
第四支会…中信地区