金融政策決定会合での現状維持は想定内、利食い後の底堅さに注目
[14/03/11]
提供元:株式会社フィスコ
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ランチタイムコメント
日経平均は反発。111.33円高の15231.47円(出来高概算8億5000万株)で前場の取引を終えた。10日の米国市場は下落となったが、下げの要因が中国貿易収支の悪化であり、織り込み済みに。一方でシカゴ先物が大証比70円高の15230円だったほか、円相場が1ドル103円30銭辺りと若干円安に振れている流れを受けて、前日の下げに対するリバウンドが先行した。
指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、ホンダ<7267>、京セラ<6971>などが日経平均をけん引。セクターでは保険、石油石炭、不動産、パルプ紙、電力ガス、鉱業、ガラス土石、情報通信、輸送用機器などが堅調。一方で、海運、鉄鋼、その他製品、非鉄金属、金属製品などが小安い。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が6割を占めているほか、規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも上昇している。
日本銀行の金融政策決定会合の結果待ちとなるなかでトレンドは強まりづらい状況だが、少なからず期待感はあるようだ。また、ソフトバンク<9984>は、11日に孫社長がワシントンDCで米国の携帯通信業界に関して説明会を開催することで思惑的な値動きとなり、これが先高感につながっている面もあるようだ。
まずは金融政策決定会合の結果だが、現状維持ならいったんは利食いが強まる可能性はある。ただ、テクニカル面でもトレンドが強まりやすいなか、底堅さが意識されてくるようだと早い段階でショートカバーにもつながりやすい。週末の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を前に権利行使価格の15125円と15250円とのレンジから、15250円と15375円とのレンジに移行してくる可能性もありそうだ。(村瀬智一)
<FA>
指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、ホンダ<7267>、京セラ<6971>などが日経平均をけん引。セクターでは保険、石油石炭、不動産、パルプ紙、電力ガス、鉱業、ガラス土石、情報通信、輸送用機器などが堅調。一方で、海運、鉄鋼、その他製品、非鉄金属、金属製品などが小安い。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が6割を占めているほか、規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも上昇している。
日本銀行の金融政策決定会合の結果待ちとなるなかでトレンドは強まりづらい状況だが、少なからず期待感はあるようだ。また、ソフトバンク<9984>は、11日に孫社長がワシントンDCで米国の携帯通信業界に関して説明会を開催することで思惑的な値動きとなり、これが先高感につながっている面もあるようだ。
まずは金融政策決定会合の結果だが、現状維持ならいったんは利食いが強まる可能性はある。ただ、テクニカル面でもトレンドが強まりやすいなか、底堅さが意識されてくるようだと早い段階でショートカバーにもつながりやすい。週末の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を前に権利行使価格の15125円と15250円とのレンジから、15250円と15375円とのレンジに移行してくる可能性もありそうだ。(村瀬智一)
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