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日経平均は反落、ドル・円113円割れを嫌気

相場概況
日経平均は反落。27日の米国市場でNYダウは28ドル高となり、本日の日経平均もこうした流れを受けて小幅に上昇してスタートした。寄り付き後は下値の堅さが意識されたほか、11月鉱工業生産指数を好感した買いも入り、前引けにかけて一時
22954.45円(前日比43.24円高)まで上昇する場面があった。しかし、北朝鮮がミサイル発射を準備している兆候があると米メディアが報じたことなどから、午後に入り円相場が1ドル=112円台まで上昇し、日経平均もこれを嫌気して引けにかけて弱含んだ。

大引けの日経平均は前日比127.23円安の22783.98円となった。東証1部の売買高は9億9736万株、売買代金は1兆7305億円だった。業種別では、銀行業、証券、水産・農林業が下落率上位だった。一方、非鉄金属、電気・ガス業など4業種が上昇した。

個別では、売買代金上位の任天堂<7974>や三菱UFJ<8306>が2%の下落となり、三井住友<8316>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>などもさえない。繰延税金資産の取崩しで最終益予想を下方修正した板硝子<5202>や、一部証券会社による業績予想の下方修正が観測された日水<1332>の下げが目立った。また、直近IPO銘柄として人気化していたオプトラン<6235>や決算発表のケーヨー<8168>、DCM<3050>が東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>、三井物産<8031>、SUMCO<3436>などが小じっかり。商品市況の上昇が買い材料視された住友鉱
<5713>のほか、SGホールディングス<9143>や神戸鋼<5406>の堅調ぶりが目立った。また、第2四半期が大幅増益だったミタチ<3321>が東証1部上昇率トップ。業績上方修正のCYBOZU<4776>や防衛関連の石川製<6208>も上昇率上位に顔を出した。


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