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日経平均は続伸、売り先行も円高一服で切り返す

相場概況
日経平均は続伸。7日の米国市場でNYダウは174ドル安となった。為替市場で急激にドル安が進行したことで、世界経済の後退懸念が高まった。日経平均はこうした流れを受けて152円安からスタートすると、前日に決算発表したファーストリテ<9983>の急落も重しとなり、一時下げ幅を278円安まで拡大した。ただ、麻生財務相の発言を受けて円高進行が一服すると、日経平均も下げ幅を縮める展開となった。後場に入るとプラスに切り返し、16000円台を回復する場面もあった

大引けの日経平均は前日比71.68円高の15821.52円となった。東証1部の売買高は25億0458万株、売買代金は2兆5798億円だった。業種別では、ガラス・土石製品、機械、水産・農林業、鉄鋼業、石油・石炭製品が上昇率上位だった。一方、不動産業のみ小幅に下落した。

個別では、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>など売買代金上位は全般堅調。前日に通期決算と会長退任が発表された7&iHD<3382>のほか、ファナック<6954>、JT<2914>は3%超の上昇に。また、DMG森精機<6141>、ビックカメラ<3048>、福井コンピ<9790>などが東証1部上昇率上位となった。一方、売買代金上位ではNTT<9432>がマイナスで取引を終えた。ファーストリテは上期の減益決算や通期予想の下方修正を受けて12%を超える下落に。また、ファーストリテのほかダイセル<4202>、4℃ HD<8008>などが東証1部下落率上位となった。

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