資金回転が速く、材料株についても方向感が掴みづらい状況
[14/06/24]
提供元:株式会社フィスコ
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ランチタイムコメント
日経平均は反落。56.07円安の15313.21円(出来高概算9億5000万株)で前場の取引を終えている。週明けの米国市場が利食い先行となるなか、シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円安の15320円と、これにサヤ寄せする格好に。また、政府の新成長戦略の発表を控え、材料出尽くしへの警戒などから一先ずポジションを圧縮する形での利益確定売りが優勢となっている。
セクターでは鉱業が下落率トップ。そのほか、不動産、銀行、証券など政策期待で上昇していたセクターが弱い。一方、空運、食料品、水産農林、電力ガス、医薬品などが小じっかり。物色は個人主体による中小型が中心となり、サイバダイン<7779>、菊池製作所<3444>などのロボット関連やバイオ関連、3Dプリンター関連などの一角に値幅取り狙いの資金が向かっている。ただ、資金の逃げ足も速く、材料株についても方向感が掴みづらい状況に。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>や不動産、自動車などの下げに対して、ソフトバンク<9984>、アサヒ<2502>、JT<2914>などが下支えする格好である。ソフトバンク<9984>は一目均衡表の雲上限が支持線として意識される半面、転換線や5日線などに上値を抑えられており、狭いレンジ内での値動きをみせている。心理的な影響も大きい銘柄であり、成長戦略の発表後には仕掛け的な商いも入りやすく、引き続き動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。
一方、中小型株物色は活発だが、サイバダイン<7779>は何度か下げに転じる局面をみせるなど、値動きの荒さが目立っている。ミクシィ<2121>も再び下げに転じるなど、回転の速い資金が中心のなか、フットワークが要求される状況であろう。(村瀬智一)
<FA>
セクターでは鉱業が下落率トップ。そのほか、不動産、銀行、証券など政策期待で上昇していたセクターが弱い。一方、空運、食料品、水産農林、電力ガス、医薬品などが小じっかり。物色は個人主体による中小型が中心となり、サイバダイン<7779>、菊池製作所<3444>などのロボット関連やバイオ関連、3Dプリンター関連などの一角に値幅取り狙いの資金が向かっている。ただ、資金の逃げ足も速く、材料株についても方向感が掴みづらい状況に。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>や不動産、自動車などの下げに対して、ソフトバンク<9984>、アサヒ<2502>、JT<2914>などが下支えする格好である。ソフトバンク<9984>は一目均衡表の雲上限が支持線として意識される半面、転換線や5日線などに上値を抑えられており、狭いレンジ内での値動きをみせている。心理的な影響も大きい銘柄であり、成長戦略の発表後には仕掛け的な商いも入りやすく、引き続き動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。
一方、中小型株物色は活発だが、サイバダイン<7779>は何度か下げに転じる局面をみせるなど、値動きの荒さが目立っている。ミクシィ<2121>も再び下げに転じるなど、回転の速い資金が中心のなか、フットワークが要求される状況であろう。(村瀬智一)
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