トレンドが出やすい後場、先物主導でプラスに転じるか
[14/10/23]
提供元:株式会社フィスコ
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ランチタイムコメント
日経平均は小幅に下落。26.20円安の15169.57円(出来高概算9億6000万株)で前場の取引を終えた。22日の米国市場では、前日の急反発を受けた利益確定に加え、カナダでの銃乱射事件が報じられ、テロへの懸念からリスク回避の流れに。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の15110円となるなか、利益確定の売りが先行した。
ただ、3ケタの下落で始まった日経平均だが、寄り付き直後につけた15059.64円を安値に、その後は下げ渋る動きに。10月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.4と、好不況の分かれ目となる50を5ヶ月連続で上回ったことが材料視された面もある。中国関連の下げ渋りもあり、日経平均も前引けにかけて下げ幅を縮めている。
セクターでは、海運、水産農林、化学、保険などがしっかり。一方で、その他金融、石油石炭、ゴム製品、証券、情報通信、非鉄金属、不動産などが軟調。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。
日経平均は前引けにかけて下げ幅を縮めてきている。このところは後場に入り、先物主導のインデックス売買によってトレンドが強まる状況が目立っており、プラスに転じてくるかが注目されそうだ。インデックスに絡んだ商いが中心であり、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>辺りの値動きが注目されよう。
もっとも、東証1部の出来高は9.6億株と10億株を下回っているほか、売買代金については8000億円にとどまっており、さすがに本日は2兆円を下回ってくる可能性がある。薄商いの中をインデックス売買に振らされるため、上昇に転じたとしても、回転は利きづらそうである。中小型株については、ミクシィ<2121>は堅調だが、テックファーム<3625>は値を崩してきている。需給懸念なども意識されやすい銘柄も散見されてきており、積極的な売買は手控えられやすいか。(村瀬智一)
<FA>
ただ、3ケタの下落で始まった日経平均だが、寄り付き直後につけた15059.64円を安値に、その後は下げ渋る動きに。10月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.4と、好不況の分かれ目となる50を5ヶ月連続で上回ったことが材料視された面もある。中国関連の下げ渋りもあり、日経平均も前引けにかけて下げ幅を縮めている。
セクターでは、海運、水産農林、化学、保険などがしっかり。一方で、その他金融、石油石炭、ゴム製品、証券、情報通信、非鉄金属、不動産などが軟調。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。
日経平均は前引けにかけて下げ幅を縮めてきている。このところは後場に入り、先物主導のインデックス売買によってトレンドが強まる状況が目立っており、プラスに転じてくるかが注目されそうだ。インデックスに絡んだ商いが中心であり、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>辺りの値動きが注目されよう。
もっとも、東証1部の出来高は9.6億株と10億株を下回っているほか、売買代金については8000億円にとどまっており、さすがに本日は2兆円を下回ってくる可能性がある。薄商いの中をインデックス売買に振らされるため、上昇に転じたとしても、回転は利きづらそうである。中小型株については、ミクシィ<2121>は堅調だが、テックファーム<3625>は値を崩してきている。需給懸念なども意識されやすい銘柄も散見されてきており、積極的な売買は手控えられやすいか。(村瀬智一)
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