日経平均は反落、当然の上げ一服、需給環境は悪くない
[16/07/20]
提供元:株式会社フィスコ
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ランチタイムコメント
日経平均は反落。120.41円安の16602.90円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えている。欧米市場が小動きで推移するなか、足元の急ピッチの上昇に対する利益確定の流れが先行した。また、「ポケモノミクス」相場をけん引し、過去最大の売買代金を記録していた任天堂<7974>が上げ一服となったことも、いったん利食いのムードに向かわせた。
もっとも、底堅さは意識されており、日経平均は売り先行後は16600円処でのこう着をみせている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも下落。セクターでは陸運、建設、不動産、情報通信が小じっかり。半面、その他製品、鉄鋼、証券、海運、銀行がさえない。
日経平均は7営業日ぶりに反落となっているが、5日線を上回って推移しているほか、一目均衡表では雲上限が支持線として意識されている。売買代金トップの任天堂<7974>は12%超の下落となっているが、株価は短期間で2倍に上昇しており、当然の一服といったところ。米運用会社キャピタル・リサーチが6月末段階で2400万株近く保有していたが、株価9000円換算で2160億円が、昨日の高値換算で7848億円に膨れており、利益確定も当然といったところであろう。日本でのローンチが待たれ、材料出尽くしと見る向きもあろうが、まだ世界30ヵ国程度のローンチであり、これから更に注目度が高まろう。
また、任天堂が一服となる半面、ソフトバンクグ<9984>、LINE<3938>がリバウンドをみせており、需給環境は悪くないだろう。円相場も一時105円台をつける場面もみられたが、株式市場の底堅い流れから、一方向の円高には振れづらいとみられる。(村瀬智一)
<AK>
もっとも、底堅さは意識されており、日経平均は売り先行後は16600円処でのこう着をみせている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも下落。セクターでは陸運、建設、不動産、情報通信が小じっかり。半面、その他製品、鉄鋼、証券、海運、銀行がさえない。
日経平均は7営業日ぶりに反落となっているが、5日線を上回って推移しているほか、一目均衡表では雲上限が支持線として意識されている。売買代金トップの任天堂<7974>は12%超の下落となっているが、株価は短期間で2倍に上昇しており、当然の一服といったところ。米運用会社キャピタル・リサーチが6月末段階で2400万株近く保有していたが、株価9000円換算で2160億円が、昨日の高値換算で7848億円に膨れており、利益確定も当然といったところであろう。日本でのローンチが待たれ、材料出尽くしと見る向きもあろうが、まだ世界30ヵ国程度のローンチであり、これから更に注目度が高まろう。
また、任天堂が一服となる半面、ソフトバンクグ<9984>、LINE<3938>がリバウンドをみせており、需給環境は悪くないだろう。円相場も一時105円台をつける場面もみられたが、株式市場の底堅い流れから、一方向の円高には振れづらいとみられる。(村瀬智一)
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