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ソニーやドローン関連に注目

ランチタイムコメント
 日経平均は続落。171.36円安の19035.63円(出来高概算12億6000万株)で前場の取引を終えている。3月31日の米国市場の弱い値動きのほか、寄り付き前に発表された3月日銀短観が予想を下回ったことを受けて、押し目買い意欲が後退。25日線レベルまで下げていた日経平均はこの支持線をあっさり下回ると、利益確定の売りから一時18927.95円と19000円を割り込む局面をみせている。
 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに2ケタの下落。セクターでは、パルプ紙、保険、倉庫運輸、海運が小じっかリ。半面、医薬品、非鉄金属、金属、化学、ガラス土石、輸送用機器、その他金融、証券、鉄鋼、繊維などが1%を超える下げとなった。指数インパクトの大きいところでは、全般軟調な中、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、JT<2914>、東ソー<4042>などがしっかり。

 日銀短観は予想を下回った。地合いが良好であれば、日銀による追加緩和期待などから、押し目買いにつながった可能性がある。ただし、日経平均は支持線として意識されていた25日線を割り込んだことで、押し目を狙っていた向きの買いなども慎重にさせているようである。また、名実ともに新年度相場入りとなったが、2014年度が5年ぶりの上げ幅となっていることからも、利益確定の売りが出やすいだろう。
 そのため物色の流れとしては先物の動向を睨みつつ、個別物色に向かわせそうである。ソニー<6758>や任天堂<7974>の底堅さが目立っており、注目されよう。また、警視庁は、災害時の情報収集用に導入した無人小型飛行機(ドローン)を公開した。災害対策でドローンを活用する取組みが注目されるなか、テーマ物色に向かわせるかが注目される。(村瀬智一)

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