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日経平均は大幅続伸、緩和メリット業種や好決算銘柄に買い(訂正)

相場概況
日経平均は大幅続伸。29日の米国市場では、日本銀行がマイナス金利導入を発表したことが材料視され、NYダウは396ドル高となった。こうした流れを受けて日経平均は181円高からスタートすると、その後も上げ幅を拡大して堅調に推移した。本日発表された中国の1月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)は市場予想をやや上回ったものの、上海総合指数は下落。また、時間外取引の原油先物相場も下げたが、日本株への影響は限定的だった。後場には一時17900円台に乗せる場面もあった。

大引けの日経平均は前週末比346.93円高の17865.23円となった。東証1部の売買高は35億248万株、売買代金は3兆8519億円だった。業種別では、その他金融業、鉄鋼、情報・通信業、不動産業などが大きく上昇した。一方、銀行業や空運業が急落したほか、海運業もマイナスとなった。

個別では、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>などが堅調。日銀のマイナス金利導入を受けて、三井不<8801>、住友不<8830>などの不動産株や、オリックス<8591>などのノンバンク株が引き続き買われた。前週末に決算発表したソニー<6758>、村田製<6981>、NTTドコモ<9437>、業績予想を上方修正した資生堂<4911>、日新製鋼<5413>の買収を検討と伝わった新日鉄住金<5401>は10%を超える上昇に。また、セイコーエプソン<6724>、リニカル<2183>、邦チタニウム<5727>などが東証1部上昇率上位となった。一方、ファーストリテ<9983>が軟調。銀行株が大きく売られ、三井住友<8316>が7%超、三菱UFJ<8306>やみずほ<8411>が5%超の下落。ゆうちょ銀行<7182>は8%安に。一部証券会社による投資評価引き下げが観測された第一生命<8750>は11%近い下げ。また、トクヤマ<4043>、トプコン<7732>、オルトプラス<3672>などが東証1部下落率上位となった。

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