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日経平均は6日続伸、円安進行で自動車株などに買い

相場概況
日経平均は6日続伸。日本が祝日中の米国市場では、NYダウが連日で最高値を更新して初めて19000ドル台に乗せた。また、米経済指標の予想上振れや12月利上げ観測が強まったことなどを受けて為替市場で1ドル=112円台まで円安が進み、日経平均はこうした流れから166円高でスタートした。ただ、本日の米国市場は感謝祭の祝日で休場となるうえ、短期的な過熱感もあり、寄り付き後の日経平均は18300円台でこう着感の強い展開となった。日中の上下の値幅は約72円にとどまった。

大引けの日経平均は前営業日比170.47円高の18333.41円となった。東証1部の売買高は23億6753万株、売買代金は2兆6183億円だった。業種別では、鉄鋼や輸送用機器の上昇が目立ったほか、不動産業、ゴム製品も上昇率上位に顔を出した。一方、医薬品、石油・石炭製品、化学が下落率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>が売買代金トップで4%を超える上昇となったほか、富士重<7270>やマツダ<7261>といった自動車株が円安進行を受けて大きく買われた。一部証券会社の目標株価引き上げが観測された新日鉄住金<5401>は5%高となり、他の鉄鋼株も強い動きが目立った。映画「この世界の片隅に」のヒットで関心を集めているテアトル<9633>は連日の大幅高。その他売買代金上位では三井住友<8316>、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>が小高い。また、カルソカンセ<7248>は米投資ファンドによる株式公開買付け(TOB)の価格にサヤ寄せする形でストップ高比例配分となり、日本アジア投資<8518>や市光工<7244>とともに東証1部上昇率上位に並んだ。一方、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、三菱商事<8058>などがさえず、みずほ<8411>
は小幅安。信越化<4063>は2%の下落となった。また、エーザイ<4523>が競合薬の試験結果を受けて7%安と急落し、トランザクショ<7818>やヨロズ<7294>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。


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