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日経平均は大幅反落、円高進行が嫌気され16500円割れ

相場概況
日経平均は大幅反落。17日の米国市場では、連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて利上げペースは緩やかになるとの見方が強まった。NYダウは21ドル高となったが、為替市場で1ドル=100円割れまで円高・ドル安が進んだことが嫌気され、日経平均は95円安からスタートした。前場は日本銀行による上場投資信託(ETF)買いへの期待を支えに下げ渋ったものの、後場に入ると買い入れ見送りとの観測が広がり、一転して下げ幅を広げる展開となった。引けにかけて16500円を割り込み、本日の安値圏で取引を終えた。

大引けの日経平均は前日比259.63円安の16486.01円となった。東証1部の売買高は18億7609万株、売買代金は2兆1485億円だった。業種別では、電気・ガス業、医薬品、情報・通信業、精密機器、不動産業が下落率上位だった。一方、上昇したのはパルプ・紙のみだった。

個別では、ソフトバンクグ<9984>が4%超の下落となり指数を押し下げた。同社は前日、自己株式の取得が終了したことを発表している。その他売買代金上位もトヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>、みずほ<8411>など全般軟調。メガバンク株は前場プラスに切り返す場面があったが、後場再び弱含んだ。マツダ<7261>や大東建<1878>は4%近い下げ。また、利益確定売りに押されたソフトブレーン<4779>や、JAC<2124>、WSCOPE<6619>などが東証1部下落率上位となった。一方、任天堂<7974>、ソニー<6758>、りそなHD<8308>、東エレク<8035>はしっかり。また、月末の需給イベントが期待材料となったHamee<3134>、ユニーGHD<8270>から投資ファンドへの売却が発表されたさが美<8201>、大幅続伸の日写印<7915>などが東証1部上昇率上位に並んだ。

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