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日経平均は反発、円安進行を好感し一時16900円台回復

相場概況
日経平均は反発。30日の米国市場でNYダウは48ドル安となったが、円相場が堅調な米経済指標などを受けて1ドル=103円台まで下落した流れを受けて、日経平均は132円高と16800円台を回復してスタートした。前場は16800円台でこう着感の強い展開が続いたが、後場に入ると円相場がやや弱含むとともに上げ幅を広げ、一時16917.86円(前日比192.50円高)まで上昇する場面があった。主力の輸出株や金融株を中心に買われ、東証1部の値上がり銘柄数は全体の7割超となった。

大引けの日経平均は前日比162.04円高の16887.40円となった。東証1部の売買高は20億8928万株、売買代金は2兆2045億円だった。業種別では、銀行業や電気・ガス業が3%を超える上昇となったほか、証券、空運業が上昇率上位だった。一方、下落したのは医薬品、小売業など4業種のみだった。

個別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株がそろって4%前後の上昇となったほか、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、任天堂<7974>などその他売買代金上位も全般堅調。村田製<6981>やマツダ<7261>は4%超上昇した。また、新潟県知事の出馬撤回を受けて物色が向かった東京電力HD<9501>や、一部証券会社の新規買い推奨が観測されたミネベア<6479>が11%を超える上昇となり、フュージョン<4845>などと東証1部上昇率上位に並んだ。一方、KDDI<9433>、NTTドコモ<9437>、NTT<9432>などの通信大手やアステラス薬<4503>が軟調。ソニー<6758>やファーストリテ<9983>は小安い。また、増資の実施を発表したイオンFS<8570>が急落し、ネクステージ<3186>、クスリのアオキ<3398>などと東証1部下落率上位となった。

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