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参加者限られ中小型株や材料株に集中しやすい

ランチタイムコメント
 日経平均は大幅に続落。322.48円安の18664.32円(出来高概算11億株)で前場の取引を終えた。18日の米国市場では、引き続き原油先物価格の下げが嫌気され、NYダウは367ドル安となっており、シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円安だった。これを受けて売りが先行する格好に。ただし、売り一巡後は下げ渋りをみせてきており、225先物は18820円で寄り付くと、その後は18900円を回復する場面をみせている。
 しかし、その後は再びじり安基調となり、日経平均は18700円を割り込んでいる。セクターでは東証33業種すべてが下げており、医薬品、倉庫運輸、精密機器、不動産、電気機器、保険、金属製品などの弱さが目立つ。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、全体の8割を超えている。規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの下げ。

 日経平均は売りが先行したものの、比較的底堅さが意識され、売り一巡後の切り返しなども期待されていた。しかし、市場参加者が限られる中では、小さいエネルギーでも大きく振れやすく、インデックスに絡んだ商いの影響を受ける。日経平均構成銘柄では210銘柄が下げており、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>などが弱い状況においては、反転は期待しづらいであろう。
 一方で、さくら<3778>、NTT<9432>、サイバダイン<7779>、アパマンショップ<8889>などが堅調。個人主体の物色意欲は根強いと考えられる。材料株などは資金の逃げ足が速いと考えられるが、参加者が限られてくる中では、中小型株や材料株に集中しやすいだろう。また、外部環境の不透明感等から、次第に内需系に向かいやすいだろう。(村瀬智一)

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