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日経平均は小幅反落、円強含みが重し

相場概況
日経平均は小幅反落。買い戻しの動きが先行して49円高からスタートしたが、その後は前週末終値を挟んだ小動きが続いた。注目された米金融・経済シンポジウム
(ジャクソンホール会議)でイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が年内の追加利上げについて言及せず、円相場が1ドル=109円台前半と強含みで推移したこと、また米長期金利の低下を受けて金融株が軟調だったことなどが重しとなった。本日はロンドン市場が休場のため、海外勢が積極的な売買を手控えたとの見方もあった。

大引けの日経平均は前週末比2.71円安の19449.90円となった。東証1部の売買高は13億4492万株、売買代金は1兆7447億円だった。業種別では、保険業、銀行業、鉱業が下落率上位だった。一方、その他製品、医薬品、繊維製品が上昇率上位だった。

個別では、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、ファーストリテ
<9983>などが軟調で、みずほ<8411>は小安い。SUBARU<7270>は2%超の下落。
また、邦チタニウム<5727>は米国へのスポンジチタン輸出についてアンチダンピング調査手続の申立がなされたと発表して売られ、石川製<6208>やコジマ<7513>とともに東証1部下落率上位に顔を出した。一方、売買代金トップの任天堂<7974>は2%超の上昇。家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の人気が続き、材料視されたようだ。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>が小幅に上昇し、ゲーム株のKLab<3656>が活況を見せ4%超高。値上げを発表した鳥貴族<3193>は大きく買われた。また、第3四半期決算が市場予想を上回ったH.I.S.<9603>が急伸し、ヤマシンフィル<6240>やエフテック<7212>とともに東証1部上昇率上位に顔を出した。


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