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日経平均は戻り高値水準でのこう着、ミクシィなど出遅れ中小型株への見直し

ランチタイムコメント
 日経平均は続伸。155.10円高の19785.73円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えた。17日の米国市場は経済指標の結果がまちまちだったほか、原油相場の下げが重石となったが、小売企業の好決算などからNYダウ、ナスダックともに小幅に上昇となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円高の19815円だった。シカゴ先物にさや寄せする格好から始まり、寄付き直後には一時19840.00円と、約3ヶ月ぶりに19800円を回復している。
 買い一巡後はこう着感の強い相場展開となり、日中値幅は80円弱と狭いレンジ内での取引となっている。セクターでは不動産、その他金融、小売、陸運、非鉄金属、医薬品など、内需系主導の展開。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、過半数を占めている。

 日経平均は戻り高値を更新したが、18-19日に開く日本銀行の金融政策決定会合や、今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の内容を見極めようと、積極的な取引を控えるムードがある。出来高は10億株を下回っており、後場も商いは膨らみづらい状況であろう。
 金融政策決定会合では現状維持とみられ、サプライズは期待しづらい。ただし、不動産辺りの物色を見る限りでは、緩和トレード的な動きもみられる。サプライズはないとはいえ、ポジション調整として買戻しとみられる動きが、相場を下支えすることになりそうだ。
 その他、日経平均は戻り高値水準でのこう着となり、郵政グループ3社も一服となるなか、低迷していたミクシィ<2121>など新興市場の中小型株などへの見直しに向かわせやすいだろう。(村瀬智一)

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