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マザーズ指数は反落、IPO人気は継続、フルッタフルッタがストップ高

マザーズ市況
 本日のマザーズ指数は反落した。昨日の米国株式市場では、ダウ平均が700ドルを超す下げ、ナスダックも9日ぶりの反落となった。新型コロナへの警戒感が強く、東京株式市場では売りが先行。マザーズ指数は1.5%ほど下げて始まったが、押し目買いも活発で、一時プラスに転じる場面が見られた。本日のマザーズ市場での関心事の一つが、昨日IPOが再開され、初日に上場した3銘柄の動向。昨日大引けで取引が成立したロコガイド<4497>は一時980円高の6290円まで買われた。売買代金はマザーズで首位。
東証1部でも第5位に相当する人気となった。コパ・コーポレーション<7689>は朝の早い時間に公募価格の2.26倍となる4530円で初値を付けた。昨日の最終気配4600円をやや下回ったが、その後はストップ高まで買い進まれた。フィーチャは買い気配を切り上げ、公募価格520円の5.29倍となる2751円で買い気配。売買は成立しなかった。昨日のIPO再開で人気沸騰となった新規公開株人気は今日も継続した。IPOがクローズアップされた一方、今日のマザーズ市場で話題となったことがもう一つあった。GMOグループ各社の一斉高だ。マザーズでは、GMOメディア<6180>が値上がり率3位、GMOリサーチが4位、GMOTECH<6026>が7位。また、GMOグループはマザーズ市場以外でも物色された。GMOクラウド<3788>は東証1部値上がり率11位、GMOインターネット<9449>が17位、東証2部ではGMOペパボ<3633>が値上がり率5位、JASDAQでもGMO-AP<4784>が値上がり率3位、GMO-FH<7177>が18位となった。市場では、アフターコロナの世界ではリモートやクラウドをキーワードに、世の中が大きく変わる。グループを挙げてそうした事業を展開する同社グループの値動きは、今後の東京市場の姿を先取りしたものだ、との声も聞かれた。なお、売買代金は概算で2205.25億円。騰落数は、値上がり74銘柄、値下がり241銘柄、変わらず6銘柄となった。
 個別では、新株予約権の権利行使完了で希薄化懸念が後退したフルッタフルッタ<2586>がストップ高で値上がり率1位。近く米国で近視治療用メガネ型機器の臨床試験
(治験)に入ると報じられた窪田製薬HD<4596>がストップ高で値上がり率第2位。取引時間中にグループ会社が不動産営業向け育成動画の提供を開始したと発表したGA TECH
<3491>も大幅高。また、取引時間中に、研究開発型のバイオ企業アッヴィと炎症性疾患を標的とした新規創薬提携を発表したそーせい<4565>、再生細胞薬が希少疾病用再生医療等製品に指定されたと発表したサンバイオ<4592>なども上げた。一方、昨日4%
を超す上げとなったくふうカンパニー<4399>が値下がり率第1位。そのほか、コロナ禍によるIPO中断直前の4月6日に上場した松屋R&D<7317>、昨日急騰したみらいワークス
<6563>、マイナンバーカード関連などの手掛かりで昨日まで7営業日続伸のITbookHD<1447>などが下げた。


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