政策関連を中心としたテーマ物色
[14/08/27]
提供元:株式会社フィスコ
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ランチタイムコメント
日経平均は小幅に反発。4.73円高の15525.95円(出来高概算11億2000万株)で前場の取引を終えた。米国市場の上昇のほか、円相場が再び1ドル104円台に乗せてきたことを受け、前日の下げに対するリバウンドから始まった。ただし、寄り付き直後に15588.22円まで戻した後は、引き続きこう着感の強い相場展開に。KDDI<9433>やデンソー<6902>、セブン&アイ<3382>、資生堂<4911>、花王<4452>などが弱含みとなるなか、日経平均はマイナスに転じる局面をみせている。ただ、ソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>などが上昇しており日経平均を下支え。15500円処での心理的な底堅さも意識されていた。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めている。規模別指数では大型株指数はマイナスだったが、中型、小型株指数は上昇。特に小型株指数の強さが目立っている。セクターでは、鉱業、建設、海運、証券などが堅調。半面、陸運、小売、食料品、サービス、水産農林などが軟調。
売買代金トップのミクシィ<2121>は、信用規制解除や外資系証券による投資判断引き上げなどを手掛かりに買いが先行したが、その後は売り買い交錯からマイナス圏での推移に。一方で、熊谷組<1861>が利食い一巡後に出来高を伴って上げ幅を拡大させているほか、鉄建建設<1815>など建設株が本日も物色の中心になっている。資金回転が利いている需給状況であり、資金シフトが続きそうである。
9月3日の内閣改造・自民党役員人事を控え、政策関連を中心としたテーマ物色で、社会インフラ関連が手掛けやすいところか。ただ、やや仕手系色の強い低位の建設株なども軒並み値を上げており、過熱感も警戒されやすいところ。また、安倍首相と石破幹事長との溝が広がっていると伝えられる中、アベノミクス第2弾への期待感が後退するようだと、資金の逃げ足が速まるリスクは意識しておきたい。(村瀬智一)
<FA>
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めている。規模別指数では大型株指数はマイナスだったが、中型、小型株指数は上昇。特に小型株指数の強さが目立っている。セクターでは、鉱業、建設、海運、証券などが堅調。半面、陸運、小売、食料品、サービス、水産農林などが軟調。
売買代金トップのミクシィ<2121>は、信用規制解除や外資系証券による投資判断引き上げなどを手掛かりに買いが先行したが、その後は売り買い交錯からマイナス圏での推移に。一方で、熊谷組<1861>が利食い一巡後に出来高を伴って上げ幅を拡大させているほか、鉄建建設<1815>など建設株が本日も物色の中心になっている。資金回転が利いている需給状況であり、資金シフトが続きそうである。
9月3日の内閣改造・自民党役員人事を控え、政策関連を中心としたテーマ物色で、社会インフラ関連が手掛けやすいところか。ただ、やや仕手系色の強い低位の建設株なども軒並み値を上げており、過熱感も警戒されやすいところ。また、安倍首相と石破幹事長との溝が広がっていると伝えられる中、アベノミクス第2弾への期待感が後退するようだと、資金の逃げ足が速まるリスクは意識しておきたい。(村瀬智一)
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