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日経平均は大幅続伸、9月短観受け追加緩和期待高まる

相場概況
日経平均は大幅続伸。30日の米国市場では、9月ADP雇用統計が堅調だったことが好感され、NYダウは235ドル高となった。また、9月企業短期経済観測調査(短観)で大企業・製造業の業況判断が悪化したことから、追加金融緩和への思惑が高まり、日経平均は91円高でスタートした。寄り付き後は前日終値近くまで値を消す場面があったが、中国の9月財新製造業PMI改定値が市場予想や速報値を上回り、前引けにかけ上げ幅を拡大した。後場の寄り付きで一時17800円台に乗せると、その後は高値圏でのもみ合いとなった

大引けの日経平均は前日比334.27円高の17722.42円となった。東証1部の売買高は23億1478万株、売買代金は2兆6486億円だった。業種別では、不動産業、その他金融業が4%超上昇したほか、精密機械、電気機器が上昇率上位だった。一方、下落したのは食料品、水産・農林業の2業種のみだった。

個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクグ<9984>、みずほ<8411>、三井住友<8316>など売買代金上位は全般堅調。日産自<7201>、マツダ<7261>、村田製<6981>が5%超、オリックス<8591>が6%超の上昇に。また、大林道<1896>、TASAKI<7968>、トヨタ紡織<3116>などが東証1部上昇率上位となった。一方、JT<2914>は続落。科研薬<4521>が商いを伴って13%近く下落し、東証1部下落率トップとなったほか、キャリアリンク<6070>、ワタミ<7522>などが下落率上位となった。

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