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続伸もけん引役が不在

ランチタイムコメント
 日経平均は続伸。66.62円高の17424.13円(出来高概算12億2000万株)で前場の取引を終えた。先週末21日に、中国人民銀行は予想外の利下げを発表。これを受けて先週末の欧米市場が軒並み強い値動きだったことが材料視されて始まった。しかし、寄り付きにつけた17490.39円が高値となり、その後は一時17400円を割り込む局面もみられるなど、こう着感の強い展開に。
 セクターでは保険、ゴム製品、機械、電気機器、鉄鋼、輸送用機器、非鉄金属、卸売が堅調。一方で、医薬品、不動産、電力ガス、食料品、サービスなどが冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンク<9984>、ダイキン<6367>、日立建機<6305>、京セラ<6971>などが堅調。半面、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、アステラス薬<4503>、ファナック<6954>などが重石に。

 本日からJPX400先物の取引が開始された。出来高は4万枚を超えており、順調なスタートといったところか。現物株への波及などを見極めたいところである。
 なお、日経平均は高値圏でのこう着が続いている。11月SQ値(17549.60円)が依然として年初来高値を上回っている状況であり、幻のSQであることも、需給的には上値追いを慎重にさせている。また、主力処は堅調だが、けん引役が不在である。ソニー<6758>が一時5%を超える上昇をみせているものの、全体のけん引役には厳しいところ。
 ミクシィ<2121>は上昇しているが、下降する5日線での攻防。ソフトバンク<9984>はしっかりだが、出来高が膨れず。円相場もやや円高に振れており、積極的な売買は限られそうである。(村瀬 智一)

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