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マザーズ指数は続落、朝高後に売られ売買高水準、IPO2社初値

マザーズ市況
 本日のマザーズ市場では、朝方こそ反発期待の買いが先行したものの、その後失速する展開となった。前日の米国市場では長期金利の上昇が一服し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反発。これを受けて、前日にハイテク株安とともに大きく売られたマザーズ銘柄にも朝方買いが入った。ただ、引き続き米金融正常化の前倒し観測は根強く、戻り待ちの売りが出て伸び悩んだ。売り買いが交錯したうえ、IPO(新規株式公開)銘柄の賑わいもあって売買は大きく膨らんだ。なお、マザーズ指数は続落、売買代金は概算で2663.79億円と2月16日以来の高水準だった。騰落数は、値上がり128銘柄、値下がり246銘柄、変わらず20銘柄となった。
 個別では、時価総額上位のJMDC<4483>が軟調で、ビジョナル<4194>は小安い。
売買代金上位ではグローバルW<3936>などが売りに押された。また、前日上場したラストワンマイル<9252>、9月上場で大きく賑わっていたアスタリスク<6522>はともにストップ安水準まで売られた。一方、時価総額上位のメルカリ<4385>は堅調で、フリー<
4478>は小高い。前日ストップ高のSOSEI<4565>やGRCS<9250>は買いが続いた。また、M&A(企業の合併・買収)を発表したポート<7047>は買い気配のままストップ高比例配分となった。
 なお、サイエンスアーツ<4412>は上場2日目の本日、公開価格の約2.7倍となる初値を付け、その後ストップ高水準まで買われた。本日、マザーズに新規上場したスローガン<9253>は公開価格を50%上回る初値を付けた。


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