反落ながらも、ムードは悪くない
[15/01/26]
提供元:株式会社フィスコ
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ランチタイムコメント
日経平均は反落。108.78円安の17402.97円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えている。23日の米国市場でNYダウが下落したことやシカゴ日経先物清算値が大阪比で100円安だったこと。さらに、ギリシャ総選挙では緊縮財政に反対する急進左派連合が圧勝し、これを受けてユーロ相場は一時、1ユーロ130円台に突入していることなどを受けて、利益確定の流れが先行した。
ただ、17300円を割り込んで始まったが、寄り付きの17285.71円を本日の安値に、その後はじりじりと下げ幅を縮めている。セクターでは、ゴム製品、空運、パルプ紙、倉庫運輸、食料品、水産農林などがしっかり。半面、その他金融、鉱業、石油石炭、海運、不動産、証券、鉄鋼、非鉄金属、銀行などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。
売り一巡後は底堅い値動きをみせており、テクニカル面では25日線が支持線として機能する格好で下げ幅を縮めている。ギリシャ総選挙を受けて円高に振れていた為替市場についても、朝方からは円高の流れが一服している。後場は日銀のETF買い入れが意識されやすいところである。
ギリシャの影響については今晩の欧米市場の動向を見極める必要があり、全体としては方向感は掴みづらいところではある。ただし、サイバー攻撃の影響により、四半期報告書の提出を延期申請したと発表したソニー<6758>は、売り先行後はプラスに転じている。劣後債の増額を発表したソフトバンク<9984>についても下げ幅を縮めてきている。その他、決算などを評価した個別物色は活発なほか、テーマ株の循環物色も継続している。反落ながらも、ムードは悪くない。(村瀬智一)
<FA>
ただ、17300円を割り込んで始まったが、寄り付きの17285.71円を本日の安値に、その後はじりじりと下げ幅を縮めている。セクターでは、ゴム製品、空運、パルプ紙、倉庫運輸、食料品、水産農林などがしっかり。半面、その他金融、鉱業、石油石炭、海運、不動産、証券、鉄鋼、非鉄金属、銀行などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。
売り一巡後は底堅い値動きをみせており、テクニカル面では25日線が支持線として機能する格好で下げ幅を縮めている。ギリシャ総選挙を受けて円高に振れていた為替市場についても、朝方からは円高の流れが一服している。後場は日銀のETF買い入れが意識されやすいところである。
ギリシャの影響については今晩の欧米市場の動向を見極める必要があり、全体としては方向感は掴みづらいところではある。ただし、サイバー攻撃の影響により、四半期報告書の提出を延期申請したと発表したソニー<6758>は、売り先行後はプラスに転じている。劣後債の増額を発表したソフトバンク<9984>についても下げ幅を縮めてきている。その他、決算などを評価した個別物色は活発なほか、テーマ株の循環物色も継続している。反落ながらも、ムードは悪くない。(村瀬智一)
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