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エボラ感染警戒で次第に上値追いに慎重な展開に

ランチタイムコメント
 日経平均は反発。119.33円高の15258.29円(出来高概算10億1000万株)で前場の取引を終えている。23日の米国市場は、ユーロ圏や米国の経済指標が軒並み改善したことを受けて、世界景気の減速懸念が後退し、NYダウは一時300ドルを超す上昇となる局面もみられた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の15365円となる中、10月10日以来の15300円を回復して始まった。
 しかし、NYでエボラ熱の疑いの患者に陽性反応と伝わると、次第に上値追いに慎重な展開に。円相場は再び1ドル107円台後半と円高に振れていることも上値の重しとなった。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超え、全体の6割を占めている。セクターでは、医薬品、その他金融、金属製品、機械、証券、電気機器、保険、情報通信、銀行などが堅調。一方、エボラ熱感染の報道を受けて、空運が1%を超える下落に。

 日経平均は寄り付き直後に15377.05円まで上げ幅を広げたが、エボラ熱感染の報道をキッカケに、積極的な売買が手控えられてきている。報道を受けた今晩の米国市場の動向を見極めるまでは慎重姿勢は崩せず、後場はこう着感の強い相場展開の中、大引けにかけてはややポジション調整の動きを警戒しておく必要がありそうだ。引け後に決算が予定されているファナック<6954>の動向やソフトバンク<9984>、また、トヨタ自<7203>など自動車株などの動向を睨みながらの展開になろう。
 そのほか、物色はインデックスに絡んだ買いによって主力処が総じて堅調だが、次第に中小型株などにシフトする可能性もある。エボラ熱関連銘柄への物色も強まっており、短期的な値幅取り狙いの物色が中心になりやすいか。(村瀬智一)

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