成長戦略の発表控え買い戻し優勢か
[14/06/20]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
ランチタイムコメント
日経平均は続伸。48.44円高の15409.60円(出来高概算12億株)で前場の取引を終えている。19日の米国市場は高安まちまちだったほか、日経平均は前日に200円超の上昇をみせていたこともあり、利益確定の売りからこう着感の強い展開に。しかし、ソフトバンク<9984>が株主総会の内容が伝わった辺りから動意付くと、日経平均も先物主導でこれに連動する格好となり、切り返しをみせている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めているが、規模別指数では大型、小型株指数が上昇。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクのほか、ファーストリテ<9983>や大手不動産株が堅調。セクターでは、非鉄金属、証券、保険、海運、鉄鋼、銀行、電気機器が堅調。半面、水産農林、パルプ紙が小安い。
ソフトバンク<9984>が動意をみせたことにより、先物市場が引きずられる格好になったようだ。規模別指数の動きをみると、大型株指数が優位であり、前日の流れが継続している状況であろう。ただ、サイバダイン<7779>やミクシィ<2121>などもしっかり。また、3Dプリンター関連など材料株の一角も動意をみせており、短期的な需給が中心とみられる。週末要因から引けにかけてのポジション調整の動きには注意したいところであろう。
もっとも、6月下旬となる来週は政府の成長戦略の発表が一段と意識されやすくなる。既に素案は伝えられているものの、安倍政権としては大きなインパクトにつなげたいだろう。GPIF改革への思惑などもあり、売り方は買い戻しを進めたいところか。(村瀬智一)
<FA>
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めているが、規模別指数では大型、小型株指数が上昇。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクのほか、ファーストリテ<9983>や大手不動産株が堅調。セクターでは、非鉄金属、証券、保険、海運、鉄鋼、銀行、電気機器が堅調。半面、水産農林、パルプ紙が小安い。
ソフトバンク<9984>が動意をみせたことにより、先物市場が引きずられる格好になったようだ。規模別指数の動きをみると、大型株指数が優位であり、前日の流れが継続している状況であろう。ただ、サイバダイン<7779>やミクシィ<2121>などもしっかり。また、3Dプリンター関連など材料株の一角も動意をみせており、短期的な需給が中心とみられる。週末要因から引けにかけてのポジション調整の動きには注意したいところであろう。
もっとも、6月下旬となる来週は政府の成長戦略の発表が一段と意識されやすくなる。既に素案は伝えられているものの、安倍政権としては大きなインパクトにつなげたいだろう。GPIF改革への思惑などもあり、売り方は買い戻しを進めたいところか。(村瀬智一)
<FA>