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日経平均は大幅に4日続伸、日銀追加緩和への期待で切り返す

相場概況
日経平均は大幅に4日続伸。21日の米国市場では、原油相場が上げ一服となったほか、市場予想を下回る経済指標が相次いだことが嫌気され、NYダウは113ドル安となった。為替相場もやや円高方向に振れ、日経平均は利益確定売りが先行して143円安でスタートした。ただ、押し目を狙う動きに加え、来週開催される日本銀行・金融政策決定会合での追加金融緩和への期待もあり、寄り付き後は下げ渋る展開となった。後場に入ると、日銀が金融機関への貸し出しにもマイナス金利の適用を検討すると伝わり、日経平均は急速に切り返した。

大引けの日経平均は前日比208.87円高の17572.49円となった。東証1部の売買高は30億1111万株、売買代金は2兆7889億円だった。業種別では、銀行業が5%近く上昇したほか、証券、海運業、不動産業が上昇率上位だった。一方、電気・ガス業、その他製品、小売業が下落率上位だった。

個別では、三菱UFJ<8306>が6%超、三井住友<8316>やみずほ<8411>が4%超の上昇とメガバンク株が買われた。その他売買代金上位もトヨタ自<7203>、村田製<6981>、KDDI<9433>など全般堅調。ソフトバンクグ<9984>やファーストリテ<9983>が3%超の上昇で指数をけん引した。前日決算発表したサイバーエージ<4751>は5%高に。また、T&Gニーズ<4331>、HUG<3676>、スターティア<3393>などが東証1部上昇率上位となった。一方、前期業績予想の修正を発表したソニー<6758>や、小野薬<4528>、JT<2914>、PD<4587>などが軟調。ソニーは一時4%安まで売られたが下げ渋った。また、燃費不正問題を受けて前日はストップ安比例配分となった三菱自<7211>が大幅続落し、Br.HD<1726>、ファンコミ<2461>などとともに東証1部下落率上位となった。

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