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日経平均は小幅反落、こう着ながらも底堅さが意識される

ランチタイムコメント
 日経平均は小幅に反落。14.61円安の19619.14円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えた。13日の米国市場は、主要経済指標の発表が無く、14日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での発表内容を見極めたいとの思惑から手控えムードとなった。一方でシカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の19540円と小じっかりだったほか、円相場は1ドル114円90銭辺りとやや円安に振れて推移するなか、小幅に上昇して始まった。

 しかし、寄付き後早い段階で下げに転じるなど、前日終値を挟んでのこう着感の強い相場展開となっている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が若干上回っている。セクターでは鉱業、石油石炭、水産農林、保険、機械、ガラス土石が上昇する半面、サービス、不動産、陸運、ゴム製品、海運が下落。

 日経平均の日中値幅は、37円程度と狭いレンジ取引が続いている。ただし、前日の高値水準であり、もち合いレンジ上限での推移であるため、こう着ながらも底堅さが意識されている。ジャスダックの連騰記録が21日でストップしたこともあり、個人主体の中小型株については本日も利食い優勢の展開に。ただ、シャープ<6753>のインパクトが大きいものの、東証2部指数はプラス圏で推移するなど、物色意欲は強い。

 午後もこう着感の強い展開が続くことになろうが、ファナック<6954>、ファーストリテ<
9983>、東エレク<8035>、アルプス電<6770>などがプラス圏で推移しており、下値の堅さは意識されそうである。
(村瀬智一)


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