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日経平均は4日ぶり反落、決算に絡んだ物色は活発に

相場概況
日経平均は4日ぶり反落。26日の米国株式市場は高安まちまちとなり、本日の日経平均は利益確定売りが先行して45円安からスタートした。為替相場が一時1ドル=104円台後半まで円安に振れ、日経平均は前場にプラスへと切り返す場面が見られた。しかし、一時17400円台に乗せると短期的な達成感もあり、再び下げに転じた。後場は
17300円を挟んだもみ合いが続いた。決算を手掛かりとした物色は見られたものの、商いはさほど盛り上がりを見せず、日経平均は引き続きこう着感の強い展開だった。

大引けの日経平均は前日比55.42円安の17336.42円となった。東証1部の売買高は17億
0120万株、売買代金は1兆9449億円だった。業種別では、海運業、空運業、精密機器が下落率上位だった。一方、その他金融業が3%超上昇したほか、証券、不動産業が上昇率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、ソニー<6758>などが小安く、三菱商事
<8058>やファーストリテ<9983>も軟調だった。前日に決算発表のあった銘柄では、業績下振れが嫌気されたキヤノン<7751>が3%安となり、材料出尽くし感の広がったLINE<3938>は6%安となった。導出先の開発中止が伝わった田辺三菱<4508>は7%近い下落。また、VOYAGE<3688>、航空電子<6807>、山陽鋼<5481>などが東証1部下落率上位となった。一方、第3四半期決算発表とともに通期予想を下方修正した任天堂<7974>は、売りが先行したもののプラスに切り返した。三菱UFJ<8306>、ソフトバンクグ<9984>、みずほ<8411>、JR九州<9142>もしっかり。自社株買い発表がポジティブ視されたオリックス<8591>や取引時間中に決算発表した富士通<6702>は8%
前後上昇した。また、イチケン<1847>、ユアテック<1934>、大京<8840>などが東証1部上昇率上位となった。


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