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日経平均は3日ぶり大幅反発、日欧の追加緩和期待で900円超の上昇

相場概況
日経平均は3日ぶり大幅反発。21日の海外市場では、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が3月にも追加金融緩和に踏み切ることを示唆して欧米株が上昇。こうした流れを受けて、日経平均は319円高からスタートした。原油相場が大幅な回復に転じたことや為替相場が円安に振れたことが買い安心感につながったほか、日本でも日本銀行による追加金融緩和への期待が高まり、日経平均は上げ幅を900円超に広げ本日の高値圏で取引を終えた。東証1部上場銘柄の99%が上昇する全面高の展開だった。

大引けの日経平均は前日比941.27円高の16958.53円となった。東証1部の売買高は26億431万株、売買代金は2兆8194億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、鉱業、倉庫・運輸関連業、不動産業、鉄鋼、その他金融業が上昇率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ソニー<6758>、みずほ<8411>など売買代金上位は軒並み上昇。前日まで連日で年初来安値を更新していたソフトバンクグ<9984>やファーストリテ<9983>は急反発し指数を押し上げた。村田製<6981>、任天堂<7974>は8%前後の上昇。住友不<8830>が10%超上昇するなど不動産株も上げが目立った。また、WSCOPE<6619>やサイバネット<4312>がストップ高まで上昇し、リニカル<2183>などとともに東証1部上昇率上位となった。一方、東証1部の値下がり銘柄数はわずか8で、タムロン<7740>が7%近く下落したほか、ダイセキS<1712>、タキロン<4215>、総合メディカ<4775>などが軟調だった。

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