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政策絡みの物色が続きそう

ランチタイムコメント
 1日の日経平均は3営業日ぶりに反発。43.65円高の15468.24円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えた。8月29日の米国市場は、予想を上回るシカゴ景気指数などが材料視されて上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の15445円だった。また、円相場が再び1ドル104円台に乗せてきていることが材料視され、買い先行で始まった。
 ただ、1日の米国市場がレイバーデーの祝日で休場となる中で海外勢の資金流入は限られているとみられ、寄り付き後の日経平均の値幅は40円弱と狭いレンジ内での推移に。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の6割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに上昇しており、特に小型株指数の強さが目立つ。セクターでは、ガラス土石、建設、不動産、非鉄金属、鉄鋼、繊維、空運などが堅調。一方で、海運、食料品、情報通信、小売、サービスなどが小安い。
 日経平均は25日線が支持線として機能する格好でのリバウンドとなっている。5日線に上値を抑えられているが、想定内のこう着といったところであろう。ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>などが小安く推移しており、日経平均の重しに。
 一方で、建設株や不動産株が全面高となるなど、政策関連への物色が強い。中小型の材料株などへの個人主体の物色が活発である。ミクシィ<2121>やサイバダイン<7779>などが冴えないものの、市場はそれ程嫌気していないとみられる。3日の内閣改造を控え、政策絡みの物色が続きそうだ。(村瀬智一)

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