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日経平均は大幅続落、円高進行で下げ幅広げ安値引け

相場概況
日経平均は大幅続落。15日の米国市場では原油相場の上昇が好感され、NYダウ、ナスダック総合指数、S&P500指数いずれも最高値を更新した。ただ、為替相場が円高で推移していたことが重しとなり、日経平均は9円高からスタートした。前場の日経平均は前日終値近辺でのもみ合いが続いたのち、円高進行とともに下げ幅を広げる場面があった。前引け後に為替相場が1ドル=100円台前半まで円高に振れ、後場は3ケタの下落でスタートした。その後下げ渋る場面も見られたが、引けにかけて値を崩し安値引けとなった。

大引けの日経平均は前日比273.05円安の16596.51円となった。東証1部の売買高は16億1458万株、売買代金は1兆9787億円だった。お盆で参加者が少なく、商いは依然低調だった。業種別では、不動産業、保険業、証券、建設業、金属製品が下落率上位だった。一方、上昇したのは石油・石炭製品のみだった。

個別では、ファーストリテ<9983>が3%安、KDDI<9433>が2%安となり指数を下押しした。トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ホンダ<7267>などその他売買代金上位も全般軟調。前日急伸したソフトバンクグ<9984>は小幅安で引けた。村田製<6981>は3%超、第一生命<8750>やVテク<7717>は4%超の下落に。また、前日に決算発表した日本管理<3276>や、サノヤスHD<7022>、PCDEPOT<7618>などが東証1部下落率上位となった。一方、LINE<3938>が逆行高となり8%近い上昇。世界的なネット関連株の上昇が刺激になっているとの見方があった。一部証券会社の投資評価ないし目標株価引き上げが観測された日写印<7915>や日ゼオン<4205>も上げが目立った。また、大幅増益見通しが材料視されたフュージョン<4845>とソフトブレーン<4779>がストップ高比例配分となったほか、業績予想を上方修正したヤーマン<6630>もストップ高で取引を終え、東証1部上昇率上位に並んだ。

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