SQ通過で機関投資家は夏季休暇モード、個別対応へ
[15/08/14]
提供元:株式会社フィスコ
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ランチタイムコメント
日経平均は小幅に下落。38.34円安の20557.21円(出来高概算10億7000万株)で前場の取引を終えた。寄り付き直後に20500円を割り込む局面もみられたが、中国人民銀行が人民元の基準価格を小幅に引き上げたことが伝わると、上昇に転じる局面もみられている。ただし、オプションSQ通過で機関投資家等の動きは鈍く、週末要因もあって商いが膨らみづらいなか、25日線レベルでのこう着が続いている。
セクターではパルプ紙、不動産、空運、水産農林、食料品、小売、化学、サービスなどが上昇。一方で、鉄鋼、鉱業、機械、石油石炭、海運などが冴えない。規模別指数では大型株指数のみがマイナス。東証1部の騰落銘柄は、若干ながら値下がり数が上回っている。
朝方はSQに絡んだ売買の影響もあって、日経平均は20500円を割り込む局面をみせていた。ただし、同水準に位置する25日線辺りが支持線として意識されており、売り込む流れにはならなかった。反対に人民銀行は、人民元の対ドルの為替レート「基準値」を4日ぶりに引き上げたことが、買いにつながる格好となった。
ただし、セクターでは鉄鋼、鉱業、機械、石油石炭といった素材・資源株の弱さが目立っており、中国に対する警戒感は根強い。一方でセルロースナノファイバー量産が伝えられたパルプ・紙が上昇率上位になるなど、個人主体の売買が中心のようである。SQ通過で機関投資家は夏季休暇モードとみられ、個別対応の流れとみておきたい。(村瀬智一)
<AK>
セクターではパルプ紙、不動産、空運、水産農林、食料品、小売、化学、サービスなどが上昇。一方で、鉄鋼、鉱業、機械、石油石炭、海運などが冴えない。規模別指数では大型株指数のみがマイナス。東証1部の騰落銘柄は、若干ながら値下がり数が上回っている。
朝方はSQに絡んだ売買の影響もあって、日経平均は20500円を割り込む局面をみせていた。ただし、同水準に位置する25日線辺りが支持線として意識されており、売り込む流れにはならなかった。反対に人民銀行は、人民元の対ドルの為替レート「基準値」を4日ぶりに引き上げたことが、買いにつながる格好となった。
ただし、セクターでは鉄鋼、鉱業、機械、石油石炭といった素材・資源株の弱さが目立っており、中国に対する警戒感は根強い。一方でセルロースナノファイバー量産が伝えられたパルプ・紙が上昇率上位になるなど、個人主体の売買が中心のようである。SQ通過で機関投資家は夏季休暇モードとみられ、個別対応の流れとみておきたい。(村瀬智一)
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