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日経平均は3日続落、円高が重しとなり3ケタの下げ

相場概況
日経平均は3日続落。30日の米国株式市場は、3月ADP全米雇用報告が市場予想を上回ったが、早期利上げの可能性は低いとの思惑から終日堅調な展開だった。こうした流れを受けて、日経平均は118円高からスタートすると、朝方には17000円台を回復する場面もあった。しかし、為替相場が1ドル=112円台前半で推移し、円高傾向となっていることが重しとなり、前場後半に日経平均は一時マイナスへと転じた。後場は前日終値をやや上回る狭いレンジでのもみ合いが続いたが、大引けにかけて急速に値を消し3ケタの下げとなった。

大引けの日経平均は前日比120.29円安の16758.67円となった。東証1部の売買高は22億2549万株、売買代金は2兆3073億円だった。業種別では、小売業、食料品、情報・通信業が下落率上位だった。一方、銀行業、鉱業、電気・ガス業が上昇率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>、JT<2914>、三井不<8801>などが軟調。NTT<9432>、KDDI<9433>、小野薬<4528>は2%超、7&iHD<3382>、NTTドコモ<9437>は3%超の下落に。取引時間中に中期経営計画を発表した日通<9062>は6%安と急落。また、アイスタイル<3660>、ブイキューブ<3681>、アンリツ<6754>などが東証1部下落率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株が買われたほか、ソニー<6758>、ファナック<6954>などが堅調。ホンダ<7267>が3%超、東電力<9501>が4%超の上昇。白物家電事業の売却で最終合意したと発表した東芝<6502>は6%近い上昇に。また、JCRファーマ<4552>、ホクリヨウ<1384>、DEAR・L<3245>などが東証1部上昇率上位となった。

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