25日線辺りでの押し目買い意欲の強さ
[15/06/15]
提供元:株式会社フィスコ
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ランチタイムコメント
日経平均は反落。46.06円安の20361.02円(出来高概算8億6000万株)で前場の取引を終えている。ギリシャ情勢への警戒から欧米市場が下げており、この影響から売り先行で始まった。ただし、寄り付きにつけた20205.10円が安値となり、その後は先週末比で20円程度まで下げ幅を縮める局面をみせている。
セクターでは保険、不動産、繊維、その他金融、小売、情報通信などがしっかり。一方で、鉱業、パルプ紙、ガラス土石、非鉄金属、証券、ゴム製品、金属製品などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数では大型株指数のみがプラス圏を回復。
日経平均は寄付きを安値に底堅い展開となっている。前引けの日経平均の下落率は-0.23%、TOPIXは-0.07%であり、後場は日銀のETF買い入れが意識されやすいだろう。日経平均は25日線辺りでの押し目買い意欲の強さが意識された格好である。
しかし、ギリシャ情勢の不透明感のほか、今週は16、17日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、18、19日には日銀が政策委員会・金融政策決定会合を開く。金融政策の行方を見極めたいとする模様眺めムードも強く、上値追いは慎重になりやすい。もっとも、指値状況が薄いなかでは、小さなエネルギーで大きく振れやすい面はある。ETF買い入れへの思惑が高まっていることもあり、先物市場と主力株の動向を見極めたいところである。(村瀬智一)
<FA>
セクターでは保険、不動産、繊維、その他金融、小売、情報通信などがしっかり。一方で、鉱業、パルプ紙、ガラス土石、非鉄金属、証券、ゴム製品、金属製品などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数では大型株指数のみがプラス圏を回復。
日経平均は寄付きを安値に底堅い展開となっている。前引けの日経平均の下落率は-0.23%、TOPIXは-0.07%であり、後場は日銀のETF買い入れが意識されやすいだろう。日経平均は25日線辺りでの押し目買い意欲の強さが意識された格好である。
しかし、ギリシャ情勢の不透明感のほか、今週は16、17日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、18、19日には日銀が政策委員会・金融政策決定会合を開く。金融政策の行方を見極めたいとする模様眺めムードも強く、上値追いは慎重になりやすい。もっとも、指値状況が薄いなかでは、小さなエネルギーで大きく振れやすい面はある。ETF買い入れへの思惑が高まっていることもあり、先物市場と主力株の動向を見極めたいところである。(村瀬智一)
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