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日経平均は反落、米利上げ見送りによる円高が重し

相場概況
日経平均は反落。米FOMCの結果を受けて円相場が1ドル100円台での推移となるなか、利食い優勢の展開。ただ、政府・日銀が臨時会合を開き円高をけん制するなか、円相場は落ち着いた動きをみせており、一時プラスに転じる局面もみられた。しかし、輸出関連が利食いに押されているほか、前営業日に上昇が目立っていた金融セクターが一服となるなか、全体としてはこう着感の強い相場だった。

大引けの日経平均は前営業日比53.60円安の16754.02円となった。東証1部の売買高は19億6332万株、売買代金は2兆2327億円だった。業種別では、証券が2%超の下落だったほか、輸送用機器、保険、銀行、不動産、その他金融が一服。半面、鉱業、海運、建設、情報通信、卸売、陸運、サービスが上昇。

個別では、円高が重しとなる格好から、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>など自動車株のほか、村田製<6981>などハイテクの一角が一服。また、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株や、第一生命<8750>など保険株が利食い優勢だった。一方で、任天堂<7974>は売り先行後に切り返している。「ポケモンGO」については、ジムバトル以外の対戦コンテンツの計画が伝えられており、押し目買い意欲の強さが窺えた。ファーストリテ<9983>は、日本銀行による上場投資信託(ETF)買い方針変更を受けて大きく売り込まれていた反動高となった。その他、ノーベル賞の自然科学3賞の受賞者が10月3日から順次、発表される。日本人研究者の3年連続の受賞への期待が高まるなか、受賞候補者に関連するバイオ銘柄の一角が動意をみせている。

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